エニイ・ギブン・サンデー

アル・パチーノ

キャメロン・ディアス  デニス・クエイド


 オリバー・ストーン監督の作品として注目の映画だったですが、アル・パチーノの魅力と共に最高の作品に仕上がっています。
 「ウォール街」で経済を、「JFK」で政治を、「7月4日に生まれて」、「プラトーン」で戦争を取り上げた彼がこの作品ではプロスポーツの世界を、最新のサウンドと映像で描いている。
 アル・パチーノは私の大好きな役者の一人です。一番好きだと言っていいでしょう。
「夢の香り セントオブウーマン」は一番好きな作品です。

この映画はいきなりフットボールの試合シーンから始まります。
迫真の映像を演出しているのはプロのフットボール選手達です。
負けが続いて、中心選手が怪我で出れない。
無名の選手ジェイミーが苦境を打開するのですが、人気が出れば出るほど、どんどん傲慢になってゆくジェイミ−は、チームにとって新たな火種になっていきます。

どんなに苦しく、困難な状況になっても決して弱音を吐かず、選手達に熱い激を飛ばす監督役の
アル・パチーノ。
”ゲームは人生と同じだ、そして1インチの勝負だと気づくんだ。もし、この俺にまだ人生が残されているとすれば、それは俺が1インチのために戦って死ぬことを今でも厭わないからだ”
アル・パチーノの演説は選手達に深い感動を与え、大事なことは勝つことばかりではないということを植え付けていく。
「無駄に生きるな、熱く死ね。」 いい言葉ですね。
この演説の場面は先に挙げた「夢の香り セントオブウーマン」のラストを彷彿とさせます。
チャールトン・ヘストンがちょい役で出てきたのはびっくりしました。