★メタルジャケット
3Dシューティング/ポニーキャニオン


パーフェクト


今回は予備知識がないと辛いので
ポリゴンの仕組みについてお話しましょう。
ポリゴンというのは三角形の集合体です。

この三角形の組み合わせをリアルタイムに計算して、立体的に見せる手法です。
画面内の三角形をいっぺんに計算させるので、
あんまり多すぎると 、パーツが剥がれたり、アニメーション数を減らさせねばなりません

ドット絵は一枚の絵です。
あんまり複雑で多数の物体

主に森とか、草原とか
画面は後発発売のアーマード・コア
どの角度から見ても同じ形、

弾とか爆発とか、
を描く場合はドット絵の方が効率的でリアルな描写に出来ます
←アーマード・コア

一枚絵を拡大、縮小させるだけなので、
マシンパワーはそんなに使いません

このようにフルポリゴンを歌っていても、
ポリゴンとドット絵を使い分けています。

普通のゲームは・・・

メタルジャケットはポリゴンで描かれた3D空間を自由に動き回って
最大8体のロボット達がいろいろオイタするゲームです。

本編に入る前にいろいろ設定しなければなりません
めんどくさいし、間の抜けたBGMを聞いてると
ヤル気が失せてくる
ので飛ばしましょう

ゲームスタート!
ベロベロベロ

・・・ダセェ

暗闇のコックピットから次々と視界が開け
分割されたモニターが一つ一つ点いていく

様子を表現したかったらしいんですが
まるでコックピットに張ってあった新聞紙を一枚一枚剥してるように見え
非常にヘボカッコイイです

動きが怪しいです。カクカクカクカク
PSってポリゴン処理に優れていると聞きましたが、
それともこのゲーム、独特の物でしょうか?

勇ましいBGMが流れて・・
って、なにか違う・・・

しいて例えるなら
トロピカルミュージック!
マリオカートとかに流れても違和感ありません。
マンマミーヤ!

キャラは全員2足歩行のロボットなんですが、
どいつもこいつも直立したまま滑ってきます。
その足はなんのためについてるんですか?

本気でダサいキャラセンスとあいまって
一種独特の異様ロボットバトルが展開されます。

さっそく敵機発見!
「いやぁーほー」

なんのマネだ?

敵機を照準に捕らえます

「あたぁ〜く、あたぁ〜く」
間の抜けたインチキ外人風ナビゲーションが独特の世界観を盛り上げます、
この時点でゲームの目的なんかどうでも良くなってきます

基本装備のリニアガンで攻撃!

べべべべべべべべ
べべべべべべべべ


サンドイッチを飛ばして攻撃です。
サンドイッチ?
べべべべべべべべ
べべべべべべべべ

どうやらヒットしているようです。
ヒット時になにかモコモコした物が出現します。

エクトプラズム
でしょうか?

べべべべべべべべ
べべべべべべべべ

くっそー!なんてヤツだビクともしねぇ
っていうかポリゴンがゲバゲバ剥げるので、
当ってんだか、食らってんだか わかりません

そうこうしている内に他のロボットがどんどん集まってきます。

くそっ!バックウエポン(後ろにばらまく爆弾)でも食らえ〜!

みんな、ひるまず突進してきます!

役に立ちません

後ろから何か得たいの知れないをバリバリ食らってます
背景もバリバリ剥がれます

「しすてむだう〜ん、しすてむだう〜ん、」
「えまーじぇんしー、えまーじぇんしー、」

たくさんのモコモコした物体に包まれて
自機が消えてしまいます。

ヤラレタと言う事実よりも謎のモコモコした物体の方が気になります

エクトプラズム?

実は撃破時に出てくる無数の爆風はポリゴンで出来ています。
なにか不思議な生き物のようですが爆風です。

さらに
爆発音が鳴りません

気が付くと
モコモコした爆風に包まれていた
といった
非常にファンタステックな光景が広がります

破壊時の爽快感など見事なほどに皆無です。

そのかわりインチキ外人風ナビゲーションのパターンが豊富です
まさか、爆発音を削ってまで、
インチキ外人ナビゲーションに
こだわったのですか?

初期設定のままPlayしてみたのですが、
とんでもない設定になっていたようです。

今度は設定にも注目する事にします。
非常に充実しています

充実してるのは良い事なんですが、
初期設定が
クリア不可能なレベルに設定されているので
何から何まで自分に合わせた設定にしなければなりません

ネーミング

ダメージによる弊害

弾数表示

使用する機体 ダメージメーターの有無 耐久値(超重要)
ボディーカラー レーダー表示 タイム
このへんは普通

操作方法 (アシュラマン 使用

武器選択:
やはりこういうセッテイングの醍醐味はは武器選択ですね!
マニアックなゲームだけあって非常に武器設定もマニアックです

メインウエポンはリニアガンのみ、
ダメージを与えているのか非常に怪しい武器。
存在自体、忘れても何ら支障ありません

次にサブウエポンの選択です。
マシンガン、ガトリング砲、
えっ? 2種類だけ
見た目は同じですが射程距離と威力が違います。
どうせみんな張りついて消耗戦になるので威力のあるガトリングがGod!!
よほどこだわりのある方だけマシンガンをどうぞ☆

