ヘルマン・プライ
Hermann Prey 1929-1998
●1954.5 J=シュトラウス『ジプシー男爵』
アッカーマン/フィルハーモニアO
シュヴァルツコップ、ケート、ゲッダ、プライ、クンツ [EMI CHS 7 69526
2]
●1954.7 コルネリウス『バグダッドの理髪師』
ラインスドルフ/フィルハーモニアO
シュヴァルツコップ、ホフマン、ゲッダ、ウンガー、プライ、ヴェヒター [EMI
7243 5 65284 2]
●1956.4 ヴァーグナー『ニュルンベルクのマイスタージンガー』
ケンペ/BPO
グリュンマー、ヘフゲン、ショック、ウンガー、フランツ、クッシェ、フリック [EMI]
ヘルマン・プライは夜警の役で出演。
●1958 ヴェーバー『魔弾の射手』
カイルベルト/BPO
グリュンマー、オットー、ショック、プライ、フリック [EMI CMS 7 69342
2]
●1959.8.6 R=シュトラウス『無口な女』
ベーム/VPO ザルツブルク音楽祭ライヴ
ギューデン、ヴンダーリヒ、プライ、ホッター [DG]
●1960? モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』抜粋
ツァノテッリ/ベルリンSO
グリュンマー、ヒレブレヒト、ケート、ヴンダーリヒ、プライ、コーン、ヴィーマン、スチュワート [EMI]
ドイツ語。プライがタイトルロールを歌っているのはこの録音だけ?
●1961 ビゼー『カルメン』
シュタイン/ベルリンSO
ルートビヒ、ムスツェリー、ショック、プライ [EMI]
ドイツ語もなかなかよろし。ルートビヒのカルメンが非常によろし。
プライのエスカミーリオなんてめったに聴けませんぞ。思わずにっこり!ウキウキします。
●1962.12 モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』
ヨッフム/BPO
ゼーフリート、メリマン、ケート、ヘフリガー、プライ、F=ディースカウ [DG]
●1963 ロルツィング『密猟者』
ヘーガー/バイエルン国立劇場O
リッツ、ローテンベルガー、ヴンダーリヒ、プライ、オッレンドルフ [EMI]
●1964.2 ロルツィング『刀鍛冶』
レーアン/バイエルン国立歌劇場O
リッツ、シェードゥレ、ウンガー、プライ、ベーメ [EMI]
●1964.3 ベートーヴェン『フィデリオ』
マゼール/VPO
ニルソン、シュッティ、マックラケン、グローブ、クラウゼ、ベーメ、プライ [LONDON
POCL-3506/7]
●1965.2 ロッシーニ『セヴィリアの理髪師』抜粋
スイトナー/ベルリン国立O
ピッツ、シュライアー、プライ、オッレンドルフ、クラス [BERLIN Classics]
ドイツ語。
●1965.3.28 ヴェルディ『椿姫』
パターネ/バイエルン国立歌劇場O
ストラータス、ヴンダーリヒ、プライ [ORFEO D'OR]
●1966 ヴァーグナー『タンホイザー』バイロイト音楽祭ライヴ
カール・メレス/バイロイト音楽祭O
リザネック、ドゥヴォラコヴァ、トーマス、プライ、タルヴェラ [GOLDEN Melodoram]
プライのヴォルフラム。
●1966.9 ロルツィング『ウンディーネ』
ヘーガー/ベルリン放送SO
ピッツ、ローテンベルガー、ゲッダ、シュライアー、プライ、フリック [EMI]
●1968.3 フロトー『マルタ』
ヘーガー/バイエルン国立歌劇場O
ローテンベルガー、ファスベンダー、ゲッダ、プライ [EMI]
●1968.6, 7 R=シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』
ケンペ/ドレスデン国立O
ヤノヴィッツ、ゲスティ、ツィリス=ガラ、キング、シュライヤー、アダム、プライ [EMI]
●1968 モーツァルト『フィガロの結婚』
ベーム/ベルリン・ドイツ・オペラO
ヤノヴィッツ、マティス、トロヤノス、ディースカウ、プライ、ラッガー [DG]
最高の伯爵はやはりF=Dか! プライのフィガロが良いのは言う必要もない。他の配役も素晴しい。
●1969.7-9 モーツァルト『魔笛』
ショルティ/VPO
ローレンガー、ドイテコム、バロウズ、シュトルツェ、プライ、F=ディースカウ、タルヴェラ [LONDON]
プライのパパゲーノは永久に不滅。無敵の夜の女王ドイテコム。
シュトルツェのモノスタトス、F=Dの弁者、ヴィーン少年合唱団員による3人の童児。
二人の騎士は、ルネ・コロと、ハンス・ゾーティン。
(プライには1966年にスイトナーの指揮で録音したモーツァルト・アリア集があるが、この中のパパゲーノのアリア3曲が絶品)
●1970 ヴェーバー『オベロン』
クーベリック/バイエルン放送SO
オージェ、ニルソン、ハマリ、シムル、グローベ、ドミンゴ、プライ [DG
419 038-2]
●1971.4 R=シュトラウス『カプリッチョ』
ベーム/バイエルン放送O
ヤノヴィッツ、トロヤノス、シュライヤー、F=ディースカウ、プライ、リッダーブッシュ [DG]
●1973.1 ピッツナー『パレストリーナ』
クーベリック/バイエルン放送O
ドナート、ファスベンダー、ゲッダ、F=ディースカウ、プライ、ヴァイクル、リッダーブッシュ [DG
POCG-3155/7]
●1974.5 フンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』
