セドノ沢左俣 山域 丹沢
2002/8/24(土)
メンバー:SOLO
天候 曇り
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!

雨雨という天気予報のせいもあっって、皆にふられて、ひとり沢に向かってしまった。

朝6時、U2よりのTELが鳴る「ホントに行くのぉ?降水確率30%だよ。」「雨も上がってって、ナンカ明るいぞ。とりあえず現地に行って、駄目なら中止すればいいじゃん。」「やっぱ行かない!お休みします!」

F1
U2,¥ちゃんと3人で行く予定にしていたが、二人は、昨日からの雨でほとんど行く気が失せている。さて、俺はどうするか?まあ折角お暇を頂いた身だ。

樋状の滝
空も明るい。今更、布団にも戻るのは勿体無い。現地に行ってみて、様子見るか。弟のボロLEGACYを調達し、戸沢出会いに向かう。青空まで出てきた。だから言ったことないじゃないか。勿体無いことするなぁ。戸沢出合は、さすがに前日の天気で人が少なく、ゆったりと駐車する。水無F1までは知っているが、やはり雨で増水しているようだ。セドノ沢に入ると直ぐF1,F2を調子良く越えて行く。二俣を左に入り、いくつか滝を越えると、大滝があらわれた。3Mの滝を上がり、正面から眺めると、右壁を直上してスラブを進めば登れそうだ。右壁を直上したところにも残置シュリンゲが見える。直上し、残置のところまで行くには行ったが、そこから斜上しているスラブがツルツルでスタンス、ホールドが無い。横壁にホールドを求めるがスタンスが足元にくっついた状態で不安定になっている。斜トラバース動作で、何回か行ったり来たりしたが、踏ん切りがつかない。左足を思いっきり伸ばし、左のホールドも思いっきり伸ばし、その一歩をだまして踏み切った。傾斜の緩いスタンスに立てて、一安心。かなり危険な一歩だった。越えたあと、高巻けば良かったとつくづく反省。その後も、この緊張が後を引き、普段だったら問題ない動きに慎重になる。変形三俣は真ん中を進む。直ぐのF7(8M)は垂直で右のフエースを登るが、

13M大滝
傾斜がきつく緊張する。この辺で気づきはじめたのだが、渓流シューズのフェルトが消耗していて、細かいスタンスにうまく立ち込めない。

F7:右壁を登る
まあ技も未熟で、道具も劣れば苦労するか。書策新道に合流し、清水のところで休む。そこから先は、ガイドだと直ぐに水涸れするとなっているが、今日は稜線直下まで水が流れている。涸滝も思いっきり濡れていて、岩がもろく慎重に越える。岩が少なくなると、土止めが見えてきて、表尾根に出た。飛び出た尾根道にはヤマブキか何かの黄色い花が咲いていた。政次郎尾根を下って戸沢出合に戻る。天気が快復したので、駐車場は満杯で、バーベキューのお客さんで河原は盛況となっていた。
コースタイム:戸沢出合8:27→8:57水無本谷F1→10:04書策新道合流地点10:11→10:47稜線→10:50新大日11:10−政次郎尾根経由→12:25戸沢出合



<コメント>
単独で、最近になくきつい沢登りになった。日頃からの登攀トレーニングが足りないのを実感。それと、擦り切れたフエルト底は何とかしよう。