夏祭り
夏の人ごみ 今日は熱帯夜 夜の空気は水の中のような湿度 お祭りの人ごみを 泳ぐように二人で歩こう 熱い湿度が纏わり付いて 僕たちはおぼれてしまいそう 汗が首筋にまとわりついて 息が出来なくなってしまう 何とか泳ぎきりたくて 奥へ奥へと人ごみを進んでいけば 灯りもだんだん遠くなって 迷子の子供のように不安になる 君の手を離すことができない
20020721UP
詩TOPへ 図書室TOPへ TOPへ