ワールフォ・イズ・ノット・イナフ

ピアーズ・プロスナン

ソフィー・マルソー


昨年11月に公開されたこの映画はクリスマス映画の本命と予想された通りの興行収入を上げた。
新作が登場すると必ず、「事件」になる007シリーズだが、この大ヒットは今までのシリーズの延長線上で生まれたものではなく、独立した映画であり、完成された映画だったと思います。
プロスナンは確かにかっこいい。
しかし、中学時代から007シリーズを見てきた私は、007はショーン・コネリーなんです。
ショーン・コネリーの007シリーズは何作あったかは忘れましたが、ボンドガールの魅力的な容姿に当時はワクワクしたことを今でも思い出します。
「M」の遺作にもなった映画ですが、新兵器で一番感動したのは、やっぱりBMWでしょう。
水の中まで走るのはすこしやりすぎですが、いつもBMWは007シリーズには欠かせない道具だったような気がします。
 しかし、いつも思うことなのですが、007には弾は当たらないのです。
当たってはいけないのかもしてませんね。これでいいのかと思う反面、もう少し、冷や冷やしてもいいかなーとも
思ったりします。
 ボンドガールのソフィー・マルソーは美しい方です。大人の女性の魅力があふれていました。
父を殺してまで、愛したレナードにつくす姿は健気なものがありました。
アメリカ映画の極限の映画のような気がします。
娯楽映画なら最初から最後まで存分に楽しませようというサービス精神があふれた映画ではないでしょうか。
がっかりしたことは最後のスタッフ紹介のエンドロール場面で日本人の作曲、歌で締めくくったことです。
なんで日本人スタッフにする必要があったのか?疑問ですね。