魔界八犬伝 シャダ
データイースト/PCエンジンHuカード


 

パクリからアレンジへ・・・
これだけ たくさんゲームが出てくると、必ずパクリ品が出てきます。
これ、あるゲームのパクリです。

何のパクリだと思いますか?

 

 

なんとあのイースのパクリです。
パッケージからとても想像がつきません。
主人公以外かなり手抜いてます。

◆イースってなに?


イースは日本ファルコムから発売されたARPGです。 中世ヨーロッパ風RPGで、神秘的な世界観とスピーディーな戦闘システムが 多くのユーザーに好評でした。 結構な数のイースのパクリゲームが出ましたが、 いずれも世界観まで忠実に受け継いだ パクリの領域を出てないものばかりでした。
このシャダは イースファンへのイヤがらせ 中世風のイースの世界を和風にアレンジという大冒険に挑んだゲームです、 並のパクリゲームとはわけが違います

◆たいとる
電源を入れると裸のネーちゃんが出てきます

この辺イースと一緒

◆ゲームをスタートしよう!

とりあえず村の中、 キャラクターがイヤに小さい所は ファミコン版に対抗しての事かもしれません こんなに小さいキャラですから少しぐらい動きが荒くても目立たないものですが
なんか動きがです どころかヤバイです。
ファミコン版イースよりもヤバイです
村人を良く見ると半キャラづつテレポートしてます!
Oh!ニンジャ!
村人に話し掛けてみましょう、 なにっ!すり抜けた
Oh!ニンジャ!
村人、皆ニンジャ!
和風に改造するに当たってのオリエンタルマジックに違いありません!

村人に話し掛けるにはぶつかっていくだけなんですが、
すり抜けてなかなか捕まらなかったり、話したくも無いのに、
カスるだけで強制的に話を聞かせられたりで、 非常にあたり判定が不安定です。
・・・なんだかイヤな予感がします・・・

家に入ると、老人が”たまずさ”の復活を阻止してくれと言ってきます。
引き受けると300文と 経験値をくれます。
もらったお金で買い物をしようと、店に入ると・・

♪ちゃらッちゃらららら♪ちゃららった〜♪


JAZZが流れてます
さっきまで哀愁漂う和風のBGMが一転して JAZZ!
店の親父はチョンマゲなのに JAZZ!
ここらでイヤな感じがプンプンしてきます。

わきざし200文、たけのどう120文、やくそう100文 武器と防具をそろえたい所ですが、20文足りません
ここは武器(わきざし)を買うのがRPGのセオリーでしょう。
装備が整ったので外に出てみます ”わきざし”だけだけど

◆スピーディーな戦闘システム
イースの戦闘システム
正面以外からぶつかるだけです。 ダメージを受けると、後ろにはじかれ、
壁にぶつかるまで、ダメージを与え続ける事が出来ます。

あっさりした戦闘システムですが、敵が常に複数出てくるのでなかなか一筋縄ではいきません。
半キャラずらしと言う技があり、半キャラずらして正面から 突っ込むと一方的にダメージを与える事が出来ます。

予想どうり 敵の動きも半キャラテレポート!
画面端からわいて出てきます
犬、白いゴリラ、炎に包まれた鳥、 このメンツの中では犬が弱そうだ、
半キャラずらして犬に突進!

ジョリ!ジョリ!

音はすれども、手応え無し、そのままスカしてしまう。

あれ?
もう一度突進!

・・その瞬間町の人と重なり合った記憶が”しん(主人公の名前)”の脳裏をかすめた・・
重なり合う犬と人間

ジョビ〜!!(死亡)

一撃必殺!
・・・ボクの中の時間が止まったョ・・・

キャラクターが小さい上、敵の動きも忙しなく、3歩歩いて方向転換、2歩歩いて方向転換 非常に動きが読みずらい、 さらに弾かれるという概念が無いので、
重なり合うと、一気に体力が減ります。
手応え十分(怒)

また始めからはじめる、 前と同じ仕様では芸がないので、今度は防具を選択 よりによって一番強そうな火の鳥しかいない、
またまた重なり合う鳥と人間

キョン!キョン!(ハネ返す音) ノーダメージ
・・・ナンダ!ドウナッテンダ?

呆然とする”しん”に火の鳥がどんどん集ってくる
キョン!キョン! 無敵!
このゲームは少しでも防御力が上がるとすぐ無敵状態になります。 その代わり犬にダメージを与えられません
火の鳥が雑魚ですか?凄いセンス・・・

無敵状態なので、このまま突っ走ります。
橋を渡ると、イベント発生、

「むっきさま、”けんし”だな。このくにはこの”がりょう”さまのものだ! きさまにはしんでもらう」

ぷるぷるぷるぷる(体力抜かれる音)
ジョビィ〜(死亡) イベントで殺しますか?

