Kumiko Report 0/09/2017
第18回アイルランドツアーNo4
 

8月25日 バレン高原モハーの断崖

アラン諸島イ二シモア島をあとにして、リマリック市へ。



途中で絵葉書に出てきそうな家(たぶん絵葉書になっている)の前を通る。



バスの中から。人間より羊や牛の数が多い国ではあるが、。今年はいやに牛の姿が多い。



石灰岩で覆われたバレン高原では、太古の民族が自然石をたてたドルメン(墓)があり、巨人のテーブルと呼ばれている。見渡す限り石灰岩の大地が広がるこの地に立つとまるでどこか別の惑星に降り立った気分になる。

英国がこの地に侵攻したした時、「人をつるす木もなく、溺れさせる水もなく、生き埋めにする土もない」と、司令官であるクロムウエルに報告したそうだ。






巨人のテーブルから5分位のレストランで昼食。このツアーは最後までそうだったが、昼食はほとんどの人が「Soup of the day(今日のスープ)」をたのんだ。朝は、豪華がアイリッシュブレックファストだからパン付きスープがちょうどいい。スープもいろいろあり美味しい。



レストランの周りは牧場で、特に裏の牧場
には、顔と脚が黒くてとてもきれいな羊が
いた。

アイルランドで一番観光客が多いと言われるモハー(廃墟になった崖)の断崖。海上から200メートルもある断崖絶壁。かって要塞として使わていたが、18世紀のナポレオン戦争で廃墟になった。




お天気が悪いと見えないこともあるが、今回は晴天に恵まれた。



8月26日 リマリック
この日は、私が短期留学していたリマリック市に宿泊。
シャノン川の岸辺に1210年に建てられたジョン王のリマリック城。



シャノン川は英国を含め一番長い川と言われる。

その岸辺にある条約の石。
1691年ウイリアム3世が和睦しカトリックの信仰の
自由を認めたリムリック条約のシンボル。

しかし英国はすぐこの条約を破ったため裏切りの
シンボルでもある。

私が下宿していた近くは、ピューリツア賞を得たフランク・マッコートの「アンジェラの灰」の舞台。フランク・マッコートは、10歳で米国にわたる。「アンジェラの灰」は映画にもなり、私が1998年下宿していた時撮影が行われた。アイルランドの影を表現しているいい映画だ。



↑「アンジェラの灰」記念館

聖メアリー大聖堂でサンドラ・ジョイスとのコンサート。




サンドラは1996年私がリマリック大学に留学して
いた時のバウロンの先生。

2004年「横井久美子35周年記念コンサート」に日
本にゲストで夫のナイル・キーガンと共に出演して
くれた。

この大聖堂は、ガイドブックにも載っている1172年
に建てられた800年を超えるリムリックの最古の建物。
こんな由緒ある大聖堂でコンサートができるのは、
一重にサンドラのおかげ。



ナイル・キーガンは、木館のアイリッシュフルートの名手。この日、アイリッシュフルートのソロをしてくれたが、素晴らしかった。

私はサンドラの無伴奏で歌う歌が大好き。

ゲール語で無伴奏で物語を歌う様式を
「シャーンのノスシンギングという。


サンドラもナイルも無欲な人たちで、
私がCDを作ばといってもまたね!返事。

ところが今年は違った。
秋ころ出来上がるそうだ。

以前、ツアーに出かけられてサンドラの歌に魅了
され、CDが欲しい方は来年のツアーで買ってき
ますので、
欲しい方はご連絡下さい。

                                                                                                                                              
この由緒ある教会でツアーに参加された方たちで「ふるさと」「アイルランドの子守歌」「よみがえれわが大地」を歌った。その中で、2日前にティンフォイッスルを買った人とリピーターの2名と3人が間奏部分でティンフォイッスルを吹いた。とってもよかった。



「こんな立派なところで私たちが歌ってもいいのですか?」と謙虚な人もいたけれど、どんな場所でも歌う、2日前に買ったばかりでも吹くというチャレンジ精神が私は嬉しい。また、素晴らしいと思う。音楽は音楽という手段をつかって人と人がつながる、交流することだから上手下手は問題ない。



最後の「アイルランドの子守歌」はナイルがフルートで入ってくれてセッションができた。このあと、パブで、サンドイッチを食べながらお二人と交流。楽しかった。
二人と別れて私たちは一路、最後の宿泊地ダブリンへ。


2017年9月7日    
横井久美子      写真 前田孝子