浅草岳 山域 会津
2003/10/24(金)〜10/25(土)
メンバー:Goroちゃん Sさん のびた君
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!

今年の秋山登山隊は、気になっていた浅草岳に決定。少し紅葉には遅いかもしれない。


10/24(金) 移動 晴れ
「鶏肉の他にイカも調達したよ」
のっけから、明日の晩の焚き火の食べ物の話題で、小出までの車中は盛り上がる変な状態。山登りがメインなのか、焚き火がメインなのか疑わしい雰囲気の中、午前1時過ぎにくだんの“かわっこランド”に到着。Sさん持参の煮込みをつまんで1杯のつもりが、1升瓶をわずかに残し就寝。星が満天。
10/25(土)晴れ
雪だぞぉ〜Sさんの声に、おおげさだなぁと思って、テントから這い出すと、浅草岳らしき山頂が白くなっている。テントをたたんで、入叶津の登山口に移動する。登山口には10台程度車がとまっている。朝食をとり、朝のお勤めをすませ、出発。スノーシェードの上までトラバースしてから、登りにかかる。ちょうど見ごろの紅葉黄葉の中を標高を稼いでいく。山神の杉で、ブナ林に出会う。


山神の杉で休む


平石山の尾根に出るまでの間は傾斜が増したが、尾根に出ると、潅木の中、落ち葉を踏みながらの好ましい道になる。ぼけぼけ歩く。尾根が痩せてくると、スダレ岩がせまり、直ぐに、雪が出てくる。振り返ると、飯豊に雪がべったり付いている。避難小屋のある斜面も一面薄い雪で覆われている。雪がのってすべって危険な木道をところどころかわしながら、山頂をめざす。山頂は、大白川や田子倉から登ってきた登山者で満席だ。


山頂より守門岳

山頂より田子倉湖

山頂よりたぶん矢筈岳


西から南へ越後三山、燧、田子倉湖をはさんで会津朝日、西から北へ守門、たぶん矢筈と下田の山がみえる。人が多く狭かったので、一段下ったところで、休む。復路は沼の平コースを進む。尾根から神秘的な青緑の沼が見下ろせる。この頃からお父さんが小学生をつれた一行と前後するようになる。沼の平コース分岐では、あまりにも気持ちよいので、落ち葉のうえで寝転がる。


平石尾根よりの沼

沼の平のブナ


沼の平へは一気に下っていく。小三本沢を渡ると、黄葉のブナ林の中、池をめぐりながら進む。恵み深く落ち着くブナ林だ。再び、小三本沢を渡り返し、山神杉経由にて下る。隊長は駐車場まであと数歩のところでこけた。小学生の一行が思いのほか早く、追いつかれまいと無理したのでは?と、ひやかされる。只見の町に戻って、サンマート只見できのこを買出しし、酒屋で地酒を調達する。蒲生集落の登山口駐車場近くに、手ごろな河原を見つけ、その晩は、焚き火酒宴でおいしく盛り上がった。鶏もイカも期待通りのゴチソウとなった。夜中、雨が降る。
コースタイム:入叶津登山口 7:22→8:10 山神の杉 8:25 →9:20 平石山の尾根 9:30→10:20 沼の平コース合流点10:37→11:22浅草岳山頂&付近雪原12:10→13:26 沼の平コース合流点 13:36→14:20 沼の平中央付近 14:30→15:45 入叶津登山口



<コメント>
沼の平のブナ林は落ち着く。控えめだが、ふところが深いような森で、黄葉の落葉が静かに積もって行った。
それと、夜の焚き火は癖になりそうだ。