近所で見かけたすごい356!かっこいい!

いかにも速そう!?

レプリカに想うこと

ガソリンスタンドでよく「本物ですか?」と聞かれる
たまに「ジェームスディーンが乗ってたやつですよね!」とも言われる。
(実際にはスピードスターにも乗っていたそうなので否定もできませんが....550と勘違いしてるみたい)
でも、よく考えてみると自分でもその昔、356にABCタイプがあり
スピードスター、カブリオレ、クーペ、固定式のハードトップ、コンバーチブルD,等々
そんなに種類があるとは知らない時がありました。(今でもすべてわからないけど)
興味のない普通の人にはもっと解らないんだなーと思います。
だから「本物か偽物」というのは他人よりもオーナー自身が一番気にする問題だと思う。
インターメカニカだって値段は高くてもレプリカなんですからね。
そもそも古い車のレプリカが何故造られるのか?車に限ってはいろいろと理由があると思うけど
---------------------------------------------------------------------
1.本物は高くて買えない。
(550スパイダーなんか日本だと一億円近くするとか)
2.本物は台数が少なくて手に入らない。
(コンバーチブルDは日本ではちょっと手に入りにくいね)
3.本物は旧くて今の道路状況で乗るのは危険なものもある。
(年式にもよるけど根性があれば乗れないこともない。)
4.本物はもったいなくて現代社会に合わせた改造ができない。
(オリジナルを維持するのはある意味社会的責任を伴うことになる)
5.本物は新車では手に入らない。(タイムスリップすれば別だけど)
6.本物を維持できる環境が揃わない。(たいていの人はこれだ

---------------------------------------------------------------------
まだ他にもいろいろあると思うけど
本物には本物にしかない世界や良さがあり
ましてやそれがポルシェともなるとその歴史の古さから安易には立ち入れない聖域みたいな
ものまで感じます。特に356までが本物のポルシェであって911シリーズからは
ポルシェではないという方もみえます。
(製作工程の違いからですね、それほど当時の356は丁寧に造られていたんです。)
問題はレプリカとか本物とかじゃなくて作り手の思想にあるんじゃないでしょうか
いい加減に造ってるものはたとえメーカー品だって粗悪なものがあるし
全然無名な物でも優れている物もある。私自身が思うにインターメカニカは
より良いものを作ろうという作り手の意志を感じました。

世の中にはいろんなレプリカマシンがあります、でも一台一台、形は違っても意味をもって生まれてきた
レプリカ達をどうやって楽しく、大切に乗ってあげるかが一番大事なんじゃないでしょうか。
でないと車がかわいそう
と言うわけで自分自身で気に入った車を納得して自分なりの乗り方で楽しめばいいのではないかと思います。
(でもはっきり言って本物と偽物とどっちが偉いかということになればそりゃ間違いなく本物でしょう!)


●BACK●