ものづくり 番外編  Athlon64搭載パソコンを組む

 Athlon1GHz搭載のパソコンを組んで早2年10か月。その間にCPUの交換2回,グラフィックボードの交換2回,DVD−RAMドライブの追加など,様々なバージョンアップはあったもののマザーボードとハードディスク,メモリーはがんばっていました。
 ところが,先日ハードディスクがクラッシュ。これを契機にパソコンの抜本的改造に着手しました。最近ソニーのDVDハンディカムを買ってもらい,DVDの編集をしたりしていたのですが,ちょっと非力かなと感じるところもあってこれが潮時かと思いました。
 ハードディスク交換を期に,CPUとマザーボード,メモリーも一新しました。新しく乗り換えたCPUはAthlon64 3000+です。

ハードディスクがクラッシュ
 ある朝,パソコンを立ち上げたところハードディスクから異音がしました。そのときはOSは立ち上がったのですが,3回目にスイッチを入れたときには,全く動かなくなりました。ハードディスクを交換しなくてはならないと決断しましたが,ハードディスクにソフトをインストールしたり,メールアドレスなその設定をし直したりする労力を考えると,マザーボードやCPUも一緒に更新する時期が来たかと思いました。というのも,現在のパソコンではCPUはAthlon XPの2100+までしか乗せられないし,何よりUSB2.0をサポートしていないというのがネックでした。

いろいろ悩んで結局Athlon64に決定
 Pentium4はソケット775,Athlon64はソケット939という新しい形状のソケットのマザーボードが出回って,それまでのソケット478(P4用)やソケット754(64用)のマザーボードは安売りをしているのをよく見かけるようになりました。「一時代前のパーツを狙う」という内規にのっとり,ソケット478のPentium4やソケット754のAthlon64あたりのCPUを選択しようと思いました。結局Athlon64(3000+)を選択したのですが,その理由は以下の通りです。
� 。丕紕遑遙蕋�m4と同じクロックナンバーのAthlon64の方が3000円くらい安いという経済的理由。
�◆ゞ瓩ぞ�来64ビットOSが使えるという期待感。
�� DEPと呼ばれるウイルス防止機能に対応したCPUであるという点。(P4は未対応)
�ぁ。達錚錚譟韮遏韮傳�ietという独自の省電力機能を有していること。
 もちろん,Athlon64を選ぶに当たってあきらめなくてはならない点もあります。その一つはデュアルチャンネルでメモリーが使えないということです。(ソケット939のAthlon64は使えます)いずれにしても一長一短はあるわけで,どこで線を引くかはユーザー次第ということです。
 次にマザーボードですがAOpenのAK89 Maxというボードを選びました。nVIDIAのnFORCE3(150)というチップを搭載したものが,近くのショップで9000円を切る価格で売られていたので,それに決めました。低価格ながらIEE1934もオンボードでサポートするという多機能ぶりです。

組み立ては問題なし
 Athlon XPなどのCPUクーラーをソケットAに取り付けるときには,コアが欠けないか気を配りながら,ラジオペンチで慎重に取り付ける必要がありますが,ソケット754はガイドが付いていて,取り付けレバーも付いているのでラジオペンチが必要なく,簡単に取り付けることができました。メモリーはセンチュリー製の512MBのものを選びました。ノーブランドのものより2000円くらい高いのですが,これまで使ってきたDFIのAM75−TCというAthlon用のマザーボードではメモリーの相性問題でトラブルが起きましたので,一種の保険ということで選びました。AOpenのホームページの中にそれぞれのマザーボードのメモリーの確認状況が掲載されています。ほんの一部ではありますがパスできなかったメモリーもあるようで,この辺は注意が必要です。取扱説明書は日本語なので,説明書に従って組んでいけば大きな問題は無いはずです。
 ついでながら,今回フロッピーディスクも含めて7種類のメディアを読むことができるメディアドライブ装置を導入しました。フロッピーディスク以外はUSB2.0を通じてデータを転送する仕組みです。AK89 Maxには6つのUSB2.0のコネクタがあり,内4つは後部パネルにあるのですが,残り2つはオンボードのコネクタとなっています。本来このコネクタは空いているPCIバスのところに設置できるポートにつなげるのですが,今回はメディアドライブ装置をそこに差しました。ドライバーをインストールする必要もなく,快適に動作しています。以前のUSBに比べ,データの転送速度は格段の違いです。

