東京から仙台まで

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ワンダースワンの旅

38.海は天国 スワン探しは地獄
〜いわき編(2)〜


前回までのあらすじ
東京から仙台まで、海沿いの町々を、ワンダースワンのソフトを買いながら旅する企画
“tv-game.com的ワンダースワンの旅”
前回、泉駅からバスで、小名浜へとやってきたゲイムマン。
泉と小名浜で、2本のソフトゲットをもくろみつつ、小名浜の町を歩き始める。


小名浜(おなはま)
小名浜駅は貨物専用の駅ですが、
駅舎は旅客営業をしてもおかしくないような
感じです。海辺の観光駅によく見られる
シュロ(?)の木も立ってますし。
今日は日曜(3月11日)ですが、
コンテナの積み下ろし作業が行われていました。
駅の裏手は小名浜港。
とりあえず朝食をとろうと思い、
いわき市観光物産センター
「いわき・ら・ら・ミュウ」へ。
朝早くから大勢のお客さんが訪れていました。
外はこのように、おさかなセンターになっていて、
中はおみやげ屋さんとレストランが並んでいます。
遊覧船の乗り場もありました。

観光コーナーには、福島県内の観光施設のパンフレットが置いてあります。
今後立ち寄る予定の、スパリゾート・ハワイアンズの割引券をゲット!
2階には、ちょっとした郷土資料館もありました。
小名浜駅って、以前は旅客扱いもしてたんですね。
レストランで海鮮丼を食べました。おいしい。

ゲイムマンは小名浜で、ソフトを入手できるのか?
この続きはCMの後で!



10時を過ぎて、さらに人が多くなってきました。
カップルも目立つようになりました。

いわき・ら・ら・ミュウのホームページはこちら。
ら・ら・ミュウは、小名浜港の
1号ふ頭にあるんですが、
この1号ふ頭から2号ふ頭にかけての区間が、
観光用に整備されていました。
ボードウォークもある、
雰囲気のいい歩道です。
いわき市の鳥・カモメも羽を休めています。
2号ふ頭には、昨年オープンしたばかりの
アクアマリンふくしま。
総ガラス張りのモダンな水族館です。

こっちは、ら・ら・ミュウよりさらに人気がありました。
後ろの駐車場から、絶えず人が歩いて来ます。
入場券(\1,600)を買う列ができるのはもちろん、
入場するのにもちょっと並びました。
こんだけ混雑すると、ほかのお客さんを見ているだけでもけっこう楽しめます。
ビデオカメラってずいぶん普及しましたね。

エントランスを入ると、まず「海・生命の進化」コーナー。
「化石」と「生きた化石」がまとめられています。
エスカレーターで4階へ。
ガラスの屋根を通して、光が差し込んでくるこの階には、
川や池といった自然環境が再現されています。
木もいっぱい生えてて、いい感じ。

3階は、アザラシやトドなど海獣のコーナーや、熱帯アジアをイメージした温室。
ここにも自然光が入ってきます。
2階にはサンマの水槽。サンマは飼育が難しいそうで、
水槽内でのサンマの繁殖は、世界でもほかに例がないとか。

そしてこの水族館の目玉、黒潮と親潮の大水槽。
福島の海は、黒潮と親潮が交わる潮目の海で、
暖流・寒流それぞれで暮らす魚が、集まっているのです。
大水槽はそれを再現したもの。
黒潮大水槽と親潮大水槽の境目に、三角形のトンネルがあり、
海底から潮目の海を見上げることができます。
横浜八景島のアレみたいですが、アレと違って壁面がまっすぐで、
ゆがみがないのが特長だそうです。

