Kumiko Report 01/jUN/2017
かわさきおやこ劇場コンサート

5月25日26日の二日間、かさわきおやこ劇場の主催でコンサートをして頂きました。



1996年にはじめて神奈川県のおやこ劇場に出演させてもらって21年目。音響・照明・バックミュージシャン付のコンサートを主催してもらうのは、とても嬉しい。フロアコンサートもその良さがあり、私がは好きだけれど、ホールコンサートは、歌手として醍醐味がある。


この日は、ギターの安田さん、マンドリン/パーカッションの北村さんと3人のステージ。リハーサル時間がとれなくて、当日、早くから楽屋で3人のリハーサルをし、音響・照明のために舞台でリハーサルをし、本番で歌いと、過激なスケジュールだった。

それでも一日目は大丈夫と思っていたが、前日の3回の演奏に、一晩寝ると二日目は声が出るかとても心配だった。でも大丈夫だった。
ボイストレーナーについて7年目。やっとその成果が実ってきているのを実感、確認できたコンサートになった。

歌うことに命がけの私にとってこんな嬉しいことはない!それも、照明・音響バッチリの舞台で!
素晴らしいミュージシャンと一緒で!

一部は、
赤い花
模様の
ドレス

一部は自転車にのってなどの生活の歌中心。

二部はブルーのドレスで、世界の歌。
♪ナマステ(ネパール)
♪マララ(パキスタン)
♪おなじ空おなじ子ども(アフガニスタン)
♪戦車は動けない(ベトナム)
♪辺野古の海(沖縄)
♪私の愛した街(アイルランド)
そして、♪戦争入門♪赤い椿と青いげんぼし♪歌にありがとう

客席にも大人や青年もいたが、この日は高学年例会。小学校高学年の子ども達にはムツカシイかもしれない。でも、音楽は伝わる。大人が一所懸命下記の手紙のように「汗を流して」歌っている姿から
絶対何か伝わり子ども達の心に残ると思う。



最後は、「世界中の愛をあつめて」で皆さんに舞台に上がってもらって歌った。



子ども達や青年たちがジャンジャン舞台に上がってくれ、振りをつけながら歌ってくれた。あるお母さんが「なぜか分からないけれど、舞台でこの歌を歌う子ども達をみて涙があふれた!」「何だろう!何だろう!」と言っていた。



かさきおやこ劇場では、このコンサートを成功させるために事前交流会をしたり、横井について研究?したり、歌について話したりとコンサートへの期待をみんなで高めて、コンサートを迎える。

事前交流会で私は、芸能界を辞めて歌い始めた頃の話しもした。私の話しを小学校5年生の女の子がメモした紙をお母さんが見せてくれた。

「小学校の頃から声がきれいと言われていた」
「音楽を売り物にしない」
「横井さんの歌は、自分の生活からの歌、困っている人の歌、海外の歌、三つに分類」
「沖縄には日本の70%くらいの基地がある」
「サチコール村に行くときはえんぴつ1本ノート1冊180人に持って行く」
「横井さんの歌声はきれいだと思った」

私の話を聞きながらこれだけメモしているってスゴイですね。これがかわさきおやこ劇場の子ども達です。

劇場ではコンサートの看板も子ども達がつくる。
右の看板は二日目を主催した子ども達がつくった。

一日目の看板をつくった子ども達がコンサート
終了後、私にかわいい字で手紙をくれた。

「今回の立て看板の当番でサークルの友達と頑
張って作りました。本当は横井さんにもって行って
もらいたかったけれど無理なので写真立てにしま
した。もらって下さい」


別の少女は
「毎回毎回汗を流してまで歌ってくだ
さってありがとうございます」

また別の少女は
「自転車のってが大好きです。ギターはリズムがあ
って頭の中に曲が残りますね」


手紙の入った袋を開けたら彼女たちが作った看板が、本立てに入っていた。3人の顔写真と一緒に。

二日目5月26日、私は73歳の誕生日を、こういう子ども達とそれを支える大人たちのいるかわさきおやこ劇場の舞台で迎えた。私は本当に幸せだと思った。この幸せを持続するためにもっといい歌手になりたいと思った。かわさきおやこ劇場のみなさま、こんなに幸せを私に与えて下さって本当に嬉しいありがとうございました。



2017年6月1日
横井久美子         写真 前田孝子