虎毛山〜高松岳 山域 栗駒
2003/7/19(土)〜7/20(日)
メンバー:Goroちゃん Sさん のびた君
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!
特に、宮城県北部地震の前の記録ですのでご了解下さい。。

名誉隊長 のびた君復帰第一線。
♪♪六甲おろしに 颯爽と 蒼天翔ける日輪の 
   青春の覇気 うるわしく 輝く我が名ぞ 阪神タイガース〜♪♪


 好調、阪神にちなんでか、虎毛山を目指ことになった。
巨人は好きではないが、正直言って、野球はあんまり興味が無い。
幻の春川万滝を懐にしのばせる、雲上のオアシスだ。



7/19(土) 曇りのち雨
金が無い!!
名誉隊長からの金欠宣言により、新幹線はやめて、車でのアプローチとなる。名誉隊長は、おかげで、羽毛シュラフが購入できたらしいが、その割りに、飲みに行くわ、ゴルフはするはで、どこいら辺が、金欠なんだか?一番助かったのは、住宅ローンレンジャー(古っ!)の私だったりする。天気が悪いのに、思ったより、東北道が混んでいて、福島まで、何回かノロノロになった。でもSさんが運転しているので、私らは気楽だが...。赤倉沢の登山口は、旧道へ入って間違えてしまったが、林道経由で車止めへ1時半頃到着した。

赤倉沢登山口

雨が本格的に降り出したので、雨具で出発。徒渉点の橋で、各自3L以上水を詰め、登りにかかる。水がずっしり肩に食い込むが、Goroちゃんが先頭でハイペースで登っていく。2本目から、先頭を私に代わって貰い、スローダウン。高松岳分岐に出ると、雨が本降りになり、5時過ぎに小屋へ駆け込む。先客は、東京から来た2人のパーティーのみ。雨のなか、山頂湿原を見に行くが、ここまで降っていると、さすがに見栄えはしない。チングルマも終わっていて、花はサラサドウダンが1ケ所咲いているだけだった。

虎毛山山頂湿原

早々と引き上げ、小屋で酒盛り。Sさんが担ぎ上げた、焼き鳥屋さん特製「煮込み」を暖めて、さらに酒盛りは続く。夜中、強い降りが何回かあった。
コースタイム:蒲田6:20頃→首都高→東北道 古川IC →13:30赤倉沢14:00→14:35徒渉点14:45→15:30ヒノキ林上920m付近15:40→16:15高松岳分岐16:20→17:15虎毛山山頂避難小屋(泊)
7/20(日)雨のち晴れ
♪はじまりはいつも雨〜♪
朝起きると、予想通り雨だ。そんなに強い降りではないが、気が滅入る。まぁこんなもんさと、諦めながら、分岐を高松岳方面へ入る。歩きはじめは、小雨だったが、直ぐに本格的に降りだし、開き直って進む。唯一のなぐさめは、ブナ林だ。

雨があがりはじめて、雲海が尾根を越えて行く

ブナ林の中を進む

1072mから鞍部へ下っていくと、幾分北の空が明るみ出し、雨が上がりはじめる。雲海が尾根を越えるシーンに出くわす。これだから、雨の山も乙なもんだ。後半は、天気も快復し、木の間越しに結構遠くに虎毛山も見え、ブナ林の中の縦走となった。何回かピークをこなし、最低鞍部らしきところに紅白縞のポールを2本確認する。左に西クワ沢経由の湯の又温泉へのしっかりした道を分ける。近づくにつれ大きくなる高松岳を960mより登り返すが、最後の急登は、木の根草の根を掴んで這いずりあがった。その先には、ニッコウキスゲが導く山頂が出迎えてくれた。

高松岳より虎毛山からの縦走路をかえりみる
振り返れば、トレースしてきた縦走路が確認でき、思った以上に充実感のある内容だ。先着の昨夜の2人パーティーと交歓。避難小屋のあるピークを往復して、湯の又温泉へ下る。林道にでると、湯の又沢の極上のナメに沿いながら、温泉まで下る。温泉で電話を借り、今晩の宿、秋の宮温泉の“新五郎湯”の菅さんに迎えにきていただく。赤倉沢の登山口まで回って貰い、車を回収。宿は、川のそばで、川岸を掘ると、湯が沸いている。その晩は、下山祝。兎に角オススメ!!の一泊二食4500円税別の、格安で居心地の良い(形容詞が長い!!)湯治場だった。翌日は朝食前に、ご主人に聞いた、川原毛地獄経由の道で、Sさん待望の川原毛大湯滝に入浴し、帰京。

川原毛大湯滝いい湯だなぁ〜
コースタイム:虎毛山山頂避難小屋 6:30→7:10高松岳分岐 →7:30 1177ピーク付近 7:40→8:20 1072ピーク付近 8:35→9:30 1056ピーク手前鞍部付近 9:40→10:40 最低鞍部上 10:48→11:45 急登手前1100m付近13:10→12:30 高松岳山頂 13:10→14:00 水場 14:10→15:10 湯の又温泉 ⇒秋の宮温泉(泊)
7/21 川原毛大湯滝入浴し、帰京。



<コメント>
虎毛山山頂湿原は雨で見栄えがしなかったが、高松岳への縦走路は噂にたがわず、鬱蒼としたブナ林だった。
川原毛大湯滝は滝が全部温泉という本州では珍しい豪快な温泉だった。