04秋田駒〜乳頭山 山域 秋田駒
2004/7/2(金)〜7/4(日)
メンバー:Goroちゃん Sさん のびた君
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!

メインの秋田駒へ向う。今回は花の火口原を狙う。


7/2(金) 移動
田沢湖町で買出しをして、マイカー規制の解かれた道を、8合目駐車場に上がる。まだ6時前なのに、既に、避難小屋は5パーティーほど入ってきており、人気の高さが伺える。楽しい夕食というか、宴会のスタート。大白森で収穫したタケノコをゆで(兎に角ウマイっ!!)、抱返神社の横で取ったコゴミのおひたし、ミズのタタキ、山の幸をたらふく頂く。料理をしながら、Sさん持参の例の“煮込み”や、小生持参の自家製の夏野菜類と豪華フルコースになる。アルコールはのびた君持参の本場ドイツのビール、買い出した地酒と潤沢にある。森吉山の方に沈む夕日を眺めながら、至福の時間が流れる。

秋田駒8合目:夕日が沈む
7/3(土)晴れ
周りは随分早く動きだし、駐車場にも早朝の入山組みやマイクロバスが上がってきている。ゆっくりとしたいところだが、とは言ってもせっかくだから、千沼ケ原まで行こうということになり、6時には出発となる。片倉岳展望台まで回り込むと、眼下に真っ青な田沢湖があらわれる。阿弥陀池はまわらず、男岳の稜線にあがり、分岐より、火口原、通称“ムーミン谷”へ急坂を下る。

下降路からのムーミン谷:真ん中は子岳

シラネアオイ
ムーミンが橋の上で足をぶらぶらさせて、スナフキンが♪おさびしーやまぁのー〜♪ってギターをかなで、雪男モランが洞穴から顔をだし、ツインキーがビトーンビトーンって撥ねて、ミーがスニフをいじめて、ヘムレンさんがホルンを吹いているという場面にでくわしそうな、今日はピッタリの天気だ。急坂を下りきると、シラネアオイの群落が出迎え、そこからチングルマの花畑がはじまる。盛りは少し過ぎているが、それでも、これでもかというくらいに花が続く。

チングルマ

ムーミン谷:チングルマの海とおじさん
ここだけで「もういいかぁ」ぐらいの満足だが、大焼砂にかかると、コマクサもあらわれ、登山道沿いにも期待以上に咲いている。

大焼砂よりのム−ミン谷全景

大焼砂:コマクサ
横岳からは一路千沼ケ原への縦走に入るが、ガクッと人が減り、静かに歩く。途中、湯森の斜面の雪渓や花、宿岩に登って遊ぶ。笊森山頂に立つと、千沼ケ原が右下にあらわれる。嬉々として下って行き、下の湿原群で乾杯。またここに来れた事に感謝する。

千沼ケ原へ下って行く

夏:千沼ケ原
乳頭山からは、車の回収の都合で、最短の黒湯へのダイレクトなコースを下る。一本松の温泉跡は、時間があればコッフェルででも使って掘れば、十分浸かれる温泉で、ホースなども用意されている。黒湯まで来たところで、Sさんが代表して車を取りに行くので、黒湯に入って休暇村で落ち合うという提案があり、甘えてのっかる。黒湯(入浴料500円)は湯船が大きくなくて少し窮屈で、ウンチクおじさんがいてゆっくり浸かれなかった。とは言っても、馴染みのウンチクおじさんの方が人が多くて迷惑だったのかもしれない。

その晩は、田沢湖町の民宿に泊まり、山の幸をたらふくいただき、赤米(古代米)のピンクのお酒までごちそうになった。これが発泡していてフレッシュで飲みやすく、すぐにべろんべろんになってしまい、潰れてしまった。夜中、寒くておきると、田んぼのむこうに満月がかかっており、昼間のような明るさだった。
コースタイム:6:008合目 →6:50男岳分岐 7:00 →8:00 大焼砂分岐 8:10→8:30 横岳→9:23 湯森山 9:38→10:20 笊森山手前 10:30→11:00 笊森山→11:25 千沼ケ原 12:35→13:28 乳頭山 13:38→14:50 黒湯(入浴)16:00→休暇村バス停 16:25
7/4(日)晴れ
Sさんの発案で、朝飯前にまた今朝も秋田駒へ向う。8合目から阿弥陀池にまわり、浄土平の花畑を見に行く。ムーミン谷ほどではないが、チングルマも咲いている。戻りは旧道経由で、ザレテいる噴出口跡のような斜面を下る。後で調べたら、一般登山者は立ち入り遠慮区域らしい。と言いつつ、私らも一般じゃないんかい?



<コメント>
ムーミン谷と千沼ケ原は秋田駒の宝だ!!