倉庫へ

TOPへ

明日のための予想  2004/10/24

菊花賞 3歳G1 京都外芝3000m

今回は丁寧に1頭づつコメントしてみます。

1.オペラシチー 

  身体能力はG2あたりはゆうにあるでしょう。今回古馬混合G3差し負けからの臨戦は決して悪くない。

2.カンパニー

  このクラスの多頭数中央では若干ひ弱さを感じる。休み明け1800からも疑問あり。叩いて集中なら

3.グレイトジャーニー

  今後とても自力で重賞をもぎ取る力はなしと見る。開幕やグリーンベルト利用のちょっとしたOP穴で

4.スズカマンボ

  取捨に困る前走の勝ち。ここでは足りないと見たほうが無難ではあるが、バランスで3着あるかも

5.ホウキパウェーブ

  これも本当に強い相手にはやばいタイプ。前走のようなベストの臨戦でないとまずい。なんで人気?

6.シルクディレクター

  悩ましい臨戦過程。もちろん例年の傾向では黙って消し…なんですが…。異端だぁ(笑)

7.エーピースピリット

  ダート適正高すぎる。ただ、この馬はあと2年くらいは記憶の隅に置いておいて損はない。

8.ケイアイガード

  明らかに格下もしぶとく食い下がるイメージ。今回同路線先行最先着が決まるかも。勝ちは疑問

9.トゥルーリーズン

  ノーリーズンは落馬(笑)さてトゥルーは?唯一の丸外ではある。まあまあ。

10.ハーツクライ

  1番人気ではあるがキンカメ不在。京都実績。ダービー2着。データ派は買いでしょう。消し材料は
  もっとも少ない。メジロブライトの菊を思い出します。

11.ストラタジェム

  ここで爆発する可能性は低いでしょう。ただ後2〜3戦で本領を発揮します。重賞は東京あたりで。

12.ブルートルネード

  一本調子傾向強い。平均ペース揉まれず仲良く道中運べればという馬。

13.コスモステージ

  多少精神力不足。ちょっと強い馬にはくらい付きそうな馬。

14.ハイアーゲーム

  勝ち切れない病にかかっていそうな実力馬。馬もJKもハーツに勝てない気がします。

15.コスモバルク

  冷静に見て今回のメンバーの中でもっとも勝つ意志の高い馬。今回臨戦に疑問はあるもののやは
  り切れない馬。身体能力はそれほどでもないが…。

16.ブラックコンドル

  前走のパフォーマンスは低くないが、やはりここでは善戦どまりくらいの馬。やはりダート系馬

17.モエレエルコンドル

  上の同父馬にくらべさらに小粒。ダート質は薄めも相手が強くなると垂れるタイプ。

18.デルタブルース

  長距離実績がある異端馬もやはり激しい格上げでは怯むタイプ。

こう1頭づつコメントを入れると当然人気サイドに重い印を打たざる得ない事になる。ただそれだけでは
馬券は取れないでしょ。いや、人気サイドなのでちょこちょこは取れるでしょーが、儲けられるかと言えば
なかなか難しい。この中で1頭だけを選ぶとしたらなんですか?という問いの答えを出すだけ。後はま
ったく別の予想法で選出する。今回は路線別で選択するのがいいはず。と、いうわけでHR的発想がとて
も便利である。セントライト、神戸新聞、朝日Cが主なプレップRでその他は別路線である。この中でHR的
な要素を持っているのは神戸新聞杯であろう。なぜか?キンカメが故障したからである。それだけ。セント
ライトはレコードだがそれだけのことだし、朝日CCはエイシンチャンプくらいがそれらしい馬で後は生ぬるい
メンバー。まあレースのレベルとしては高いかもしれないがHR的ではない。両方レースとも勝った馬だけ
は評価できるが、後はそれらの馬に先着するのは難しい。別路線としてはオールカマーがやや重で勝った
馬は人気薄の逃げ馬。かなりHR的である。これらの要素を組み合わせると

ハーツ>ハイアー
ハイアーがHR
神戸新聞杯組有利(ケイアイ、ハーツ、グレイト)
セントライト、朝日の勝ち馬(バルク、スズカ)

別路線の条件戦からを考えると1000万くらいのレベルは必要なのでシルク、デルタあたりもぎりぎりある。

さあここからが予想の本番。さて、重賞それもG1クラシックともなると勝てる馬と紐になる馬はもうその
馬の性格というか特性で決まっている。これが、条件戦なんかだとまた全然違う結果になるものだが。
上に上げた8頭のなかでG1を勝つタイプの馬はスズカ、シルク、ケイアイ、バルク、デルタの4頭だけである。
この4頭のなかで何を選択するか。上の各馬の評価でもお分かりの通りバルクしかない。バルクが勝つ
レースであると仮定した時、さて3連単馬券では何を買うか?ここではもうすでに長くなっているので解説
は省きましょう。そして結論。

◎コスモバルク
○ハイアーゲーム
△神戸新聞杯 3頭 + スズカ
×条件戦 2頭

買い方は1着◎3着○2着△ これが本線で
押さえに1着◎3着○3着× 1着◎2着3着△×
さらに1着スズカ3着○2着△

最後に今年のダービーの回顧を添えてみよう。今年のダービーはキンカメとコスモバルクの一騎打ちの
ダービーであった。これはレース前ならだれもが認める見解であろう。そして着順はそうならなかった。
異常なハイペースでコスモが我慢できずに早仕掛け。キンカメがそのバルクを追いかけて抜け出しそれを
追ったハイアーが最後ハーツに差された…このハイアーとハーツの戦いは単なる2着3着争いで意味は
ない。だからハーツとハイアーの着順には特に意味はない。そしてハーツとハイアーのパフォーマンスが
特にその後のレースに影響は及ぼさない。問題はバルクとキンカメだけでその後2着以降はバルクvsキン
カメのおこぼれであっただけの話だ。スペシャルウイークVSセイウンスカイのダービーを思い浮かべてほし
い。2着3着はその後いかがであったか。今年はハーツ、ハイヤーが身体能力的に高いのでそれなりに
は来るだろうが、1着争いには蚊帳の外だと感じる。

他予想
東京11はSS丼。福島民友カップはスプリンターズの逃げ馬14-16でいいでしょ。