東京から仙台まで

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ワンダースワンの旅

26.ああ人生にスワンあり
〜水戸・ひたちなか編(1)〜


前回までのあらすじ
東京から仙台まで、海沿いの町々を、ワンダースワンのソフトを買いながら旅する企画
“tv-game.com的ワンダースワンの旅”
前回大洗をひと回りしながら、結局ソフトを見つけられなかったゲイムマン。
今回は水戸で起死回生を狙う。


以前、香取に行ったとき、駅名標の横に『ゲームでキャイーン』置いて、
「天声トリオ」って写真撮ったんですけど、
こないだ、本物の『天声慎吾』が、香取神宮まで行ってましたね。
放送作家のかたが、このページを見てネタを思いついたんじゃないか、とか
ひそかに思ってたりするのですが。

(影の声)それはない。

さて、またまた忙しかったり、天気が悪かったり、オリンピックに感動してたりと
いろいろあって、1か月ぶり(10月7日)のスワン旅であります。
9時ちょうどのスーパーひたちで水戸へ。
11両編成だったので、座席には若干の余裕あり。
 
水戸

10時14分、水戸駅着。さっそくスワンを探しに行きましょう。
特急で来て、着いてすぐ探索できるって便利ですね。
まずは駅ビルのエクセルへ。
駅から一歩も出ないでスワンをゲットしたら記録ものでしたが、
・・・世の中そんなに甘くありませんでした。
というわけで、水戸駅の外へ。
このスワン旅で訪れた駅の中では、
文句なしに最大の駅です。
考えてみれば、駅ビルのある駅自体初めてですし、
県庁所在地の中心駅も初めて。
スワン旅のルート全体をとおしても、
水戸駅のほかは、ゴールの仙台駅だけです。
駅前には、思わずひれ伏したくなる(?)
水戸黄門様の像が。

駅前の丸井に行ってみます。6階さくらトイズ。
『マジック』や『遊戯王』など、カードゲームの棚が大きく、また大盛況。
店の入り口に、トレーディング用と思われるテーブルまであったりします。
テレビゲームは、ニンテンドウ64、ゲームボーイ、・・・ワンダースワン。
あっさり見つかっちゃいました。
ただし12本。既に持ってるものも多いです。
いつもならここで迷わず『はたらくチョコボ』買いでしょうけど、
なにしろ水戸であります。店はいっぱいあるハズ。
ひとまず見送ることにしました。
もう一軒、駅前にあった西武LIVINというデパートものぞいてみましたが、
玩具売り場なし。
繁華街で観光しながら、
お店を探してみることにしましょう。
国道50号線から、ちょっと右にそれるとあるのが、
こちらの弘道館。
水戸藩の藩校で、
当時から残っている正門、正庁(左写真)、
そして至善堂が、
国の重要文化財に指定されています。
(観覧料\190)

弘道館は水戸藩第9代藩主・徳川斉昭が、水戸城の三の丸に開いたもので、
文武に加えて、医学、薬学、天文学などを教えていたそうです。
たいへん静かで、いかにも勉強するのに良さそうな環境でした。
三の丸から水戸城に続く大手門があったのがここ。
現在は、堀を渡る大手橋が復元されています。
もっとも、下の堀のほうは、道路になってます。
水戸城のあったところには、学校が建っていました。

時刻は12時を既に回っています。
入場無料の弘道館公園を通り抜けて、国道50号へ復帰・・・
うっ、公園から出られない!
一見出られそうだったんですが、よく見るとこの公園、
弘道館の向こうの道まで、突き抜けてはいなかったのです。戻ります。
外側の道を回って、50号線に復帰することができました。

ゲイムマンは、スワンソフトのいっぱいある店を、見つけることができるのか?
この続きはCMの後で!