最後はスペシャルウエポンの選択
ショックボムとアクティブミサイルの2択しか許されてません
アクティブミサイルは一気に5発同時発射するミサイル
ショックボムは一直線に飛びますが威力の大きい爆弾 です

ショックボムはまず当らないので普通はアクティブミサイルです。
ショックボムはバグって動けなくなったときにしか当りません、
でもこのゲームに限ってはなにか得体の知れない物に引っかかって動けなくなる事が
そう珍しい事もない
ので 、ショックボムも良い選択かもしれません、

究極選択ですね!

BGMの選択
どれもピクニックに似合いそう楽しい曲ばかりです。
ホントにゲームの目的なんて、どうでも良くなってしまいそうです


ブーストの出力設定、 (前、後ろ、右左、回転時、
ブースト使用時前、ブースト使用時後ろ、ブースト使用時右左、ブースト使用時回転時)

出力が高いとエネルギー消費は激しいがスピードは速くなります
非常にマニアック過ぎて
最大値と最低値の設定を比べても
あまり変わりらない
ように感じるんですけど・・・

こんなに細かく設定しても
「カタイなー」程度の 個性
しか感じられないのがとっても奥ゆかしいです

次にプレイヤー以外の設定です

他の機体のボディーカラー、 他の機体の耐久値、 他の機体の武器選択
参加人数(2体から8体まで)
搭乗パイロット
どのパイロットの行動パターンも
べったり張りついてゴリ押し戦法
が信条のようです。
やっぱりカタさ以外に個性が感じられません
バッチリ訓練されてますね、頼もしいです。


その後、それぞれの機体のチームセレクト

最後にステージ選択、地形効果、コンディション

マニアにはタマリマセンね!
めんどくさい事この上ない

自機の設定はもちろん、
他の敵キャラの設定、
最終ステージまでいきなり選べてしまうので

どんなヌルゲーマーでも
その日のうちにエンディングを見る事が出来ます。

ヤッタネ!

とりあえず味方5体VS敵3体のチームバトル開始です!
町のステージを選んだら、変な戦車がボコボコ攻撃してきます。
しゃらくせぇ!
これでも食らえ!


バコ〜ン!バコ〜ン!

ちゃーん♪ちゃーん♪じゃん♪だかだかだん♪

YOU WIN

いきなりゲーム終了

戦車をいたぶってたら、あっという間に味方が全滅させてました。
ヤッター!

 

こっちの損害0匹
スゲー!

 

自分は敵を探してウロウロしてたので、
実質的には4体3です。
ナメンナ−!

 

いろいろ設定して判ったことは、
数の多いほうが絶対に勝つという法則です。
数の少ない方は始めからヤル気が無いらしく
戦わずして逃げ回ります。
キサマそれでも軍人か?

味方が多ければ、活躍する間もなく大勝利!
敵が多ければ、あっという間に全滅という ジレンマ
プレイヤーを悩ませます。

このゲームではプレイヤー機が味方より先に破壊されると
カメラモードとなって
画面中を縦横無尽に飛びまわる事が出来ます。

こうしてカメラモードで飛びまわっているとおかしな点に気付きはじめます。

メタルジャケットの後方に半透明のオニギリが連なっています。

まさか砂ぼこりまでもポリゴン?

そうです!

このゲームが他のポリゴンゲームと一線を画しているのは
他の追随を許さない完全フルポリゴン!


破壊時の爆発
はもちろん、
飛び交う弾丸
も、
Hit時の飛び散る火花も、

木の1本1本までもがポリゴンです!
コンピューターの負担を倍以上かけて
わざわざダサくしてます!


衝撃砂ぼこり
ポリゴン

キャラデザイン、スピード、爽快感
そのすべてを犠牲にしてまでも表現したかったのは
フルポリゴンの不思議な世界だったのです

まさにパーフェクトなポリゴンゲーム!

そのポリゴンで作られた爆発表現はお餅が膨らむかのごとく
とってもおいしそう!


飛び交う弾丸はサンドイッチ

その飛び散る火花はまるで闇夜を飛び交うホタル
の ごとく幻想的な光景
で、

吹き上げる砂煙は連なったオニギリのようです。

何か使い方が間違っているようでなりません。

ポリゴン以外は存在を許さず!

そんな狂ったニーズにも答える

これもプレイスティーションの
勝因の一つだったのではないでしょうか?
← ジャケットの裏面
・・・もっと他の事に凝ってほしい・・・

 

 

 



 

ちょっと違うと思う・・・