●1940.4
マスカーニ/ミラノスカラ座O
ブルーナラーサ、シミオナート、マルクッチ、ジーリ、ベッキ [Nimbus]
ジーリのトゥリドゥはまさにベルカント発声のお手本。歌い崩しもなし。最高のトゥリドゥ。
ベッキのアルフィオも素晴しい。シミオナートがマンマルチア役。
●1953.1
チェリーニ/RCAO、ロバートショウ合唱団
ミラノフ、ロッジェロ、スミス、ビョリンク、メリル [RCA]
普通は埋もれがちな合唱がここではキャストと対等に自己主張している。
ビョリンクを聴くなら1959年のエレーデ盤よりこちらの方がお勧め。
●1953.6,8
セラフィン/ミラノスカラ座O
カラス、ティコッツィ、カナリ、ステッファノ、パネライ [EMI]
ステッファノが情熱的で、声も良く伸びている。シチリアーノを聴くだけで嬉しくなってくる。
●1959
エレーデ/フィレンツェ五月音楽祭O
テバルディ、コルシ、ダーニ、ビョリンク、バスティアニーニ [DECCA]
ビョリンクの調子が悪いようだ。高音が苦しそう。無理して出している感じ。
●1959
セラフィン/ローマ聖チェチーリア音楽院O
シミオナート、スタジオ、サトレ、モナコ、マックニール [LONDON]
モナコが実に良い。この声の魅力には抗し難いものがある。
●1965.9-10
カラヤン/ミラノ・スカラ座O
コッソット、アレグリ、マルティーノ、ベルゴンツィ、グェルフィ [DG]
コッソット、ベルゴンツィの美しい声。グェルフィの荒々しく強大な声。
そしてたっぷり歌うカラヤン。なかなか良いのではないですか。
●1983
プレートル/ミラノスカラ座O
オブラスツォア、バルビエーリ、ガル、ドミンゴ、ブルゾン [PHILIPS]
ゼッフィレッリ映画のサントラ。ブルゾンが渋い。