1964年から生産が開始された911シリーズは確かに356シリーズを
すべての面で上回りましたが唯一の問題点として
7割近くも高くなってしまった価格が挙げられます。
そこで1965年により安価なポルシェを望むユーザーに向けて
356SCのエンジンを搭載した912が生まれたのです。
1966年にはタルガボディも追加され1969年に
VW社、ポルシェ社共同開発914にバトンタッチしました。

エンジンは、
356SC用の616/16ユニットをベースとした
タイプ616/36型のOHV FLAT4です。
パワートルクは90HP,12.4kg-m/3500rpm
356SC用の616/16よりも扱いやすい
セッティングがされてます。
エンジンルームは911より2気筒少ないエンジンを
搭載するため手前に空間が残されてます。

中央には6000rpmまでのレヴカウンター
その右には200kmまでの速度計

ナローボディの美しさも然ることながら
決して356エンジンを積んだだけではない完成度があります。


356のホームページでありながら遂にナローボディの911シリーズを
取り上げてしまいました。
でもエンジンは356用を流用しているので許してやって下さいね。

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