kekkanseiheadache 「ずんずん」と心臓の鼓動に合わせて脈を打つように痛むとのことですね。普通そういう頭痛をわれわれは「血管性頭痛」と呼んでいます。頭の中の動脈が広がるために発生する頭痛と考えられているので、こう呼びます。ふつう、吐き気もあることが多いです。「偏頭痛(へんずつう)」、「群発頭痛(ぐんぱつずつう)」などという頭痛はこの中に入ります。偏頭痛の人は「今日は頭痛が来そうだ」とわかることが多く、中には頭痛が来そうなときに目の前に暗い範囲が出てきたり、きらきら光るものが見えるという人もたまにいます。これらの頭痛は特効薬など特別な治療法が効果があることが多いですので、頭痛の専門医にかかられた方が良いでしょう。「神経内科」が専門ですが、「脳外科」「内科」で頭痛に精通された先生でも構いません。なお、この種類の頭痛によく似ていて「脳腫瘍」「髄膜炎」などのことがあります。徐々にでも段々強くなっていく頭痛には気をつけましょう。

  (平成8年6月26日作成)

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