ヴァルベルク/ケルン・ギュルツェニヒO
リントナー、フク、モーザー、グラマツキ、プライ [EMI CMS 7 69669
2]
●1974.8.28 モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』
ベーム/VPO ザルツブルク音楽祭ライヴ
ヤノヴィッツ、ファスベンダー、グリスト、シュライアー、プライ、パネライ [DG]
●1974.10 スッペ『ボッカチオ』
ボスコフスキー/バイエルン国立歌劇場O
モーザー、ローテンベルガー、ダラポッツァ、レンツ、プライ、ベリー、ベーメ [EMI
7243 5 66179 2 6]
●1975 ロルツィング『ロシア皇帝と船大工』
ヴァルベルク/ミュンヘン放送O
ポップ、クラウス、クレン、プライ、リッダーブッシュ [PILZ]
●1975 J=シュトラウス『こうもり』
クライバー/バイエルン国立歌劇場O
ヴァラディ、ポップ、レブロフ、プライ、コロ、ヴァイクル、クッシェ [POCG-2877/8]
●1975.6 コルンゴルト『死の街』
ラインスドルフ/ミュンヘン放送O
ネブレット、コロ、プライ、ラクソン [RCA 7767-2-RG]
●1976.10 フンパーディンク『王様の子供たち』
ヴァルベルク/バイエルン放送O
ドナート、リントナー、シュヴァルツ、ダラポッツァ、プライ、クッシェ [EMI
CMS 7 69936 2]
●1979.4 レハール『メリーウィドウ』
ヴァルベルク/ミュンヘン放送O
モーザー、ドナート、イエルザレム、プライ、リッダーブッシュ [EMI CMS
7 69940 2]
●1980? ヴァインベルゲル『シュヴァンダ』
ヴァルベルク/ミュンヘン放送O
ポップ、キルベリー、イエルザレム、プライ、ニムスゲルン [CBS M2K 79344]
●1983.7.9 ヴァーグナー『恋愛禁制』
サヴァリッシュ/バイエルン放送SO ミュンヘン・オペラ・フェスティヴァル ライヴ
ハス、コバーン、シュンク、プライ [ORFEO]
●1995 ?? ヴァーグナー『タンホイザー』寄せ集め抜粋企画もの
クルツ、その他/シュターツカペレ・ベルリン、その他 [LC]
シャシュ、ゴルトベルク、プライ
うっとりするような美声で歌われるプライの「夕星の歌」。しかし、音程が悪い・・・
●1961.10
シューベルト『冬の旅』
カール・エンゲル (p) [EMI TOCE-7178]
●1961
シューマン『詩人の恋』
カール・エンゲル (p) [EMI]
リーダークライスOP.39も収録
●1962
シューベルト『白鳥の歌』
ワルター・クリーン (p) [LONDON F28L-28083]
●1962.10
レーヴェ/バラード集
ヴァイセンボルン (p) [EMI CDZ 25 3065 2]
●1962.10
シューベルト&シューマン&ブラームス&R.シュトラウス歌曲集
カール・エンゲル (p) [DECCA 467 901-2]
輸入盤 THE SINGERS シリーズ
長らく探していたR.シュトラウスとブラームの録音がやっと出てきました。当時のLPとほぼ同じ音源と思われます。
しかし、最も聴きたかった R.シュトラウスの「献呈」だけがカットされ違う曲に差し替えられています。どうしたことでしょうか!!
●1962.10, 64.2
シューベルト&シューマン歌曲集
カール・エンゲル (p) [LONDON POCL-3330]
●1966.10
モーツァルト/オペラアリア集
スウィトナー/ドレスデン国立歌劇場O [EMI TOCE-7296]
●1972.11
R=シュトラウス/歌曲集
サヴァリッシュ (p) [PHILIPS 422 245-2]
●1977, 78
魔王、大作曲家編曲による/シューベルト名歌曲集
ベルティーニ/ミュンヘンPO、ヴィーンSO [RCA BVCC8903/04]
以前所有していて手放してしまったLONDONレーベルのプライの歌曲集のLPに、たぶん1960年代の初めにDECCAへ録音したと思われる、R=シュトラウスの歌曲が4曲ほど収録されていました。
いつCD化されるかと首を長くして待っているのですが、私の見る限り、輸入盤を含め、いまだにお目にかかることが出来ません。それとも私が見落としているのでしょうか。
PHILIPSへのR=シュトラウスの歌曲集の録音が1972年ですから、その10年程前の録音になると思います。
10年間でプライの声は全く変わったように私には思えました。何処までも伸びて行くようなあの柔らかな響は、もう70年代のPHILIPS録音からは聴くことが出来なくなってしまいました。
そのLPに一緒に収録されていた、おそらく同時代に録音されたと思われるシューベルトのいくつかの歌曲、「魔王」や「アトラス」や「クロノス」は既にCD化されており、その頃ならではの素晴しい声と歌をいつでも聴くことが出来ます。
しかしどういう訳かR=シュトラウスが出て来ないのです。
何としても、あの頃のプライの声で、R=シュトラウスの官能的な響きをもう一度聞きたいと願わずにはおられません。特に、LPの一曲目に収録されていた「献呈」は、恐らく、これを凌ぐものはないのではないかと思える素晴しさでした。
とにかくもう一度聴きたい。LPを手放したことが今さらのように悔やまれます。
同じLPにブラームスの歌曲も数曲収録されていました。これも良かった。