(水無川本谷下部〜)木ノ又大日沢 山域 丹沢

2002/5/26(日)
メンバー:SOLO
天候 晴れ
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!

昨年11月末以来、右手指先が痺れているが、あんまり問題のなさそうなところで、今年の沢はじめに向かう。

F1上の明るいゴルジュ

F3?8mは無いよなぁ
最近は梅雨の走りで天候がぐずついていたが、今日は、シベリア気団が南下して久しぶりのカラットした涼しい好天になった。戸沢出合までの林道を進むと、今日もハイカーがたくさんで、一部、沢屋さんもいる。出合の河原につくと、多くの車が駐車していて、沢登の新人訓練とみえるグループもわんさか。ハイカーのグループに、前後挟まれながら進むが、間違って源次郎沢のF1まで行ってしまった。戻って、やたら広い砂利道を進むと、堰堤があらわれる。右岸の乗越しのところが、崩れていて悪く、最後は設置されたロープに体重を預けて越える。さすがに人が多い水無川本谷で、直ぐに先行パーティと出会ってしまうが、F1のところで、ガチャガチャやりはじめたので、抜かさせていただく。鎖がついているので、いささか拍子抜けだが、ありがたく使わせていただき、F2も越える。F3は“丹沢110”だと“水流沿いを登れ!”となっているが、水流が強くちょっと勘弁なので、左壁の鎖から抜ける。F4はわからないうちに越え、F5は、右壁の杭が少し抜けかけている鎖通しに越える。書策新道に出たところで小休止。ここから直ぐに右岸の沖ノ源次郎沢を確認し右折して、本谷が左折するところを、真っ直ぐ遡るのが今日の木ノ又大日沢だ。
ここからが今日の目的。比較的急なゴーローを進んで行く、明るくて良い沢だ。F1を越えると、小さいが明るいゴルジュがある。ボロボロとはがれる岩が多いが、落差がないので楽しく登れる。8mはどうみても無いようなF3を越えていくと源頭の様相になり、振り返ると、戸沢出合いの河原も見える。途中から右側の尾根に逃げ、急登を木に捉まりながら上がって行くと、右手から人声がして4人パーティーが合流してくる。水無本谷を遡るつもりで間違えたらしい。最後はツツジのピンクと蕗に迎えられながら、喧騒の表尾根に飛び出した。
F2岩が脆い




ツツジのピンクの向こうに秦野盆地
コースタイム:戸沢出合9:30→10:30水無本谷F5上(書策新道交差地点)→11:52木ノ又大日(表尾根縦走路)12:12−書策新道経由→13:25戸沢出合



<コメント>
水無川本谷は、看板や鎖がこれでもかに近く多く付けられていて、楽な反面、自由度が無く、登らせられている感じが強い。本来、沢登りはもっと自由でそのかわり自己責任のなかで行う遊びなのに、少しカナシイ気分だ。おっと!水無本谷のことばかり書いてしまった。木ノ又大日沢は明るい沢で、難しいところも無く、静かで良い沢でした。新緑の季節にゆっくり楽しませていただきました。