ほんとにあった怖い話
先週の日曜日(厳密には月曜日)深夜、久々に恐ろしい体験をした。
その日は、大好きな猫の写真展を見に行ってかなりごきげんで布団に入った。
ごきげんなはずだった、が、しばらくして夢を見た。親猫3匹に子猫(握り寿司大)
30匹くらいがおっぱいを飲もうと群がっている夢だった。
そこで目が覚め、『あぁ、今日写真展に行ったから猫が夢に出てきたのね。』などと
ぼんやり考えていた。
目が覚めたついでにトイレにでも行こうとしたその瞬間!
久々の金縛りにあった。そこまではよかった。
疲れてるのか?そーいや最近あんまり寝てないし、少し飲みすぎだったし…
などと考えながら、金縛り解除にかかった。
1回目の金縛りはすぐに解け、すっかり目が覚めたのでしばらく目を開けたまま
ぼーっとしているといきなり誰かに右手を引っ張られる感触。
いやー!これは夢、きっと夢!と自分に言い聞かせた、にもかかわらず、
睦月はソファーベットでいつも寝ているんですが、そこから引き摺り下ろされるような
感覚になり背中は引きずられてちゃんと痛い。
でも夢、絶対夢!と思っているとやっぱり睦月はちゃんとソファーベットの中。
ほっと、したのもつかの間2回目の金縛り。『あぁー、やっぱり疲れてるんや。』
と、思った瞬間!そのソファーベットに見えない足が乗っかってきた!
その足は、部屋の入り口から入ってきたようで睦月の頭のある左側に第一歩、
左腰のあたりで二歩、またいで右腰あたりで三歩そして消えた。
怖い、かなり怖い。たったそれだけの話なのにかなり怖い。
しょうがないので、お地蔵様のおまじない「オンカカカビサンマエイソワカ」
を唱えて寝た。
しかし、別の恐怖が今日再び睦月を襲う!
睦月はビールを切らしていた。冷蔵庫にはビールが一本もない。
しょうがないので、近くの酒屋へビールを買いに行った。
ついでに、タバコも。
さぁ、帰ってビールを飲もうとそそくさと家路に向かい、冷蔵庫へ飲まない分の
ビールを冷やそうと冷蔵庫を開けたそのとき!
冷蔵庫にあるビールホルダー(通販で購入)のしたを触覚の長い
茶色い物体が!(まだ羽は生えてなかった)いやー!!!!
何故?何故?冷蔵庫の中におまえがいるんや!
しかも生きてる!触覚が動いてるぅー!
とりあえず、冷蔵庫を閉めてしまった。しかし、なんとかしなけれないけない。
何故冷蔵庫にいたかは、どうでもいい。
食材を守るためにもやつを、かたずけなくては!
そう思い立ち、睦月はキッチン泡ハイターで、やつに攻撃を開始。
(一応消毒のつもり)弱ったところでティッシュでつまみだした。
冷蔵庫の中もきれいに拭いた。
しかし、密室の冷蔵庫にどこから入ったのか、そしてあの寒さで
なぜ生きてたのか、考えるほどに恐怖は募る。
20000603UP