5-Valve Parallel-Twin Owners Club "10VALVES"
TRXカスタム日記(3部連載の1回目)
東海支部副支部長 X005:北河紀人
- はじめに・・・
思わず衝動買いしてしまったTRX、外見といい、マルチ全盛の中でのツインエンジン採用といい、やるなと感じさせてくれたTRX。
しかしその割には細かいところもエンジンについても、かなり煮詰め不足が感じられた為に、思い切って気になる各所をカスタムしてみました。カスタムと言っても出来る限りは私が作業しましたので、同じことを感じている皆さん、是非チャレンジして見ませんか?
また、同じことを考えてる方へ、これが参考になれば幸いと思います。
- カスタムその1:
ツインの割にはトルク不足に感じる特性
- 始めツインというので低速域〜高速域までフラットなエンジン特性、それに加えてトルクフルな感覚を期待していた。しかしながら、その割にはトルクも薄く、また回転が上がりも鈍いしパーシャルな位置でスロットルキープして置いても失速が早いと、いくら以前乗ってたバイクがマルチバイクとはいえ、かなり失望してしまった。
- 私にとって、明らかに乗りにくいTRX。こういった感覚を受け、定番ではあるが吸気系と排気系をカスタム。
- 使用パーツ:
- オーバー製ステンレスエキゾーストパイプ&カーボンサイレンサー(JMCA製)
ミクニ製TDMR41フラットバルブキャブレター
アクティブ製アルミマニーホールド&K&Nパワーフィルター
カスタム3種の神器と言われているマフラーとはやりのフラットバルブキャブレターを装着。
- これによってツインらしく排気音も図太くなり、特性も今まで隠されていた高回転域の伸びが、別エンジンのようにかなりすばらしくなった。
- 併せてフラットバルブキャブレターを組んだことによって、ノーマルの時には全く不満であったトルクの増大、スロットルレスポンスやエンジンのピックアップの鋭さが出てきた。
- 実感としては、ノーマルの時に比べて20〜30キロ程度の速度誤差を感じるようになったので、スピード違反には充分気を付けなくてはいけない(^^;)
- これならば、ワインディングなどの実用走行レベルにおいて、マルチエンジンバイクにも、確実に引けを取らないであろう。(ちなみに私には無理です)
- しかしながらアイドリング〜3000回転までのトルクが全く無くなってしまったが、クラッチミートを高めにすることによって解消できると判断している。
- むしろ、その分中速域から天井知らずの高速域までのトルクフルさを得れたことの方が、このTRXの持ってる本来のポテンシャルではないのか?と、一人自惚れながら考えてる。(平和な奴だ>私)
- おまけとしてアイドリング時には、フラットバルブの「パタパタパタ」音がしているので、おかげでマフラー音が気にならなくなった。(オイオイ)ちなみに平均燃費は1L=12〜15キロ程度。
- ま、こんな程度なら合格でしょう。何しろノーマルのころの期間がほとんど無かったんで、燃費までは記憶にしてないである。(何て粗野なんだろう>私)
- つづく・・・
10VALVES Web Master : Hisatoshi OHKUBO