このゲーム、クリア時間は20時間ほどかかりますが、5回以上クリアするまでやり込みました。
自分個人としてはスーファミARPGで1〜2を争う、(もう一つはシャドウランです)面白いゲームです。

基本的にはダウンタウン熱血物語のシステムですが、キャラクターがリアルタイプなので、
喧嘩シーンがシャレになっていないほど生々しいので、イイ感じです。

とくに、このヤンキーRPGという独特の世界観は非常に凝っています。
街の人は全員名前が付いています。
ボディーは同じでも髪形が違っていたり、色違いだったりで、
画面に同じ人が出てくることは有りません。
他の町へ行けばちゃんと違う名前の人たちが住んでいます。
能力もみんな違います
自分と同じ名前のキャラクターもいました、はっきり言って凄いです。凄い執念です

町のそこらじゅうに転がっている、凶器も見逃せません、木刀、鉄パイプ、ゴミ箱、置き看板、学生かばん
ぶん殴っても、出が遅く威力も無いので、素手で片付けた方が早いのですが、
これらには耐久力があって、木刀で殴っていると、ちゃんと折れます、鉄パイプなら折れ曲がります、
ゴミ箱ならひしゃげます、細かい気配りがよりいっそうゲームに深みが増します。

戦闘中でも、時々、街の人が助っ人にやってきます。
「なんや喧嘩け助太刀するで」
はっきり言ってヒロシ同様役に立ちませんが、ドラマチックな演出です。
結局皆殺しにしないと戦闘終わらないですが・・・

敵の強さのバランスも
はじめはよく死にますが、ある程度レベルが上がると、
弱すぎず、硬すぎずで苦になりません、
この辺のゲームバランスは小気味良い感じです 。

演出もなかなかそそります。
とあるイベントシーンで駅裏で敵のヤンキーと待ち合わせします、

敵がしゃべっている間に、周りに一人、また1人と次々集まって、
20人くらいに囲まれます
この辺の演出が絶妙で 漫画みたいで非常にゾクゾクしました。マジです

ですがこのゲーム、非常に操作性が悪いです、ワンテンポ遅れる感じで、攻撃を繰り出します
後、この手のFF系のゲームはスーパーファミコンでは一画面に4〜5人程度までしか表示できないゲームが多いんですが

このゲーム、一人一人能力の違うキャラクターが平気で10人くらい1画面にわんさか出てきます、
スプライトがバキバキはがれ、動きもスローモーになります、
スティータス画面を開くのに3秒くらいタイムロスがかかります、
これは大変な致命傷です
先ほどの20人くらいに囲まれる戦闘シーンで、
スティータス画面を表示すると、 大変な事になります

この辺が我慢できれば、ホントにオススメゲームです!
カリスマゲームの鏡と言えましょう!

後に現行機種で移植しないかと期待していたんですが、
発売元のテクノスジャパンはゲーム業界から姿を消しました。(涙)

ポリゴンくにお、やりてえー!

*同じスーファミでも「くにお達の挽歌」は、間違っても買っちゃイケマセン
凄く辛いゲームですし、なによりテクノス色が全く無くなっちゃいました
(くにおに昇竜拳や回転頭突きなど許せません!)

初代くにおくん赤いパッケージです

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