平成13年5月発行 |
新年度の出発に当たって 監督 伊藤 四士良
新入生8人(プレーヤー7人、マネージャー1人)を迎えて、千厩高校野球部は、春の神奈川遠征では散々な内容のゲームばかりであったものの、最近のゲームはチームの特色の良く出た内容に仕上がりつつある。
(対戦成績22戦13勝9敗)昨年夏の2回戦、対盛岡中央戦で惜敗を喫したものの、最近数年来の千厩高校野球部の実力は、県下公立校の中では上位層に定着しつつあるかの感がある。しかし、年々選手の確保が思うようにならなくなり、戦力的な後退を余儀なくされつつあるのも実際の所である。公立高校として、学力と部活の両立を校是として揚げていても野球で県下90余チームの中から頂点に立つには両立という「平均思考」では不可能な面が多々あることは、常日頃指導に当たって痛感するところである。春の地区大会は、寄しくも再び千厩東高校が初戦。最近、戦力的に同等になりつつあり、苦戦も覚悟しなければならない。個々の選手の勇気と気力と知恵を結集して総力戦で勝ち取りたいところである。そして、2回戦の対大東戦には昨秋の苦い敗戦の借りを返したいところである。野球は人間がするもの。人間を離れて野球は存在せず。一人一人の「人間力」の向上に期待しながら選手の人間的成長と「野球力の向上」を一体のものと見据えて。我々指導者全員で今年も指導に当たっていくつもりである。
高い目標を揚げて 保護者会長 佐藤 富男
春の大会、夏の大会、秋の新人大会等、大会ごとに球場に足を運び、一喜一憂しながらの応援。その応援もあっという間の3年目に入りました。白球を追い胸踊らすのは野球をしている選手だけではなく、球場に来ているすべての人達であると思います。千厩高校野球部諸君、今年の夏はどんなドラマを見せてくれるのでしょうか?君たちが野球に費やした時間と汗は計り知れないものがあり、先輩から学んだこと、数多くの練習試合、遠征でふれた善意などすべてのことがチームにとっての強化材料なのです。昨年の神奈川遠征での部員の感想を聞いてみると、自分たちの力不足、レベルの違いを述べています。自分の弱点を知り、チームとしての弱点を克服して千厩高校野球部のチームカラーを出して欲しいものである。今新たに新入部員を迎え、春の大会を目指して一段と練習に熱を入れなければなりません。上級生は下級生に対して野球部員としての自覚や規律を指導してお互いの技術を磨き、高い目標を揚げそれを目指して突き進んで下さい。終わりに、今回2度目の神奈川遠征では、4試合のみでしたが部員個々人が何らかの感慨をもち、チームとしても大きな財産となって、今後の練習に取り組めるのではと思います。一人の怪我もなく遠征を終えることができましたのも、伊藤監督、今野先生、そして保護者の皆様からのご支援ご協力のお陰であります。保護者を代表して感謝申し上げます。
「湘南の春」 保護者 藤本 薫
2001年春の神奈川遠征に会長をはじめ、小野寺喜政様と同行させていただきありがとうございました。また、部長先生をはじめ、監督、副部長、コーチの皆様には年度末、年度始めという多忙な時期に、手配から引率まで大変ありがとうございました。また、会長夫人、娘さん、監督の教え子の皆様ご声援ありがとうございました。そして、保護者各位には高額な負担をはじめ、物心両面にわたりご理解とご協力を賜りありがとうございました。
四泊五日の日程の初日は、7時間をかけた移動。湘南の別荘・リゾートピア鎌倉由比ヶ浜荘に到着。二日目は、県立藤沢高校戦。前夜からのあいにくの雨でぬかるグランドを13人の部員が一生懸命整備してくれましたが、甲斐なく正午頃からの雨で試合中止。三日目は、県立鎌倉高校戦。前日来の雨でグニンドは水たまり状態。午前は、校舎と体育館を借りての練習、そして、午後はプールでの体力づくりでした。四日目は、藤沢西高校戦、やっと雨が上がり、ぬかるむグランドを藤沢西高校の監督自らレーキを引き10時過ぎに、やっとゲームができる状態まで漕ぎつきました。