栂池自然園〜白馬乗鞍岳
山域 北アルプス
2001/4/28(土)〜4/29(日)
メンバー:Goroちゃん Sさん
注意:この記録についておきたトラブルについては、
全く責任を負えませんのでご了解下さい!!
軟弱テレマークスキー春合宿は栂池へ。年々ブルジョアになっていくこの行事。
念の為に、観光案内になってしまっているかも知れませんが、気のせいです。
目標の白馬乗鞍岳まで行けるか?
4/28(土) 晴れ
GW初日で、尚且つ三連休初日の為、渋滞が予想されたので中央道の勝沼で合流にする。SさんがGoroちゃんを拾って中央道にのり、私は箱根、山中湖、河口湖経由にて御坂より甲府盆地に入る。Sさん号から、早々に渋滞にはまっている旨連絡入る。私は順調に通過し、7:50に勝沼ICに到着。前夜の寝不足から、待ちながら爆睡してしまった。勝沼のSさんの知合い宅に車をデポし、一路栂池へ。イケナイことだと思いながら、Sさんの言葉に甘えてビールを所望。あっと言う間に、睡眠の中に入る。起きると、車は安曇野を通過していた。後立山連峰に近づくにつれ、べっとり雪が付いているのが視界に飛び込んで来る。大町のジャスコで買出しし、栂池スキー場に昼前に到着。栂池温泉横の、「ふるさと」で蕎麦をすする。この店、蕎麦屋のようだがジンギスカン定食も名物の様子で、マトンのニオイが札幌を思い出させる。てなことは、どうでもイッ〜カ。駐車場は500円取られた。ゲレンデスキー&ボードに混じって、ポツポツとBCスキー族らしき人々も見かける。往復2500円のゴンドラ券を購入し、栂の森駅へ。ゴンドラを降りると、雪はたっぷり残っていた。初っ端なゲレンデを直登したが、結構つかれる。林道沿いに上がって行くと、やたら上から降りてくるボーダーが多く、同じワッペンを付けていたが、ヘリスキーの客だとのこと。7000円で天狗原まで連れてってくれるのだから、時間を考えるとある面リーズナブルか?でも、私らにゃ出せんなぁ。途中、早大小屋にて休憩。汗ダクダクで、栂池ヒュッテ着。乗鞍岳〜小蓮華〜白馬岳の斜面がギラギラひかり、写真で見たのと同じだ。いやそれ以上だ。ヒュッテは、何と、フロントが全くホテル並で、接客態度もホテルそのもの、部屋は個室で(そんな希望はもちろん出してません)テレビ付きで、共同風呂もある。これで9450円(消費税込み)は安い!詰め込まない主義らしいが、その夜30名だった為、結果として個室になったようだ。夜になってわかったが、掛け布団は感激の羽毛だった。到着後、時間があるので、栂池自然園で練習。1900mピークの斜面で、スッテンコロリンやってビールを飲む。下手でも楽しい。小蓮華の斜面にトレースを発見!あの斜面雪崩れないのかなぁ?ツアー中のガイドさんが同じ場所にいて、私らの下手さに見るに見かねたようで、アドバイスをしてくれた。3人とも納得で、いいヒントを貰った。兎に角、感謝(合掌)。夕食は、フランス料理みたいに次々とお皿が出される。う〜ん、ここは下界だ。その晩はぐっすりやすむ。
栂池自然園から小蓮華〜白馬岳方面
栂池自然園から白馬乗鞍岳
コースタイム:小田原5:40→7:50勝沼IC8:15→11:30栂池スキー場12:10→13:10栂の森駅→13:50早大小屋14:00→14:40栂池ヒュッテ(泊)
4/29(日)晴れ
今日も朝から快晴です。午後から雨が降るとのことで、午前中が勝負です。ヒュッテのおいしい朝食を頂き出発。白馬岳までの縦走組がすぐ裏手の最短コースを天狗原に上がっていくのを見るが、あまりにも急なので行けそうも無い。林道を少し戻り、成城大小屋上部から周り込むノーマルルートを目指す。今回初めてシールを装着し威力を試す。天狗原への斜面はシールの威力で快適に登っていく。もうヘリが飛んでいて、パトロールがひとり下りてきた。大きいコースフラッグがあり、ゲレンデ状態だ。Goroちゃんはとっととあきらめて、スキーを担いで上がってくる。Sさんは斜登行でジグザクを切ってくる。兎に角暑い!!。上部急斜面になり、シールが限界になり、左の樹林帯に逃げるが、もう面倒くさいので担いで上がる。天狗原中央の祠を経由して、乗鞍岳の大斜面の前に思いのほか早く着いた。斜面真ん中につぼ足が伸びており、急傾斜の上部には竹竿の旗が立ってある。登っていくのはヘリスキーできた2名を先頭に数名で、アイゼンも持って無いし、どうしようかと思案していたが、時間もあるので先発隊として行けるところまでということでチャレンジする。傾斜が急になったところでスキーをデポし山頂を目指す。GoroちゃんもSさんも後から上がってくる。そうこうする内に、ヘリで上がって来たゲレンデボーダー達も斜面に取り付いたので、山頂を目指す。急傾斜を登りきったところから緩斜面の夏道を進むと乗鞍山頂のケルンがあった。二人を置いてきたので、しばらく待っても来ないので下山しかかったところ、二人とも上がって来た。Goroちゃんにいたっては、板を上げて来ている。あの急斜面滑るの?と思わず聞いてしまった。まずは目標の白馬乗鞍岳登頂にビールで乾杯!。大展望を楽しむ。正面に気持ちの良さそうな、でも私の技術ではすべれそうもない船越の頭の斜面や雪倉岳、朝日岳、五竜、鹿島槍まで通く後立山の主稜線が伸びている。Sさんの靴はXC用なので、私と一緒に下って行く。スキーデポ地に付き滑降開始。Goroちゃんが上から滑ってくる。急傾斜も斜滑降でこなしてくる。大斜面で幅広いので、斜滑降で下って、傾斜が落ちてからテレマークにチャレンジする。コケまくったが、怖さはあまり無くおもしろい。ワインで乾杯し、しばらくこの斜面の下部を練習に費やす。下山開始するが、天狗原の斜面は出だし急でチャレンジしたが、あっけなく転倒し、板が縦になって長く落ちてしまい、勿体無いことをした。樹林帯に入ると、もうボロボロでボーゲンもまともに出来ない状態だった。何とかヒュッテに到着し、預けていた荷物を引き上げまたも乾杯!一日中飲んでばかりだ。名残惜しい栂池自然園に別れを告げ、林道を下山。白馬のジャスコで買出しをして、その晩は、白馬駅裏近くのWING21と言うオリンピック施設の軒先をお借りしてテンパル。夕方から雨強く降り、その晩も酔っ払い3人酩酊して就寝。
白馬乗鞍岳山頂:背景は雪倉岳
白馬乗鞍岳山頂より鹿島槍
白馬乗鞍岳山頂より船越の頭:後方は白馬本峰
白馬乗鞍岳大斜面:蟻の様に人が続いて登ってます
コースタイム:栂池ヒュッテ8:00→10:25天狗原奥(乗鞍斜面下)10:40→11:30白馬乗鞍岳12:15 →12:30乗鞍斜面下13:00→14:00栂池ヒュッテ→14:30栂の森駅→14:50栂池スキー場駐車場到着
Goroちゃんの写真のページへ
<コメント>
栂池ヒュッテは一般客の来ないこの時期オススメだ。
二日間とも天気に恵まれて、ラッキーだったが登頂に感謝。
まわりにも素晴らしいルートがあるので、技術を磨いて再訪したい。