Kumiko Report 3/jUN/2017
サチコール村訪問記②

12月21日(水)サンギートホールフェスティバル

この日はサチチ-ル滞在メインの日だからとても忙しい。

朝9時。今日の豚肉まつりの犠牲になる豚が引き出されてトサツされる現場を見る。


豚は自分が今日の生贄になるのが分かっているのだろう。ちょっとやそっとでは、出てこない。
足を縛り引きずり出されたる時の鳴き声は今も耳に残っている。この鳴き声に茂木さんが涙を流していた。

生贄はこの場所で首を切り落とされ、
サンギートホールの下の広場に運ばれ、
毛を落とすために焼かれていた。

残酷な行為だけれど、私たちはこうした
過程を見ることもなく、きれいにラッピング
された豚肉を食べている。

動物でも、野菜でも、私たちはその命
をただいているから生きていられる。


この豚肉に香辛料を合わせ村人たちがフェスティバル開始に間に合うように煮込んでいる。



それが終わると、私たちは学校へ。



「サンギートホールを支える会」に支援金を寄せられた方たちから「サンギーホール教育基金」5万ルピー(53000円)を校長先生に渡す。これは、中学2年生から遠くの中学に行くため下宿が必要で、その下宿代がないため中学に行けない子ども(特に女子)の下宿代として毎年支援している。



このあと、今回参加された方たちからノートとボールペンを一人づつ180人に手渡す。


サンギートホールでは、バジさんと村歩きをして帰られた前島住職がサンギートホール支援者名をきれいな字で書いてくださった。2016年度の新しい支援者は51名。そのお名前をロフトに下に書く。今までの支援者は、これで合計286名になった。5000円の支援金をいただいた方はここに名前がj書かれる。早く300名にならないかなぁー。



そして、午後一時、いよいよサンギートホールフェスティバル開始。
まずは、マガールっ子バンドの演奏。手前にギターを弾く子どもたちがいる。国歌とレッサンフィリリを演奏し、みんなで歌う。



村人のお客さんもだんだん集まってきた。



そのあと、私は、OKバジさんに通訳をして
頂いて、今年3月に出版した「村人総出で
つくった音楽ホール」の本の説明をした。

写真を示したりして、この本はサチコール村
の人たちの素晴らしさに触れて書くことが
できたと本ができたことのお礼を言った。


村人たちはうなずきながら、私の話を聞いてくれた。



そのあとは、お手玉ゲーム。青森県深浦市の佐藤英子さんが作ってくれて、ここでみんなで手縫いして仕上げたお手玉。お手玉遊びを教えようとしたが、勝手にいろいろ始めたので、お手玉渡しのゲームを考案した。

「レッサンフィリリ」を歌いながら手渡しし、最後に一つだけ持っている子が勝ちで、ゼロでも二つでも負けにした。勝ち抜きにして勝った子どもに飴玉一コをあげるという簡単なゲームだったが、盛り上がった。



だんだん慣れてくると年上の賢い子どもがズルをする。そのズルが分かって更に盛り上がる。バジさんも参加され、私の隣にいたが、バジさんがズルをして、私は負けてしまった。皆大笑い!


さて、この後は、サンタクロースからの
プレゼントとくじ引き大会。

前島住職がサンタになりプレゼントを
持って後ろから出てきた。



前日、65軒分のプレゼントをみんなで袋詰めした。お手玉やお菓子などなど。

ワシントンの娘の長男の古着をいっぱい。佐藤英子さんのお友達である長坂さんが作って下さった素晴らしい袋。本などいろいろ入って45点あったが、やっぱりハズレがあるのはよくないと、皆さんが気が付き、それぞれ手持ちのTシャツがタオルなど工面して65個作ることができた。

ダンさんもハズレがあるので困っていてバジさんに相談していたそうで、本当にサチコール村は平等でなくてはいけない村。そのことに更に感心する。

横井事務所に青森から送られてきた長坂
さん手作りの青い袋は、とっても素敵で
私たちが欲しいねと言っていた。

その袋をもっているお母さん。

ゲームやサンタの贈り物が終わって、いよいよ外で豚肉まつり。



みんなおもいおもいに座り、目の前には葉っぱのお皿に入った豚肉とロキシー(焼酎)
↑左から湊川、波田野、井浦、ビンさん         ホーさん、前島住職、茂木さん

ダンさんとバジさんに囲まれて。

お母さんたちも喜んでくれた。土と石の村でお母さんたちの赤いスカーフの映えること!



この後、村人たちが歌ったり踊ったり楽しんでいた。
明日は、村を下山して、ポカラへ。ポカラでは、思いがけない出会いがあった。

2017.1.3
横井久美子                     写真 前田孝子