Arts News Digest from USA

2003年7月3日〜7月17日(vol. 6)

 

Date: 2003年7月3日(木)
Media: Washington Post
URL: http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A1078-2003
Jul2.html

Headline: U.S. to Beam TV Show to Iran From Washington
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アメリカ政府はペルシャ語によるテレビ・ニュース放送(The Voice of America
program)をイランで始めることを発表した。この放送により現イラン政権に対
する 批判活動を活性化させようという試みである。プログラムとしてはニュース

・ヘッドライン、国連レポート、文化情報などを計画している。またイラン人レポー
ターによるイラン国内ニュースも予定している。この放送により、米政府は直接
的にイランでの革命を推進するような内容は行わないとしているが、一部の
ペンタゴン関係者及び政府当局者はより積極的な内容に変更すべきであると
主張している。

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Date: 2003年7月3日(木)
Media: Washington Post
URL: http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A1297-2003
Jul2.html?nav=hptoc_tn

Headline: FCC Releases Its New Media Ownership Rules
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米連邦通信委員会(FCC)は現在大きな議論を巻き起こしている改正メディア
規制法を昨日(7月2日)発行した。同法案は6月2日に5名からなる審議会の
中で、3対2で可決されたものである。今回の改正では、依然として新聞社が
同じ市内にあるテレビ局を所有することは禁止している一方、放送会社に
対しては、より多くのテレビ局(地方放送局等)の所有を認めている。FCC
審議会で反対票を投じた2名の民主党委員をはじめとして、多くの議院、利益
団体等が、この改正法は巨大メディアの権力を強めるものだとして反対活動を
行っている。発表された法律の中では、これまでのメディア規制の歴史に触れ
つつ、インターネットなどにより国民がアクセスできる情報が拡大したことなどを
根拠として説明している。

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Date: 2003年7月5日(土)
Media: Washington Post
URL: http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A10957-
2003Jul5.html

Headline: A-Plus Schools Make Art Out of Teaching
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一般的に学校教育において、限られたリソース(時間、人、金など)を有効に
活用しようとすると、音楽、演劇、美術といった芸術教育は削られ、数学、国語
などにリソースが割り振られてしまうものだ。こういった傾向を打破するために、
Winston-Salem(ノース・キャロライナ州)に拠点を置くThomas S. Kenan
Institute for the Artsでは芸術の要素を学校教育のあらゆる状況(社会、
数学などのクラス等)で利用できるようなA-plus Schools Program
(http://www.aplus-schools.org/index.htm)というプログラムを提供している。
このプログラムでは、芸術を活用して子供たちが他の教科を理解する手助けを
しようとするものである。例えば、地域の歴史の授業で土器の制作を行ったり、
音楽やダンスの指導者が時間の感覚を動きや音を通じて教えたりしている
A-plusプログラムは1995年にノール・キャロライナにある25の公立学校で
始められた。現在は同州内で41校、他州(オクラホマ州、アーカンソー州)でも
採用されている。このプログラムは、特に一般的な学校教育では成績が低いと
されるマイノリティーの生徒たちの教育において高い成果を発揮している。
また、このプログラムを通して様々な科目を学習している子供たちの
インタビューをみると、学校に行くことを非常に楽しみにしている様子が伺える。

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Date: 2003年7月6日(日)
Media: Washington Post
URL: http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A7359-2003
Jul3.html?nav=hptoc_tn

Headline: File Swappers to RIAA: Download This!
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米国レコード工業会(RIAA)はオンライン上のファイル・シェアリング・プログラム
を使うユーザーを追跡し、場合によっては訴訟を起こすと発表した。こういった
システム上では違法にコピーされた音楽のやり取りが盛んだ。現在、米国内
だけで約5,600万人がこのようなオンライン上のファイル交換システムを利用
していると考えられている。かなりの利用者が見込まれるMorpheusなどの
システム開発側はCDコピー機器やインターネット・サービス・プロバイダーに
税金をかけて、上記のようなシェアリング・システム上にある音楽の著作権を
回収する方法をRIAAに提案しているが、RIAAはその案には全く興味を示して
いない。

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Date: 2003年7月6日(日)
Media: Washington Post
URL: http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A13758-
2003Jul5.html

