『フィデリオ』Fidelio


 ●1941.2.22
  ヴァルター/メトロポリタン歌劇場O
   フラグスタート、ファレル、メゾン、ラウフケッター、ヒューン、キプニス、ヤンセン [NUOVA ERA]

 ●1953.10.12 ライヴ(アン・デア・ヴィーン)
  フルトヴェングラー/VPO
   メードル、ユリナッチ、ヴィントガッセン、ショック、エーデルマン、フリック、ペル [FONIT CETRA]

 ●1957.5-7, 9
  フリッチャイ/バイエルン国立O
   リザネック、ゼーフリート、ヘフリガー、レンツ、F=ディースカウ、フリック、エンゲン [DG]

 ●1962.2-3
  クレンペラー/フィルハーモニアO
   ルートヴィヒ、ハルシュタイン、ヴィッカース、ウンガー、ベリー、フリック、クラス [EMI]

 ●1963.4 LD
  ローター/ベルリンドイツオペラO
   ルートヴィヒ、オットー、キング、ヴァンティン、ナイトリンガー、グラインドル、ドゥーリー [BMG]
    ゼルナー演出。(聴衆なしの舞台録画)

 ●1963.10.29 ライヴ(日生劇場)
  ベーム/ベルリンドイツオペラO
   ルートヴィヒ、オットー、キング、グローブ、ナイトリンガー、グラインドル、ドゥーリー [Canyon]
    伝説の東京ライヴ。ゼルナー演出。

 ●1964
  マゼール/VPO
   ニルソン、シュッティ、マックラケン、グローブ、クラウゼ、ベーメ、プライ [LONDON POCL-3506/7]

 ●1969.3 LP
  ベーム/ドレスデン国立O
   ジョーンズ、マティス、キング、シュライアー、アダム、クラス、タルヴェラ [DG]
    初めて買ったオペラ全曲盤。今から25〜6年ほど前です。
    当時DGは、LPでベートーヴェン生誕200年記念大全集を出していました。
    そういえば、今年(1997年)はCDで全集を出していますね。

 ●1969.3
  ベーム/ドレスデン国立O
   ジョーンズ、マティス、キング、シュライアー、アダム、クラス、タルヴェラ [DG]
    上記LPと同一演奏のCD。

 ●1970 LD
  ベーム/ドレスデン国立O
   ジョーンズ、ミリャコヴィッチ、キング、グローブ、ナイトリンガー、グラインドル、タルヴェラ [DG]
    ゼルナー演出。映画版。


 初めて買ったオペラ全曲盤が『フィデリオ』だったこともあり、オペラとしての様々な問題点は別として、非常な愛着を持っています。
 特に第2幕は、それ自体完結した宇宙を形成しており、そのラストへ向かっての途切れることの無い緊張感は、いつも時間の経つのを忘れさせてくれます。
 フロレスタンはジェームス・キング以外には考えられません。あの輝かしく張りのある声は、他の誰からも聴くことが出来ない。
 最近、メトのレヴァイン25周年記念コンサートで、最後に演奏されたのマイスタージンガーの最終場面で、ジェームス・キングがヨロヨロしながらヴァルターを歌っているのをテレビで見ました。あのヨロヨロには参りましたが、考えて見れば1925年生まれですからもう70歳を越えているのですね。それにしてもあれはよろけすぎでしたが。しかし、Asまでは余人に真似の出来ないあの声でビシッと出していましたね。一度生で聴きたかった。もう叶わぬ夢でしょう。


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