このイベントは体力をある程度奪われるイベントです。
レベルが低かったり、手負いだと容赦無く死にます

またやりなおし、 レベルを一つ上げて と言うか、壱レベル上がると、
弱いキャラクターは 経験値をくれなくなります。 雑魚を倒して安全に経験値を稼ぐと言った
軟弱な行為を許さない怒涛のシステムです。
これ以上レベルが上がらないので橋を渡ります、

ガボッ! なにかとすり抜ける

このゲーム進行方向がせばまって突然出てきた敵に対処しにくいです 無論ダメージを受けてます、

強制的にイベント発生

「きさまにはしんでもらう」

ジョビィ〜(死亡) キレソウデス

なんとか耐えると、
「おいっしっかりしろ」
”どうせつ”と名乗るヒゲで長髪のオヤジに介抱されます、 ありがたいんですが
なんだかイヤな気分です。

イースだとヒロインに介抱されるんですが・・

「てのひらになにかある”ちゅうのたま”だ!」
「”ちゅうのたま”をてにいれた」

 

お前、スッたんかい! 唐突過ぎるのでスったとしか言い様が有りません。

 

◆最初の謎
橋を渡って森を着きぬけていくと、道の途中に看板があります
「この場所はここから先の一番遠い場所」
むっ!謎かけです、 こいつは一筋縄じゃ行かないゼ
とりあえず看板から離れる、キーを押しすぎて、森のくぼみにはまる。

チュ〜ン。

なんだ? どうやら森を脱出した模様。 看板の意味もわからず いつの間にか解けてる謎かけ、
素敵すぎ。

掘っ立て小屋の前にな人がいます。

「ここからは”けんし”じゃないととおさないぞ
むっそれは”けんしのたま”おまえも”けんし”かおれは”しの” ここからさきはじゅつがないとつらいぞ」


”かえんのじゅつ”を手に入れた。
しの「きをつけろよ」

”こうのたま”をてにいれた 手癖の悪い主人公。

さっそく怪物に術を使ってみます。
ボウッ!
なんだかノロノロ火の玉が飛んでいきます。
怪物よりも遅いんですけど・・・

キュン!キュン! 効きません
しかもこっちの体力減ってます
どうやら術を使うと体力が減る様です。
ある程度体力が消耗するともう使えません  2発使うともう使えないんですけど・・・

◆未知の土地にて・・・
どうやら一方通行で村に戻れない模様、 仕方が無いのでここらで経験値稼ぎ
イヤに敵が強いのでセーブをちょくちょく行う事も忘れてはイケマセン、

◆セーブの概念
この手のゲームはどこでもセーブできます。 セーブと言ってもデーターを保存してくれるわけでは有りません。
電源切ったら今までの冒険がパァです。
セーブ時に出るパスワードをメモって次回、再開時に入力する画期的システムです 。
37に及ぶ文字をパッドで入力するので、パッド好きにはタマリマセン
メモ自体なくしっちゃたりした日には、また最初から楽しめます。 タマリマセン

どうやら蜘蛛みたいな敵がここで一番の雑魚のよう、経験値も他の敵に比べて多めにもらえて
結構お得なヤツです。 体力メーターが紫色に染まっているのが、気になりますが・・

体力が減ってきたのでジッとして回復・・・

◆回復法
このゲームでは主人公はジッとしていると、ゆっくりと体力が回復していきます 回復剤もありますが、
1個しか持てないため、これが通常の回復手段となります。
これが遅い、2秒に1ポイントづつ回復していくので、ある程度レベルが上がると、
体力が優に100ポイントを超すため、全回復するまで、とても充実した時を過ごすハメになります。
 

・・・回復しない・・・

どうやら蜘蛛と戦ったときに毒を食らった模様、 慌てず騒がず、
毒を食らう前の状態までロード! って、
あれ?
経験値もお金も毒を食らう以前の所まで戻りましたが、
毒の状態だけはしっかり残ってます
ナンテ、ヤナげーむナンダ!
先を急いで、次の村を探すしかありません。

きっと毒消しが売っているに違いない・・
走り回って次の村を見つけました 村の手前に赤い水溜りがありますが、今はそんな事にかまってられないので
水溜りを突っきります。

ジョジョジョジョ〜
なんだ!体力が減っていく、

ジョビ〜(死亡) ・・・なんてイヤらしいトラップ・・・

幸い”やくそう”があったのでこれで回復して、水溜りを突っきります。
ジョジョジョジョ〜
死にそうになりながらも、村に着くと、またイベント、今度は”しずの”という女の人に 介抱されます。
どうやらこのゲームのヒロインらしいです、