Headline: As Companies Shave Aid, Nonprofits Suffer the Sting
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アメリカの景気低迷や企業財政スキャンダルなどにより、企業のフィランソロ
フィーに対する態度が変化している。これにより多くの非営利団体、特に芸術
関係の団体は企業からの資金調達に苦戦している。ざ全米で2001年の記録
によれば企業寄付額は約10パーセント減少したとされる。ワシントンDCのみ
に関しては、5年前からWashington Business Journalが行っているトップ25
企業のフィランソロフィー活動に関する調査によれば、5年前に比べ企業寄付
は2倍となり1億2百万ドルとなっているが、経過を見ると、2001年から10
パーセント減少していることが分かる。Kennedy CenterやNational Gallery of
Arts などの大きな組織では、苦戦しつつ企業寄付の額を維持しているものの、
小さな団体への影響は甚大である。

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Date: 2003年7月7日(月)
Media: New York Times
URL: http://query.nytimes.com/gst/abstract.html?res=F30812FD3C590
C748CDDAE0894DB404482

Headline: Chairman's Largess Buoys Ballet Theater
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数年間にわたる財政難の果てにアメリカン・バレエ・シアター(ABT)は救世主
を得た。昨年8月からABTの理事長を務めるLewis S. Ranieri氏は、自らの資金
をふんだんにABTにつぎ込むことで、その経営改善を図ろうとしている。Ranieri
氏の資金は、拡大するマーケティング費用からダンサーの住宅補助、バレエ団
のトイレの修繕まで幅広い目的に活用され、彼自身が積極的にABTの経営
改善に取り組んでいる。しかしながら、彼が万が一資金援助を打ち切った
場合、 ABTの経営はどうなるのか?その場合のリスクを分散すべきである
として Ranieri氏に異を唱えた理事の1人は、その後理事の地位を退いた。
またRanieri 氏が経営に直接関与することにより、Executive Directorの地位
が低下する 結果となっている。

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Date: 2003年7月9日(水)
Media: New York Times
URL: http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A31245-2003
Jul9.html?nav=hptoc_tn

Headline: Net Radio Group Threatens to Sue RIAA
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比較的規模の小さなインターネット・ラジオ放送局が結成したThe Webcaster
Alliance(会員数:約300社)は米国レコード工業会(RIAA)をシャーマン反トラス
ト法違反で訴える計画である。RIAAはインターネット・ラジオで放送される音楽
著作権料を回収する方法として、営利の放送局は全収入から一定の割合で
RIAAに払うこととしている。しかし、この方法に従った場合、小さな営利インター
ネット・ラジオ放送局の90パーセント近くが倒産するとThe Webcaster Alliance
は主張している。

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Date: 2003年7月10日(木)
Media: Washington Post
URL: http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/articles/A35501-2003
Jul9.html?nav=hptoc_c

Headline: Gifts to Smithsonian Drop Dramatically
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景気の低迷はスミソニアン協会のような権威のある組織の資金調達にも影響
を与えている。スミソニアン協会が昨年3月までの6ヶ月間に集めた寄付金額
は1億1700万ドルであったのが、今年の同じ時期では5100万ドルにとどまって
いる。スミソニアン協会にとって、これは非常に悪いタイミングといえる。という
のも、同協会は複数の建設工事又は改修工事などを進めている真っ只中な
のである。米議会は今年度予算からスミソニアン協会に16の美術館・博物館
及び国立動物園の運営費用として5億3000万ドルの予算を与えた。しかしこれ
は全運営費の70パーセントをカバーするに過ぎないため、残りの30パーセント
を寄付で賄う必要がある。こういった財政上の問題はスミソニアンに限ったこと
ではなく、多くのワシントンDCにある組織も直面している。特に9/11後の観光
客減少が与えた影響は多大であった。

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Date: 2003年7月14日(月)
Media: New York Times
URL: http://www.nytimes.com/2003/07/14/technology/14BOOK.
html?hp

Headline: Harry Potter and the Internet Pirates
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これまであまり注目されてこなかったオンライン上のファイルシェアリング・シス
テムにおける書籍の著作権侵害だが、ハリー・ポッターの最新作をめぐりその
議論が急速に高まっている。イギリス版で766ページ、アメリカ版で870ページ
に及ぶ今回の新作が、スキャナ等でコピーされ、出版されてすぐの段階で
オンライン上に出回った。また、英語版と同時に出版されない言語に関しては、
オンライン上での翻訳版も出回っている。著者J. K. Rowling女史のエージェント
であるChristopher Littleは、ハリー・ポッターに関するオンライン出版の権利は
依然Rowling女史が保持しており、現在インターネット上のハリー・ポッター
E-bookは全て違法であると発表している。Christopher Littleはこういった違法
サイトを発見した場合、インターネット・サービス・プロバイダーに対し、ページの
削除を要求している。

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