後沢 山域 丹沢
2001/3/18(日)
メンバー:SOLO
天候 雨のち曇り
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!

今年初めての山行だが、天気が良くないので近場の丹沢に行く。楽勝のはずが、しっぺ返しが,
しょっぱかった。


後沢入り口の丸木のコンクリ型枠








くぬぎ山?の松
昨夜からの雨が、朝起きると上がって来ている。急速に回復するという予想があたったと思い、出発。ところが、丹沢に近づくと、雨が降り止まず、シトシトと降っている。宇津茂集落の“みやま運動公園”の駐車場にとめ、雨具をつけて歩き出す。寄木みんなの森キャンプ場?なるものは、もう無く、パートナー林とか何とかの管理棟があるだけだ。でも、相変わらずゲートがしまっている。後沢入り口は、新しく堰堤を二つ作っている最中のようだ。3段13mの滝は、最初がへつれそうも無く、濡れるのがいやなので、あっさりパス。左のガリー状のところから、三段目の滝にでる。左壁を越える。河原歩きをしていくと、二段の堰堤があり、越えたところで、左岸を鹿が4頭尾根を登って行くのに会う。途中、左岸より入ってくる沢の入り口に、15mくらいの2段の滝が見えた。『丹沢の谷110ルート』には、ゴルジュがあるように記載されているが、そのような気配は全く無く、倒木や藪が沢を埋めている。あっけなく奥の二股に着き、小休止。後は、20分も詰めれば後沢乗越だ。楽勝かと思ったが、ガレた壁に突き当たって、途中まで直登したが、ボロボロの砂岩のような壁なのであきらめた。左に樹林帯に逃げて、ガレ縁を直登した。ところが、掴む木は抜けるし、岩はボロボロ崩れ、痩せたリッジ状態で、トラバースも出来ない。もう上に行くしかないので、腕力を思い切り使い、ヘロヘロになりながら登っていった。やっと登山道に出た時には、乗越から10分くらい上まであがってしまっていた。乗越で、靴をジョギングシューズに履き替える。栗の木洞は、薄暗い樹林帯のなかだったが、クヌギ山?の頂上は一面の草原で、大きな松がある。ガスのなかから突然あらわれたので、桃源郷のような気がした。草原の中ほどに、丁度いい具合の倒木があり、腰掛けるのに丁度良い。勝手ながら、“ゆりかごの椅子”と名付けた。林道に一度下りて、登り返し、鉄塔の手前から、右に宇津茂へ下った。里は、晴れてきて、陽光が降り注ぎ、運動場ではサッカーの試合中だった。
三段の最後の滝









ゆりかごの椅子
コースタイム:小田原出発7:20−車→8:20みやま運動公園8:30→9:00管理棟9:10→10:12奥の二股10:23→11:03登山道→11:09後沢乗越11:20→11:42栗の木洞→11:54くぬぎ山?12:10→13:02みやま運動公園



<コメント>
油断大敵!!おそらく、詰めは右に逃げるのが正解だろう。ガスっていてよく見えなかったのもあるが、今思えば、尾根が左に高くなっているのだから、左に逃げる手は無い。それにつけても、寄川水系の青いボロボロの石は脆くいやらしい。