遙編に対する愚痴  まず泣けるというか胸にじーんとくるシーンがなかった。  まあ主人公のへたれっぷり、特に外で無理矢理やるところや遙にすると決めた くせに美月とやっちやうところなんかなめんな!って感じだったと言うのもある。  しかし、根本的になぜかと考えてみるとやはり一番悩んだのは誰?一番泣いた のは誰?と考えると主人公という気がする。  そうヒロイン達の心情というかヒロイン達の苦しみが全然表現されていない気が する。  遙は、真実を知ったときに倒れて目が覚めたときはご都合主義的に半年の記憶が なくなって修羅場となるシーンが省かれていた。  美月にしろ酔ったときは取り乱していたが最終的にはあっさりとした別れだった。  風呂場で泣いている声を聞くというシーンはあったが、そういうシーンを表立って 出さなかったのがやっぱり感動というか胸が締め付けられるような思いへと繋がらな かったのではないかと思う。  実際のストーリー的にはぐっとくるシーンはいくつもあると思ったが実際にヒロイ ン達の心情が描写されてなければ感動もしないし痛くもないや・・。  主人公に感情移入できればもう少し違った感想になったのかもしれないが・・。