「インターネット国試ワンポイントレッスン問題４」の答え

次回の国試からは「禁忌枝問題」は特別な扱いをされます。

ですから，要注意！！！です。

各専門領域で「禁忌枝問題」対策が必要ですが、神経内科領域では最低下記の１０パターンはマークしておきましょう。

• 周期性四肢麻痺の患者さんが来院してきたのでカリウム製剤のアンプルを静脈注射した（不整脈で死亡）

• 大量に坑パーキンソン病薬を内服しているパーキンソン病患者の内服を都合により一気に休薬した。（「悪性症候群」を発症し重体化）

• 「気管支喘息」の持病のある「本態性振戦」の患者さんにベータブロッカーの「アロチノロール」

  を投与した。（「気管支喘息」の重症化）

• 「うっ血乳頭」の見られる患者さんに「腰椎穿刺」をした。（脳ヘルニアをおこし死亡）

• 穿刺部位が膿んでいたのでよく消毒をして「腰椎穿刺」をした。（「髄膜炎」発症）

• 中等症のＡＬＳ患者が外来に来院し低酸素血症を示したので直ちに高濃度の酸素吸入をした。（ＣＯ2 ナルコーシスの発症で意識消失，その後死亡）

• ＣＪの患者さんが亡くなり，生前のたっての希望で「角膜移植」をした。（感染）

• 重症筋無力症の患者が来院し「不眠」を訴えたので「ベンゾジアゼピン系入眠剤」を投与した。（ＭＧにbenzodiazepin系の薬剤は禁忌）

• 重症筋無力症の患者が来院し風邪症状が強かったので念のため「ゲンタマイシン」を注射した。（神経筋接合部ブロックで急激に重症化）

• 気管内挿管中のギランバレーの患者さんの分泌物が多そうだったので

  新しく勤務してきた看護婦さんに練習のため気管内吸引を一人でやってもらった。（自律神経障害から不整脈を来たしとっさの処置がまずくて死亡）

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