アクアマリンふくしまのホームページはこちら。

なかなか楽しくて、明るい雰囲気の水族館でした。
外に出ると11時45分。
これは「うみつくし」。
海底までつながっている伝声管のようなもので、
耳を近づけると、波の音が聞こえます。
海に浮かぶシーサイドデッキでひと休み。
次の目的地は、対岸に見えるあの塔です。
今、正午のサイレンが鳴りました。
崖のようになっている
小名浜港トンネルを横目に見て、
きっつい坂道を上っていくと、
12時36分、いわきマリンタワーに到着。
高さは59.99メートル
たった1センチをごまかさないところが、
正直というか何と言うか。
入場料\320。
館内に『セントエルモスファイアー』が
流れてました。私の世代には懐かしい曲。

エレベーターで展望室へ。ここまでは普通のタワーなんですが、
ここの展望室には、ちょっと珍しい特長があるのです。
何と、展望台から階段を上がって、
外に出られるのです。
さえぎるガラスがないので写真も鮮やか。
眼下に広がる三崎公園。
右に目を向けると小名浜の市街地です。

三崎公園を歩いてみました。
いろんな場所から海が見え、公園全体がビューポイントといった感じ。
その公園の突端にあるのが、三崎潮見台。
海に突き出した展望台です。
水平線はどうしてこうも
人を魅了してしまうのでしょうか?

13時35分、市街地に向かって引き返し始めます。
でもすぐ移動アイスクリーム屋さんを見つけたので、コーヒー味を買って休憩。
何しろ腰が不安なので、無理使いはできません。マイペースでいきましょう。

小名浜駅バス停に戻ったのが14時30分。
潮見台から市街地に来るまで1時間。ちょっとマイペース過ぎました。
さあ、スワンを探しにかかりましょう。
まずはショッピングセンターへ。でも玩具売り場がありません。
古本屋でスワンのソフトを発見! でも中古だけ。

ただしこの古本屋は、ファミ通のTOP30の協力店リストに入っていたので、
注意深く探せば、新品もあったのかもしれない。

ヨークベニマルへ移動。ヨーカドー系列だからと期待してたのですが、
思っきしスーパーマーケットでした。
例によってキットカットと、ハイソフトを買いました。

そもそもここには、ワンダーGOOがあるはずなのです。前もって調べていたのです。
でも、「小名浜字東田」という地名が、地図のどこを探してもありません。
住所は「東田70-1」。地図上の近い数字の番地、
「小名浜77」と書かれた場所に行ってみましょう。
ありました! おもちゃ&HOBBY BAN BAN!
・・・BAN BAN? でもいいや、スワンさえあれば。
八日市場や、シザイズリーグの南伊東で見つけた店の系列ですね。
さあ、この店にスワンがあるかどうか、行ってみま・・・

閉店してやんの。
シャッター下りてやんの。

市街地を1周しましたが、結局スワンは見つかりませんでした。
15時38分、福島銀行バス停に来たとき、
ちょうどバスが来たので乗っちゃいました。

15時50分、泉駅の一つ手前、定の田バス停で下車(\260)。
今朝見つけたヨークベニマルに入ります。
泉のスワンを手に入れるためです。
店内BGMが、ZARDの『君がいない』。
いないのかワンダースワン!?

結論から言うと、いませんでした。
小名浜と違って、このヨークベニマルは、
ゲームコーナーあり、ランドセルあり、マクドナルドあり、CD屋ありという
かなりイトーヨーカドーに近い感じの店舗だったのですが、
それでもゲーム売り場はナシ。

16時13分、泉駅に戻ってきました。
さあ困った。記録が途絶える。
今までなら、隣の駅前で2本買って、
ここまで歩いて記録をつないでいたところですが、
まずいことにこの泉駅は、両隣どちらの駅からも離れていて、
とてもじゃないけど歩けないのです。
とりあえず泉は保留にして、次回までにワンダーGOOの場所を
もう一度調べ直しておくことにします。

いずれにしても、小名浜で見つからなかったので、
継続中の記録のうち、「連続入手記録」はストップ。
河原子から植田まで、13で止まってしまいました。
「常磐線内連続入手記録」は、水戸から続いて植田まで15なんですが、
泉で入手できないと、これも止まってしまいます。