ダイエーがありました。
入り口に、「優勝までマジック1!」の文字が。
店内を、「優勝セール」と「めざせV2応援セール」の文字が交錯しています。
ちょっと連敗して、優勝決定が持ち越しになってましたからね。
テレビゲームはありませんでした。
ここといいエクセルといい、大きなゲームコーナーはあるのですが。

石丸電気にありました! テレビゲーム売り場。
PS2、PS、ニンテンドウ64、ドリームキャスト、ゲームボーイ、
・・・スワンがありません。
その先のおもちゃ屋にもテレビゲームはなく、
さらに行った先のデパートは、1階の100円ショップを残して閉店しており、
さらに歩いて、わき道をふと見ると、
こんな塔が建っていました。
水戸芸術館のアートタワーです。
1990年開館した水戸芸術館は、
コンサートホール、劇場、美術ギャラリーを持つ
複合施設です。

ポスターに、「テレビゲーム展 BIT GENERATION 2000」の文字が。
ラッキー! と思ってよく見ると、
「2000年10月28日〜2001年1月28日」
しまった! まだやってない!
「この展覧会では、テレビゲームはたんなる子どもの遊びではなく、
 時代を映し出す新しい表現であるという視点から、
 数少ない日本発の文化であるこの分野を検証します」(パンフレットより)
うー、見てみたい。
私もいずれ来ようと思いますが、このページをご覧の皆様も、
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
詳しくは、テレビゲーム・ミュージアムのホームページをご覧ください。
噴水の水量がものすごいです。
こんなにくっきり虹が出ます。
マイナスイオン出しまくり。

驚いたことに、さっきのアートタワーには、昇ることができます(入場料\200)。
エレベーター内での説明によると、
三角形を組み合わせて、らせん状にした、この不思議な形は、
DNAの形をモデルにしたのだそうです。
塔のてっぺんには、いっぱい丸窓があって、
このとおり水戸の街を見渡すことができます。
それにしても、私もいろんな塔に昇りましたが、
こんな奇妙な形の展望台は初めてです。
外から見たまんまの、
三角形が複雑に組み合わさった形なのです。
なお、塔の高さはジャスト100メートル。
展望台は86.4メートルのところにあります。

水戸芸術館のホームページはこちら。

芸術館の向かいが、京成デパートになっていました。
ここにもテレビゲームなし。
50号線に出て、共同募金の赤い羽根を入手。
さらに向かいの伊勢甚というデパートへ。
ここにはニンテンドウ64とゲームボーイがありました。
でもスワンなし。
木更津のときと似た状態になっちゃいましたが、
木更津のときより店の数が多いだけに、時間がかかります。間もなく14時。
この後、なお50号線を西北西に進みましたが、
ゲームショップはおろか、デパートもなくなってきたので、
あきらめて次の目的地、茨城県立歴史館へ向かいます。
手前に木があって、
全体がよく見えない写真になっちゃいましたが、
ここが歴史館の本館になります。
敷地はたいへん広く、
本館のほかに、旧水海道小学校、旧水戸農業高校、
旧茂木家住宅、水車小屋などが
移築・保存されています。
ゆったりとした午後の日差し。

本館の展示は、1階が歴史資料や美術工芸、民具や考古資料など。
2階では茨城県の古代から現代までの歴史が、時代に沿って解説されています。
また、一橋徳川家記念室には、
御三卿の一つで、徳川慶喜が養子に入った、
一橋徳川家ゆかりの品々が展示されています。
私が訪れたときには、葵の御紋が入った
婚礼調度品が展示されていました。

茨城県立歴史館のホームページはこちら。

展示を見て、外に出たら、16時12分になっていました。
じっくり見過ぎです。
日が西に傾いてます。寒いです。
上に羽織るものを持ってきて良かったです。
明治14年(1881年)に建てられた、
旧水海道小学校本館です。
横浜や神戸を思わせる
しゃれた洋館風の建物です。

この建物の中にも、ちょっとした展示コーナーがあるようです。
そろそろ、「ピンポンパンポーン、まもなく閉館です」とか
アナウンスされそうなんで、急いで見学。
明治から戦前までの小学校教科書などが展示されていました。

見終わって外に出て、さあ次は旧水戸農業高校へ行こう、と思った瞬間、
「ピンポンパンポーン」
来たっ!
「ご来館ありがとうございます。当館は4時30分で閉館させていただきます。
 またのご来館をお待ちしております」
残りの建物は次回に持ち越し。