そして、午後は厚木東高校戦。この2試合を見る限り、負ける気がしないのに何故か点を取られる。グランドでの練習不十分は否めないが、チームプレーを期待したい。藤沢西高校のバックネット裏には、今年卒業した生徒の保護者からの手作りの応援席があり、応援の方々も大勢見えていました。話題といえば、やはり野球の話題で、ちょうど甲子園で行われている春の選抜大会の話で盛り上がり、何処も同じであるとの感想である。また、先方の保護者から、お茶のお持てなしいただき感謝いたしました。(遠方からの客の場合は特別とか)五日目は、いよいよ本命のY校である。天気は上々、バックネット裏スタンドで、放送を使っての試合に気分が乗ってきます。どこから見ても強そうに見える。結果は、やはり力の差が出て千高の惨敗。午後の県立緑ケ丘高校戦も千高らしさが出ず完敗。この悔しさをバネに、地元での本番に期待したい。
【練習試合結果】 |
| 3月28日(水) | 塩釜高 7 対 1 千厩高 | 4月22日(日) | 千厩高 17 対 2 遠野情報高 |
| 多賀城高 6 対 2 千厩高 | 千厩高 8 対 2 大迫商 |
| 4月1日(日) | 藤沢西高 14 対 3 千厩高 | 4月25日(水) | 千厩高 8 対 6 千厩東高 |
| 厚木東高 9 対 0 千厩高 | 4月28日(土) | 千厩高 9 対 1 久慈高 |
| 4月2日(月) | 横浜商業高 10 対 0 千厩高 | 千厩高 17 対 6 久慈高 |
| 緑ケ丘高 12 対 2 千厩高 | 4月29日(日) | 千厩高 6 対 5 大船渡工高 |
| 4月8日(日) | 千厩高 11 対 9 米谷工業高 | 千厩高 8 対 2 大船渡農高 |
| 千厩高 28 対 6 米谷工業高 | 5月3日(木) | 千厩高 14 対 3 雄物川高 |
| 4月14日(土) | 石巻西高 10 対 9 千厩高 | 5月4日(金) | 湯沢高 4 対 3 千厩高 |
| 千厩高 9 対 2 石巻西高 | 千厩高 15 対 7 湯沢高 |
| 4月15日(日) | 千厩高 10 対 2 古川商高 | 5月6日(日) | 千厩高 8 対 1 岩谷堂高 |
| 古川商高 4 対 3 千厩高 | 23戦 14勝9敗(勝率 6割1分) |
神奈川県遠征試合を振り返って
3年 小野寺 秀
千厩と神奈川の遠さに驚いた。バスでの移動だけでもかなり疲れたように思う。神奈川のチームは、皆好チームであった。千厩と比べると数段上であることを実感した。遠征で得られた数々の反省点をこれからのゲームに生かし、夏に向けて頑張りたい。
3年 千葉 秋寿
今回の遠征では自分達のチームの弱点を改めて確認することが出来た。それを、今後の練習等で改善していきたい。また、春季大会は地区代表に、そして夏季大会では上位を目指して頑張りいい結果を出したい。
3年 千葉 新也
神奈川のどのチームも一つ一つの動作が速く、きちんと正面に入って落ち着いてとっていた。打撃では、コンパクトな鋭いスイングで速いゴロを打っていた。この遠征で得たものを今後の試合に生かしたいと思います。
3年 藤野 翼
今回の遠征ではチームの現状がよくわかった。守備がとても甘かったし無理なプレーや無駄なプレーで大量点を与えてしまうというケースが殆どであった。攻撃面ではバントが思うように決まらなかったり、走塁のミスがあったりと小さなミスでせっかくのチャンスを潰してしまった。また、得点圏のランナーを返すことができなかった。攻守両面で詰めが甘かった。
3年 菊地 惇
今回の神奈川遠征では、8試合中4試合が雨で中止となり大変残念であった。神奈川の高校と試合をしてみて仕上がりに違いはあったものの、やはり実力に大きな差を感じました。特に、バッティングの差は歴然としていた。この経験を今後に生かしたい。
3年 高橋 慎一