24分の下り電車に乗ります。
田園地帯。右手に工場の煙突。すぐに山に入り、トンネルに入ります。
トンネルを抜けると再び田んぼが広がり、工場、そして住宅地に。
アパート・マンションもいくつか見えます。
電車は次の湯本駅に止まりました。

 
湯本
16時30分、湯本駅着(\190)。
その名のとおり、ここは温泉街で、
県下屈指の観光地です。
私も行きたい観光名所が二つほどあります。
でももう午後4時を回っているので、
観光は次回回しにして、
スワンの確保を優先させることにします。
駅前の像。

南にちょっと行ったところに、ハローマックがあるはず。レッツゴー。
歩いているうち、商店街にファミコンランド湯本店を発見!
しかし「1月31日をもって閉店致しました」とのこと。
県道56号をさらに南下。
あった! ハローマックです。
時刻は17時33分。
駅から30分以上歩くとは。
腰に加えて、右足もそうとうキテます。

ゲームボーイ、ニンテンドー64が中心で、
プレイステーションとワンダースワンが少々。植田店と似た状況です。
ハローマック湯本店で、
『元祖じゃじゃ丸くん』を
\399(本体\380)で入手!

大特価でした。
さて、来たからには当然戻らなくてはなりません。
バス停があったので、望みを託して時刻表を見ると・・・

1日1本かよ!
しかも午前9時57分かよ!

と、バス停に三村ツッコミしてみましたが、
それでバスが来るわけじゃないので、
(来たら逆にコワいですけどね。三村ツッコミしたらバスが来るバス停)
おとなしく、来た道を引き返しました。
18時21分着。40分強かかっちゃいました。
距離的にはそんなでもないんですが、細い道で交通量が多く、
歩道もないので、車を避けながら歩かなくてはならず、時間がかかったのです。

今日はもうこれ以上進まず、帰ることにします。
特急を1本やり過ごして、48分発の各駅に乗りました。53分泉駅着。
ロッカーから荷物を取って19時23分のスーパーひたちを待ちます。
泉駅にはコンビニがあるので、そこで弁当も調達できますからね。

と思ってたら、コンビニに弁当ありませんでした。さあ困った。
覚悟はしてましたが、やっぱりこの時間、車内販売に弁当はありません。
さっき買ったハイソフトが残ってたので、これを食べて飢えをしのぐことに。
“飢え”ってほどでもないですが。
あとは寝るに限ります。

21時36分、上野着。
駅のサンディーヌがまだあいてて良かったです。
スパゲティミートソース。


前回から約1か月経った4月7日、またいわき市へ行くことにしました。
いつもの9時ちょうど発スーパーひたちなのですが、今回は指定席。
斜め前の人がファミ通読んでます。
しかも携帯の着メロが、『FF』の戦闘終了のファンファーレ。
もしかしたらこのサイト見てるかも。5号車の4Bにいたのが私です。

勿来の手前で、右手に白い砂浜が。
関に入る道にあったゲートも、車窓からはっきりと見えました。

前回は夜に通ったので景色が見えなかった植田−泉間。
山の中で、線路に並行して細長く田んぼがのびています。
両サイドのゴルフ場も、ちょっとだけ見えました。
特に左側のは、入口に書いてあるゴルフ場の名前まではっきりと。

 

さて今回は、再び泉からスタートです。目指すはワンダーGOO小名浜店。
ワンダーGOOのホームページで地図を確認したので、多分だいじょうぶかと。
11時19分、駅に到着して、30分に駅前を出発。まずは県道15号線を東へ。
ヨークベニマル前通過11時35分。県道20号と交わる滝尻交差点通過41分。
51分、北へ曲がって、国道6号線に入ります。
前回、湯本の県道56号線で、歩道のないところを延々歩いて、コワかったので、
この6号線には果たして歩道があるのかどうか、心配していたのですが・・・、
ありました。良かった。
ちょうど貨物線の線路をまたぐ高架橋で、
小名浜の工場地帯が良く見渡せます。

