だんだん坂が迫ってくる
嫌な感じだ
松島手前の坂は
曲がりながら登ってゆき
登りきったと思ったら
曲がりの先にはまだ坂がある
坂を登りなれていれば
そんなことは常識かもしれないが
こっちは
チャリンコ始めて間もないチェリーボーイ
心臓が口から飛び出しそう
足に乳酸がたまってきたのを感じながら
必死でクランクを廻す
まだなんとか足はいけそうだ
よいち氏は鳥海山も何度も登っているし
結構余裕の雰囲気だ
私と平先生の様子を
冷静に見て
時には自分で引いたり
私に前に出るよう
指示を出す
心強い先輩だ
同じく
鳥海山ヒルクライム完走を数回の
平先生が遅れだした
彼は
思いギアをじっくり踏むタイプ
最初は私とよいち氏が引いていたが
平先生も先頭に立って引き出した
力強く
クランクを廻すその姿を見ると
何か元気が出る
しかし
ずるずると後退
体調が悪いのか
今後の活躍に期待
いくつもの丘を越えて
だんだんと潮の香りが
松の木も目立ってきた
いよいよ日本三景
あの
松島
が
近い
の
か
・
・
・
。
おっと文章が息切れしてきた
丘越えは辛かった
初めて経験する坂の連続は
これからの行程を考えると
考えない事にした
今はただひたすら
海を目指す
ここで平先生にトラブル
道を間違えてチャリンコを
一時的に降りた時
クリートに小石が挟まったらしい
クリートが
半ドアのような状態でここまできたようだ
恐らく5キロ以上はその状態で走っていたと思われる
でも
ここからはダウンヒル
とりあえずそのまま走りつづける
公道でダウンヒルは怖い
すげー怖かった
私はバイクにも乗る
バイクで
時速50キロくらいなんて
あくびが出るくらい
安定しているが
チャリンコは
スリルが違う
安定してるが
コケたら間違いなく大怪我
体剥き出しの部分多すぎ
怖い
平先生は
「おいおいよくそんなにスピードだせるなぁ」
と言って
ゆっくり降りてくる
この人
本当に鳥海山何度も完走してるのかなぁ
もう少しで海だ