気を取り直して、偕楽園へ。
御成門から入った途端、
見渡す限り、全部梅の木です。
百種三千本の梅があるのだとか。
早春にはさぞきれいに咲くことでしょう。
今の季節の偕楽園も、
落ちついた雰囲気で、なかなかいいんですけどね。
ただ、夕暮れの時間帯なので、
若干うら寂しいものがあります。
今度は日の高いうちに来ようと思いました。

好文亭に通じる道は、午後4時で閉められており、
木々の向こうに屋根らしきものを、わずかに拝めるのみでした。
南門の前を経由して、東門から出ると、偕楽園臨時駅の前。
臨時駅ゆえ、ホームと駅名板しかありません。
しかも、梅の時期にしか電車が止まらないので、
もちろん今は入れません。

だから水戸駅まで、歩いて戻ります。
18時ちょうどに着きました。
昼ご飯を食べてなかったこともあり、何気にキツかったです。
もっとも、今回はこれで終了にあらず。
もう一つ、目的地があったのです。

その目的地とは?

市役所の近くの信力というお店。
ガイドブックに載っていた、納豆料理のお店なのです。
せっかく水戸まで来たのですから、
水戸納豆を食べずに帰るわけにはいかないでしょう。
メニューを見ると、生醤油納豆、おろし納豆といったオーソドックスなものから、
納豆天ぷら(!)、コロッケ納豆(!)、オムレツ納豆(!)
といった変わり種まで。
変わり種のほうを食べたい気分だったので、納豆チャーハンを注文しました。
本当に、チャーハンの中に納豆が入ってます。
グリーンピースのかわりに納豆、といった感じです。
ただし、炒めてあるせいか、ねばつきはありません。
味も、ほのかに納豆の香りがする程度。
納豆が嫌いな人でも大丈夫だと思います。

再び駅に戻ったのが18時55分。
次に来る上野行きの特急は、19時25分発のスーパーひたち。
・・・はっはっは、7両!(苦笑)
スーパーひたちの7両編成には、自由席が2両しかありません。
しかも私は回数券を使っているので、指定席への変更ができません。
ホームにけっこう人が並んでますし、
やって来た電車にも、けっこう人が乗ってますし、
・・・あれ? 座れた。
ラッキーでした。
20時34分に上野に着くまで、ぐっすり眠ることができました。

2日後。


おとといと同じ電車で水戸へレッツゴー。
自宅を出たのが遅かったのですが、よく乗れたもんです。

今日はまず、10時29分発のバスに乗って、茨城県立歴史館を目指します。
国道50号線を経由。
にぎわっている通りの割には、渋滞もなく快調な走り。
前回来たときから2日しか経っていないのに、
ダイエーでは「優勝セール」が始まってました。
39分、歴史館着(\230)。
前回行けなかった、
旧水戸農業高等学校本館へ。
この土地に1970年まであった高校です。
建物は、旧校舎を復元したもの。
一見、普通の木造校舎ですが、
よく見ると、正面の車寄せの屋根が
寺社風の入り母屋(いりもや)屋根になっていました。
那珂郡山方町から移築した水車小屋。
牛堀町から移築した旧茂木家住宅。
18世紀前半のものとみられ、
県の指定文化財になっています。
あ、言い忘れていましたが、
今日は雨が降ってます。
家の土間に入ってみましたが、
日が入ってこないので、真っ暗でした。

このほか、大賀ハスの池なども見て、ようやく歴史館は終了。
家族で1日くつろぐのにも、適した場所かもしれません。
次に、やはりおととい回り切れなかった、
偕楽園へ行きましょう。
11時30分、偕楽園の表門に着きました。
あ、フィルムが1本終わった。

ではこの続きは、
また次回ということで。

ゴールの仙台まであと
65駅


今回のルート


次回「ワンダースワンの旅 水戸・ひたちなか編(2)」では、
ゲイムマンが童話の主人公に!?

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