だって顔グラフィックがあるんだもん、
他にも顔グラフィックを持ったキャラクターはいますが、
”どうぐや”とか”くすりや”とか個性大爆発です。
話によると妹が塔の中から帰ってこないとのこと、なんか引き受ける事になったので引受けます。
体力は回復しましたが、だけはしぶとく残ってます。
これぐらいサービスしてくれてもいいと思うんですが・・

とりあえず薬屋へ直行、毒消し草、発見! 150文、 手持ち20文、・・・
高すぎます・・・
敵キャラ1匹倒して2文、まだレベルが低いのでそう簡単に倒せません、
気を抜くと即死、気が遠くなってきました。
さらにヘンな日本語を使う村の人々の会話がイヤな気分にさせます。
「”しずの”さんはむらの”あいどる”だからへんなことするなよっ」
「えー、わかんないあたし”あるばいと”だしぃー」

オマエラ何人ダ? 

・・・しばらく経験値稼ぎ・・・
回復法がヒロインの家しかないので、何度も行くハメになります、
2度目の会話がイヤに馴れ馴れしい仲良しさんになります。

けっこう装備が整ったので塔に乗り込んでやります。
黒いアシュラマン、頭骸骨(毒付き)、こうもり、
強い順です。どこかセンスがオカシイです。
通路が狭いので、正面衝突は避けられません、広い場所まで誘導しても、
画面の見えない所で大量繁殖しているらしく、画面が切り替わると後から後から出てきます。
他の敵は死んでもセーブをこまめに行っていればなんとかなりますが、
毒だけはしぶとく残ります、 毒消し代も高すぎる。

そんな時 放電の術を手に入れました。

アシュラマンに試してみます。
ビバー! おっ ダメージがかなりでかい、これで頭蓋骨(毒付き)もヘッチャラです。
むっ、来たな頭蓋骨、 くらえ!

ビバー!

あれっダメージを与えられない

どうやら頭蓋骨(毒付き)には効かない模様
・・・肝心なときに役に立たない強力な術・・・

塔の最上階にはボスがいます。 ナンダ?コノくろイかたまりハ・・・
主人公の4倍はでかくてかなり強そうです。
「”けんし”だからころす」みたいな事を言って襲いかかってきます。
4倍のでかさのくせに 雑魚と同じ
半キャラテレポート移動、
・・・完全にテレポートだョこれじゃ・・・

へこへこっ、へこへこっ
”しん”ちゃんピーンチ!

そのとき村にいた女の子の言葉が”しん”ちゃんの脳裏を横切った。
「おおかみはしっぽをかくせないってうたしってる?”しずの”おねえちゃんにおしえてもらったの」
そうか!弱点は尻尾だな!
後ろに回りこんで尻尾にアターク! ブゥッブゥッ(ダメージを受ける音)

なんだ?こっちが一方的にダメージを受けてる。

前に回って顔を切りつける、 ジョリ!ジョリ!(ダメージを与えた音)

うそつくなや クソガキャー!!!

攻撃法が分かったのでもう安心です。     

ゴガゲボ(変な声)
ヤル気の無い叫び声をあげて消えていくボス

けの(ヒロインの妹)を救出し、塔のボスを倒して、意気揚揚と村へ帰る”しん”
村に戻ると、なんか様子が変です。
ヒロインがさらわれたか?
なんだか展開がみえミエRPGはこうでなくてはなりません
助け出して主人公モテモテ

 

 

 

・・・えっヒロイン死んだって!

 

あまりにも早過ぎるヒロインの”しんちゃん”ビックリです

よく人の死で物語を盛り上げるのはずるいという意見を耳にします

ホントに中途半端なとこで出会うヒロイン (一番最初に介抱してくれたのはヒゲで長髪のオヤジ”どうせつ”です。)
ホントに中途半端なとこで死ぬヒロイン (出会って2時間足らず、この間セリフがたった2個

ヒロインをぶっ殺して物語を盛り上げるにしても死ぬタイミングはとても重要という事を感じさせてくれます
なにか急いでいませんか?
初め、哀愁漂うBGMがながれますが、、
しばらくすると 突然
ポップでノリノリのBGMに一転するのも要因の一つかと思われます
  どうやら他のステージのBGMを流用した模様
こんなイベントにBGMを使いまわしで済ます所が素敵です☆

プレイヤーの脳裏に刻まれるようなイベントと言う意味では間違いなく大成功でしょう!
こんなにマヌケなヒロイン死亡イベント他に類を見ません


 

 

村の人の話によると、”いわとのもん”に行けば次に進めるらしい、
とりあえず塔のボスを倒してお金がたくさん手に入ったので、 武器屋で2000文もする、鉄胴を買います。
これで準備は万端です。 さっそく”いわとのもん”へ

こぶんご「これはおれからのせんべつだ、もっていけ」

”おおよろい”(鉄胴より強力を手に入れた。

どうもありがとう”こぶんご”でも、君ってホントにイヤミな奴だな

未知の土地へ・・・
もちろん”○○のたま”をスってくのも忘れてはいません。

どんどん進んでいくと村につきました。 お話できません、近くの石版見ても分からない。
しょうがないので隣の洞窟の中を入って行きます。

「”けんし”だな、いかしてはおけんあのむすめとおなじところへおくってやるわ!」
ボス登場、
扇を5方向に投げてきます、 またまた”しん”ちゃんピーンチ!