XPのインストール
 パソコンが組上がったらいよいよ通電です。Windows XPのCD−ROMをセットしてパソコンの電源を入れました。すかさずデリート・キーを押してBIOSを立ち上げます。最初に起動するドライブを確認したところCD−ROMドライブとなっていました。以前のボードですとデフォルトがフロッピーというものもありましたが,もうCD−ROMからブートするのが当たり前なのですね。
 まず,ハードディスクのパーテーションを切ってフォーマットします。後は画面の指示通りにすれば,XPがインストールされます。OSのインストールが終わったら説明書の指示に沿ってnForceのドライバーをを当てます。XP発売以降のチップだと,必要な作業です。その後,デバイスマネージャーで何が認識されていないかを確認しました。グラフィックボード,USB2.0,LAN,シリアルATAのコントローラーに「?」マークが付いていました。グラフィックボードについてはボードに付属のCD−ROMからドライバーをインストールしました。LAN,シリアルATAのコントローラー(ハードディスクはパラレル接続なので本来は必要ないと思いますが)はマザーボード付属のCD−ROMからインストールしました。USB2.0はXPのサービスパック1からの対応です。今回使用したOSは壊れたパソコンのものを使っているので,サービスパック1以前のものでUSB2.0を認識していなかったのでした。サービスパック2を当てることによって,問題なく動作するようになりました。

その後のトラブル
 OSをインストールした後,Officeなどのアプリケーションをインストールしました。やはりソフトの起動は速く,パソコンの性能アップは体感できました。ただ,以前のパソコンでビジネスソフトを使って不満があったわけではありません。それからインターネットからのダウンロードが速くなったように思いました。
 さて,新しいパソコンが組み終わってトラブルが全くないというわけにはいきません。とりあえず遭遇したトラブルについて書いておきます。
� .侫.ぅ淵襯侫.鵐織検爾離戰鵐船沺璽�ソフト(いつの間にかバージョン2になっていました)がうまく動きません。グラフィックボードのドライバーを最新のものにインストールし直してもだめでした。その後AGPの設定を×8から×4にしたところ,今度はベンチマークソフトは問題なく動くようになりました。
�◆‐綉�のドライバーを当てたためかどうか分かりませんが,メディアプレイヤー9でwmvファイルを再生すると,画像がネガフィルムのようになってしまいました。とりあえずメディアプレイヤー10にバージョンアップしたところ,今度は大丈夫でした。

写真1
ケースは以前ヤフーオークションで落
札したもの。ちょっと分かりづらいがD
VD−RAMのドライブと,メディアドライ
ブも黒いカラーで統一。
写真2
CPU周りはすっきりとさせて風通しを
よくしようとしている。PCIバスの周り
が煩雑だが,IEE1934のポートやジ
ョイスティックのポートを使っていない
PCIバスのポートから出すためにこう
なってしまった。PCIバスには何も差
してはいない。

表 以前のパソコンとの主な仕様の比較

1号機改(最終仕様) 6号機
マザーボード DFI AM75−TC AOpen AK89 Max
搭載チップ VIA KM133A nVIDIA nFORCE3(150)
CPU Athlon XP 2000+ Athlon 64 3000+
メモリ SDRAM384MB(CL=3) DDR400 512MB(CL=3)
グラフィックボード XIAi9600SE−DV128LP XIAi9600SE−DV128LP
HDD 30GB(ATA/100) 160GB(ATA/133)