Poetry Reading with Kisaki

『山が見える日に、』朗読プロジェクト

公式ホームページ

11/26/00


『山が見える日に、』朗読プロジェクトの趣旨

現在、さまざまなポエトリ・リーディングのイベントにおいて詩の朗読がさかんになってきており、そのほとんどは作者個人が自分の詩を読み、そこに集まった観衆との交歓を楽しむものとなっています。音楽に例えてみれば、これは作曲者と演奏家が未分化な状態が続いているわけで、もちろんそれはそれで大変に結構なことであるわけですが、時にはそれをあえて分化させてみる必要があるのではないかと私たちは思うのです。田中の第一詩集『山が見える日に、』(思潮社、1999年)は読みやすい朗読のテキストとしてさまざまな方に演じていただくことを念頭において書かれたオムニバス形式の詩集として、自分で読むよりさらにチャレンジングで手間がかかるであろう演者や公演スタッフの皆様とのコラボレーションを通じてさらに「声の複数性」を求めていくのです。


プロジェクトへの参加方法

プロジェクトへの参加については、特に条件を設けているわけではありません。『山が見える日に、』を支持してくださる方ならプロアマ男女を問わずどなたでも快く受け付けています。オープンマイクでゲリラ的に読んできていただくのも構いませんし、メロディーをつけて歌っていただくのも歓迎します。

(1) 朗読に先立ち、このページ下の申し込みシートまたはメールで日時、イベント名、場所、読みたい作品のタイトル、演者の方のお名前やプロフィール、連絡先、どんなふうに読みたいか、などの事項をお知らせください。

(2) 折り返しご連絡をさしあげ、コラボレーション形態について打ち合わせをさせていただきます。場合に応じて、電話やインターネットでのレッスンや打ち合わせ、舞台稽古へのコメント、スタッフのご紹介、舞台の演出、あるいはウェブやマスメディアでのパブリシティ、などの形でご協力ができるでしょう。

(3) 公演後、簡単に内容のご報告をいただき、できれば音声ファイルをこのサイトにアップロードして記録とさせていただきたいと思います。

どうぞお気軽にご参加ください。皆様からのユニークな舞台化・映像化のご提案をお待ちしています。



『山が見える日に、』はこれまで以下のように朗読されています

・9/9/99「1999年に詩人であるということ」 at 新宿ロフトプラスワン

◇「オフ、」by 有野美香 [ストリームライン再生] [ダウンロード] ◇「アフリカ」by お店の方

・2/10/00 19:00-23:00 & 2/12/00 13:00-17:00 「東京音図2」at 西荻窪ハートランド

◇「アフリカ」(2声バージョン) by 赤刎泰子 reported in 「NECOBAN」18号 (創風舎出版)

・7/25/00「史上最大のポエトリーサミット(サエキけんぞうのコア・トーク56) 」兼「東京音図4」at 新宿ロフトプラスワン

◇「アフリカ」(2声バージョン) 「オフ、」 by 赤刎泰子

・8/20/00「東京音図5 講義」at 新宿トーキングモンキーズ

◇「アフリカ」(2声バージョン)「オフ、」「帰り道、」(「文學界」7月号) by 赤刎泰子

・日時不明 筑波大学附属駒場中学校国語科教育実習の教材として

◇「アフリカ」by 沢田英輔 & 中学三年生の皆さん

・9/23/00「東京音図6」at 下北沢アーティスト

◇「アフリカ」(通常バージョン)(2声バージョン)「オフ、」「帰り道、」 by 赤刎泰子

・10/12/00「Sさんを囲む会」 at 新宿歌舞伎町の飲み屋さん

◇「アフリカ」by 大村浩一 ◇「アフリカ」by お客さん

・日時・場所不明 (ご存じの方は御一報下さい)

◇「アフリカ」by 大村浩一 ◇「アフリカ」by お客さん

・11/12/00 「かばん200号記念朗読会 犬は吠えるがキャラバンは進む」 at 西荻窪WENZスタジオ

◇「アフリカ」by 佐藤弓生

・現在制作中 塩谷風月さんの「声の同人誌」のために

◇「魔女の勝利」by 荒島美幸


『山が見える日に、』の朗読のために

・基本的にこれはあらゆる行において細かく「受け」をねらいに行きつづけているテキストなので、ニュースみたいな棒読みとは違うようです。

・日本の伝統的な朗読は各小節の最後に休符があり、そこを伸ばして帳尻を合わせますが、そうではなく、基本的に「。」や「、」以外では決して息をつがずにたたみかけるように読んでいってください。休みはしないのですが、各シラブルの最初の音に軽くストレスをおいて拍子を取ります。文と文のあいだは基本的には一拍ですね。よくある朗読の間合いは基本的にはブレスが長すぎて、もたもたした感じになってしまっています。

・意味に応じて声の調子を変えつつ、高く読んだり低く読んだり、ドライに読んだり歌い上げたりするとよいようですが、リズムは崩さないでドライにたたみかけるように読んでいくと、その中から抒情が立ち上がってきます。意味性で受けをねらいにいく部分が多いので、情景を頭の中に映画のようにイメージしながら、言葉のひとつひとつをていねいに、しかしもたもたせずに読んでください。


プロジェクトへこれまで参加された方々 (敬称略、順不同)

・赤刎泰子 Yasuko Akabane 愛媛県松山市出身。東京都在住。弘前劇場(青森県)劇団員。四年間ほど青年団(平田オリザ主宰)で制作をしていたが、1999年役者に転向するため退団。どうも、ひとところに長く居つけない体質らしい。

・大村浩一 Koh'ichi Ohmura 

・有野美香 Mika Arino

・沢田英輔 Eisuke Sawada


『山が見える日に、』朗読プロジェクトにあなたも参加してください!!

朗読申し込みシート

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