ボスは前方にしか投げてきません、後ろガラ空き、安全地帯、5秒もあれば感づきます

チョット手負いだが、こんなマヌケ卑怯な奴に負けはしない!
後ろからジョリ!ジョリ! ブゥッブゥッ(ダメージを受ける音
なんだ!こっちもダメージ受けてる、
どこを攻撃しても自分もダメージ、  体力が無いので物理的に勝てません 
・・・フザケヤガッテ・・・

・・・やりなおし・・・
ボスを倒すと、牢屋にいた人が出てきます。
そうすけ「わしはそうすけ、むらのひとびとはあやつられているんようだ、 せきばんのもじはわしにしかよめん」
とか言うので、村の近くの石版までつれて来ました。

またしても怒涛のイベントがプレイヤーを襲います


「ふむふむ、なるほどそうか、これをこうして、むっ、しまった これはわなだ! このくにをた・・・の・・・む・・・」

ナニ コイツ?

BGMはおろか、効果音も無く テキスト上であっけなく死んでしまう”そうすけ”
出会ってたった3分、
しかも”けんし”のひとり・・・

・・・ギネスものだな・・・

”ぎのたま”を手に入れた。
みさかいなく、ドロボウする主人公・・

これで村の人と話ができる。 そんなこんなで他の洞窟に入ることになりました。

フとしたことから またまたボス登場! 巨大なガマガエルです!
なんかイヤにリアルだゾ、かえるフェチ!?
左右にゆっくり移動するカエル 射程距離の短い炎を吐いて来ます。

また後ろがガラ空きやんけ!

くらえ!! ブウッ!ブウッ!(一方的にダメージ)
げっ!じゃあ顔かな?

チュウ〜イン!
腹の中にワープ!
なるほど、お腹の中で大暴れってことだな、 よし!! この玉を攻撃だ!

・・・・・・・・ なんだ?ダメージを与えられません、
ならば、 火炎の術!

バシュ(ダメージを与えた音) よしっ!手応えアリ!
連射!連射! ゴウッ!ゴウッ!ゴウッ!

・・・術が尽きました・・・

3割程度、
体力が減っただけでもう術が使えない
根性無しの主人公

ボス戦は道具はおろか、ロードすら出来ません、 しかたがないのでパッドリセット、
またナガ〜イナガ〜イパスワードを入力する。(死)

またガマガエルと戦います。 お前のやることは御見通しだ! 口の中に入って 火の玉連射!    

ゴガギギョ

ここまで、 緊張感の無い 個性豊かなボス戦は他に類をみません。
後ろの通路に敵の城がみえます。 最後の敵の城に潜入だ!

この時点で大抵、最高レベルです。 最強と言うよりも、とうとう限界が来たなと考えた方が
良いでしょう
決して気を抜いてはイケマセン!

油断すると半分くらい軽く体力を削られます。

回復しようにも、全快するまで3分は余裕でかかります。
やってられません

こまめなセーブが貴方を救う! 最後の敵の城で熱い戦いを繰り広げていく”しん”ちゃん、

いよいよ最後の決戦です。 ボスは8方向に玉を吐いてきます、なんだか単純でたいしたこと無い様にみえます、
攻撃する(体当たり)と、やっぱりこっちもダメージを受けるのは
予想どうりですね。
だた、そのダメージが半端じゃありません
物理的にはギリギリ体力を残して、何とか勝てます。
やくそう(体力回復)もボス戦では、使えません

奴が吐く玉を1発でもくらうとアウトです。

シューティングゲームなんかだとたいしたことのない攻撃ですが、 ”しん”ちゃん4方向にしか移動できません、
しかもヘコヘコしてる。
拷問最後にふさわしい熱い戦いが繰り広げられます。

何十回も死んだような気がしますが気のせいです。
ボスがやられてから、ノコノコやってくる八犬士(一人死んでます)、 なんだかボスを倒せたのはヒロインのおかげだとかなんとか言って、
みんなで月を見上げます・・・ ・・・

月に浮かぶヒロインの顔・・・

哀愁漂うBGMが流れます

そして感動のエンディングへ・・・・

 

 

♪ちゃらッちゃらららら♪ちゃららった〜♪

またJAZZかい!

店で鳴ってたBGMです。へなへな力が抜けていきます。

演出センスがBATUGUNデス
・・・恐るべしオリエンタルマジック・・・