甲子園出場を懸ける第83回全国高校野球選手権岩手大会(7月14−25日、盛岡市・県営球場など5球場)の組み合わせが30日、決まった。春季県大会を制した第1シードの盛岡大附は久慈−釜石工の勝者と、春季県大会準優勝で東北大会初優勝の第2シード専大北上は一関修紅−盛岡3の勝者とそれぞれ2回戦で当たる。抽選会に臨んだ各校の主将らは対戦相手が決まり、開幕に向けてあらためて闘志をかき立てた。
抽選会は、盛岡市永井の都南文化会館大ホールで参加90校の主将、監督、部長ら約260人が参加して行われた。本抽選に先立って県高野連の木村昇会長(盛岡工高校長)が「21世紀の幕開けにふさわしい、思い出に残る好ゲームを期待する。常にフェアプレーを心掛け、練習で培った力と技を存分に発揮してほしい」とあいさつ。
今年から従来の第1、第2シードに加えて、第3、第4シードを固定。春季大会ベスト8以上のシード校に続いて残る82校の主将が予備抽選の順番に従ってくじを引き、番号が読み上げられるたびに歓声やどよめきが起きた。
選手宣誓は本抽選後に木村会長が90校の中からくじを引き、大迫の高橋和芳主将(3年)に決まった。
【平成13年7月1日 岩手日報より】 |
強豪校が散らばった組み合わせとなった。その中で第1シードで5年ぶり3度目の優勝を狙う盛岡大附と春季東北大会を初制覇し、夏2連覇を目指す第2シード専大北上の私立2強を軸とした優勝争いとなりそうだ。
第1ブロックは春季県大会出場校が5校入った。第1シードの盛岡大附を中心とした戦いとなりそうだ。盛岡大附は春季県大会4試合で40点を挙げた攻撃力に加え、課題だった守備力が向上した。盛岡中央は伝統的な機動力の高さは今年も健在。勝者が2回戦で盛岡大附と対戦する久慈−釜石工や千厩−水沢は好カード。
第2ブロックは春季県大会出場校が7校入った。伝統校や実力校がひしめく激戦区。シード校の宮古をはじめ、創立100周年を迎える福岡、遠野の両古豪。盛岡工や大船渡、花巻北、釜石南、盛岡商など公立の有力校が並ぶ。実力伯仲で好ゲームが期待できる。主戦那須野を中心に春季県大会で2年連続ベスト8入りした花泉は2回戦で水沢商−遠野の勝者と対戦する。宮古は春季県大会で公立校として唯一ベスト4入りし、勢いに乗る。昨秋ベスト4の久慈商、昨夏ベスト4の盛岡商も上位を狙う。
第3ブロックも春季県大会出場校7校が入った。春季県大会3位の一関学院を中心に展開しそうだ。投打のバランスが取れ、総合力は県内トップクラス。10年ぶりにシード権を獲得した雫石は堅い守備が持ち味。2回戦で久慈農林−水沢工の勝者と当たる。春季県大会は2回戦で専大北上に1−2で敗れたが、エース星を中心にまとまる大東も好チーム。秋春と県大会連続出場している伊保内はチームワークをてこに古豪盛岡一と初戦を戦う。
第4ブロックは春季県大会出場校が3校。東北大会で県勢30年ぶりの優勝を果たした第2シードの専大北上が実力で上をいく。主戦梶本は春季東北大会で4連続完投し、スタミナの豊富さを証明。重量打線も相手チームには圧力だ。もう1つのシード校花北商は春季県大会で盛岡大附と接戦を演じ、自信をつけた。県内屈指の左腕志田を擁する花巻東は投手力を前面に出した堅い守りで勝機をうかがう。
【平成13年7月1日 岩手日報より】 |