伝説のシンガーとなった
レディ・デイこと
ビリー・ホリデイはモダンジャズヴォーカルの原点である。彼女の歌はまた彼女自身そのものであって、どのアルバムをとってみてもその時のビリー・ホリデイが感じられる。とにかくビリーの歌には説得力がある。彼女の歌の原点は幼少のころラジオでよく聴いて感動したといわれるベッシー・スミスのブルースだったといわれるが、まさにそのブルースがビリーの歌のどれにも感じられる。このアルバムのA面は46年のJATPコンサートでのもので立て続けに演奏される8曲は当時の熱狂ぶりを直に感じられ特に声が美しい絶頂期のビリーは何度聴いてもジーンとくる。ここでは彼女を有名にした大ヒットナンバー「Strange Fruit」奇妙な果実、をビリー自身の紹介入りで歌っていて何度も歌われたこの歌のなかでも私はこれが一番好きだ。
Billie Holiday
Jazz at the Philharmonic
Verve
Billie Holiday
Vo.
Milt Raskin
p,
and others
Body and Soul
Strange Fruit
Travelin' Light
He's Funny That Way
The Man I Love
Gee Baby Ain't I Good To You
All Of Me
and others
46/04/22
Unknown
LP
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