神奈川遠征では、数多くのことを学んで来ました。特に真似たいのは守備です。僕は守備の時足が動かなくてエラーをしてしまいましたが、相手のどのチームの選手も足から動いてボールをさばいていました。足から動くとスローも安定するので、守備の時の足の大切さを知りました。また、遠征に行く前に打線は駄目だと言われていたが、それ以上に悪かったと思います。我がチームは外角のボールを見逃し、難しいボールに手をだしていたが、相手チームの打者はちゃんとコースによって打ち分けていた。遠征から帰ってきてみると課題が山積みであるけど夏の大会までにどんどん解決していきたいと思います。
3年 金野 初昭
神奈川遠征では、野球先進県の実力を見せつけられた気がする。実際には神奈川と岩手では、一ヶ月の練習期間の差しかないのだが、実力の差は、一ヶ月では埋められない程開いていた。守備面、攻撃面での差は明らかであった。何より、今自分達がやろうとしている機動力野球の面でもその差は歴然としており、驚きと悔しさで一杯の遠征となった。ここからは、自分達が目指そうとするもの一つ一つをクリアし、最終目標である全国トップを目指したい。
2年 小野寺 法政
今回の神奈川遠征で第一に思うことは、総合力におけるレベルの差である。体格・パワー・守備力・野球センスどれをとっても優れている。千高は、4試合で失策が20個以上もあったばかりか、攻撃面てせも三振が多く、屈辱的な全敗であった。どの試合も声が出ず、試合の流れを相手にやったままででした。また、自分のことで言うと、事前の投げ込み不足で遠征に行ったこともあり、ボールが真ん中に集まり打たれてしまった。それに比べ神奈川のピッチャーは球が速くて、コースにコントロールしていました。自分もできるように、春そして夏に向けて頑張りたいと思います。
2年 藤本 康介
自分が思っていたより、相手投手で速球ピッチャーはいなかったが、全体的に制球力に優れ、ボールがしっかり低めにコントロールされいたので自分の下から出るスイングでは前にボールを飛ばすことすら出来ないことが課題として残った。相手のほとんどの選手はスイングスピードが速くボールをしっかり叩いていた。打撃面での課題は、この遠征を通して少し分かったように思う。これからの練習で修正していきたい。また、守備面に関しては、守備範囲の狭さや、打球への反応の鈍さは勿論のこと、打球を正面で捕らえるという極基本的なプレーが正確に行えていなかった。今回の遠征で強く感じたことは、基本的なプレーがしっかり行われているチームは強いと言うことである。基本は自分の中でできていると思っていたがまだ甘かった。今後の練習で身に付けていきたい。
【当面の日程】 |
| 5月11日(金) | 春季地区(前沢) 千厩東高 |
| 5月12日(土) | 春季地区(前沢) 大東高 |
| 5月13日(日) | 春季地区代表決定(一関) |
| 5月20日(日) | (花巻南)盛四高・花南高 |
| 5月26日(土) | (水沢)水沢高 |
| 5月27日(日) | 黒沢尻工、釜石工 |
| 5月24日(木)〜28(月) | 県(二戸市) |
| 6月3日(日) | 住田高 |
| 6月23日(土) | 大船渡高 |
| 6月24日(日) | 横手工業高 |
| 7月1日(日) | 石巻工業高 |
| 7月8日(日) | 遠野高、遠野緑峰高 |
| 7月15日(日)〜25日(水) | 選手権 |
【あとがき】
今年も、保護者各位のご協力のもと、4泊5日の県外遠征を実施することが出来ました。心から感謝申し上げます。この遠征が個々の意識を高め、夏の本番に良い形でつながることを期待しております。いよいよ、5月11日から大会が始まります。ここ、5、6年の千厩高校は春は弱いが、夏と秋は、上位4つを狙える位置に来ていると思われます。あとの課題は、くじ運と精神力強化だけです。今年も、千厩旋風を巻き起こして欲しいものです。皆様の応援をよろしくお願いします。(加藤)
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