ヤゲン沢 山域 丹沢
2001/6/23(土)
メンバー:SOLOちゃん
天候 薄曇り
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!

梅雨の晴れ間に東丹沢の初級コースに行く。朝、出かける時に、急に、山ノ神の反対に会い、苦労しながら出発。今週は許可が出ていたはずだが、一日しか、自宅で夕食をとらず、金曜日も飲んできてしまった為の逆襲である。

F1


F2

タライ小屋沢水系のヤゲン沢は『丹沢の谷110ルート』によると、チョー初心者向きで、滝の登攀に興味がある人にとっては、物足りないと紹介されている。つまり、私好みの沢である。ヤビツ峠経由にて札掛から林道に入り、丹沢ホームの上のゲートに駐車。ゲートを越えてタライ小屋沢左岸の林道を終点までいくと、左に河原へ降りて行き、堰堤の上の、ヤゲン沢出会いにて、新大日への登山道と別れる。堰堤を左から越えていくと、間もなくF1だ、結構落差もあり、思いのほか立派な滝だ。右から階段状のところを越える。ナメや大岩を通過していくと、F2があらわれるが、直登は厳しそうなので、手前から右岸を高巻く、F3は右壁を高巻き気味に超えていくが、その少し上で、乗った岩からスリップして仰向けに転倒してしまった。滝の落口で無かったのが幸いだった。今日は、3日間連続の飲みの影響か?気力が充実してなかったのと、癒し系の沢ということで、油断していたようだ。顔を洗って再出発。F4を慎重に越え、F5を越えて行く。しばらく行くと、穏やかな渓相になり、広葉樹の林の間を沢を遡っていく。右側にカーブしていくと二股に到着した。『丹沢の谷110ルート』では右股を進むが、左股のほうが面白いし、難易度も同じくらいだとの情報から、左股に入る。入り口は苔むした良い雰囲気だ。しばらくいくと、出口が異様に狭い(50cmくらいか?)ゴルジュがあらわれる。開脚で越えて行く。源流部になってくると、小屋の壊れたトタン屋根が何枚も出てきて、興ざめだったが、鹿の頭蓋骨のおまけつきだった。忠実に沢筋を詰めていくと、草原上の尾根にあがり、直ぐそこが烏尾山だった。発泡酒(ビールでは無い)で乾杯して、おにぎりをつまむ。新大日の頭経由で境沢に下ったが、長尾根から下りはじめて、20分くらいのところで、一箇所トラバース道が崩れていてイヤラシイところがあった。境沢に下りてくると、見栄えのする滝が、連続で本流支流にかかっていて、厭きがこなかった。ヤゲン沢出会いで渓流シューズを洗っていたら、ヒルにやられて足が出血してしまう。他を点検すると、おろしていたザックにもしっかり喰いついていて、ライターであぶって落とした。やっぱりヒルは気持ち悪い。 F1の上:大岩の間を流れる








癒し系の左股
コースタイム:小田原出発8:48−車→10:21林道ゲート→10:54ヤゲン沢出会い→11:36F3上→11:57二股→12:47烏尾山13:12→13:57新大日の頭14:03→15:13ヤゲン沢出会い→15:50林道ゲート



<コメント>
F3上のスリップは猛反省。
新大日からの下りは、春蝉とカジカガエルの合唱のなかで、夏本番前の空気を強く感じた。