南富岡トンネルにさしかかったところで正午。
遠くで工場のサイレンが鳴りました。
トンネル内にはさすがに歩道はありませんでしたが、
その頭を越える細い道が、先に通じているようです。
ずいぶん立派な神社があったのでお参り。
「勝運の神様 鹿島神社」とあります。
桜は三分咲きといった感じ。
東京ではもう葉が出ていましたが。

再び国道6号に合流。歩道はさらに広がり、街路樹まで立ち並ぶほどに。
遠くのほうにコジマ電機の看板を発見!
ほかにも郊外型の店舗が並んでいるようで、スワン発見に大きな期待が。
藤原川・南富岡橋を渡ったのが12時22分。
道路には「東京から191km」のキロポスト。

「次の信号右折 SUPER CENTER」という看板が出てます。
見てみると、右側に大きな建物がありました。
あれ? その隣の建物・・・
ワンダーGOOだ!
ということで12時37分、
無事ワンダーGOOに着きました。
ちなみにSUPER CENTERは、
道を挟んだ手前側。

プレイステーション、PS2、ニンテンドウ64、ドリームキャスト、
ゲームボーイ、そして初登場、ゲームボーイアドバンス! ・・・のソフト。
ネオジオポケット、ワンダースワン。
あと、書籍、音楽CD、携帯電話、マイライン申し込み、toto。
いろいろやってます。
駄菓子も売ってます。先週、別企画で立ち寄った
足利のワンダーGOOでも売ってたので、
GOO全体で駄菓子屋を始めたのかもしれません。
ワンダーGOO小名浜店で、
『ミスタードリラー』を
\4,599(本体\4,380)で入手!

ちなみに足利では、『ウィザードリィ』を買ってます。
オールアバウトさんで仕事やってる関係で、
これからは新しいソフトを積極的に買っていこうと思います。

さてここからです。私、バス会社のホームページもチェックしておりました。
常磐交通のサイトによると、この辺りにはバスが1時間に1本、
湯本駅まで出ているらしいです。
まだ湯本までは結構距離ありますし、バスに乗れたらありがたい。
12時52分、GOOを出てバス停を探しました。
裏の広い道(県道66号)で、ほどなく「大原バス停」を発見。
次のバスは、13時ちょうど、いわき駅前行き。
湯本に行くのかどうかはわかりませんが、
どのみちこれに乗らないと、どこへも動けません。
4分遅れで来たバスに乗り込みました。
バスはコジマ電機前の交差点へ。
まっすぐ進めば湯本駅、右に曲がればバイパスに行っちゃいますが、
果たして、・・・?

ゴールの仙台まであと
34駅


今回のルート

購入したソフトについて
『東京魔人学園符咒封録』 アスミックエース
『魔人学園』シリーズのキャラを使ったカードバトル。
ルールが複雑で取っ付きは悪いが、このカードゲームは
よくできている。チュートリアルやヘルプも充実。
オカルト的な世界観やストーリーも個人的に好き。
『ライムライダー ケロリカン』 バンダイ
『パラッパラッパー』の松浦雅也氏の作品。
スワン本体を斜めに持ってプレーするリズムアクション。
『パラッパ』同様、ケースや取説に遊び心がある。グラフィックも良い。
付点八分音符が頻繁に出てきたり、
どこに休符が入っているか見た目で判別できなかったりと、
見た目の明るさに反して、ちょっと人を選ぶ難度。
運とカンで進むゲームになってしまっている。惜しい。
(『リング∞』『誕生Debut』『CLOCK TOWER』
 『デジタルパートナー』『HAROBOTS』
 『じゃじゃ丸』『ミスタードリラー』は次回以降でレビューします)


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ゲイムマンが夏を満喫!?

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