Mac ライブカメラ覚え書き
私はMacユーザーです。最近肩身が狭くなってきたのを感じています。特に肩身が狭く感じるのはWebカメラの分野です。ここでは、今までの私のWebカメラに関する状況をまとめてみたいと思います。
OS9.2以前
ハード
ColorQuickCam
最初にトライしたのは、OS7時代。CU-SEEMEの時代。ColorQuickCamを購入して、NASAのリフレクタなどに接続していました。とても感動した覚えがあります。けれども、レガシーインターフェースの衰退とともに、このADBポートとシリアルポートの両方が必要なこのカメラも、廃れていきました。画質は今となってはいまいち。ホワイトバランスの調整が難しく、野外を写すと太陽の向きによって白抜けしてしまいます。現在ColorQuickCamは、私の歴代Macのご臨終寸前のご奉公として使用しています。03.5.30現在はPB5300CS+LANカード+OS7.6+FreeWebWatchman(フリーソフト)にて使用。
ついこないだまでは、Macで使用できるUSBカメラはこのカメラだけでした。けれども、対応OSはOS9.2まで。というわけで、レガシーインターフェースが無くなってしまった私のMac(PBG3ブロンズキーボード2000)にて、臨時のライブカメラ設置時に主に使用。他PBG4Titanium/667、PMG4/800Mのクラッシックモードで使用。
ソフトは、上記のFreeWebWatchmanで使用
ソフト
FreeWebWatchmanはMacで動くフリーで良いソフトです。OS9.2まで対応。OSX導入までは、ずっとお世話になっていました。カメラはColorQuickCamでも、IO-DATAのUSBカメラでも使用できました。欠点は、私の使用環境では使用メモリを少しずつ食っていくらしくて、長期の使用には耐えません。日中のみ200〜300秒間隔で使用し、気がついたときにリセットをかけています。残念ながら、OSXのクラッシック環境経由では使用不可。これはこのあとの全てのカメラで同様です。
ビデオチャット用のソフトです。喜び勇んでダウンロードしましたが、何故か私の環境(PBG3、PBG4、PMG4/800M/OS9.2+IO-DATAのUSBカメラ)ではうまく動きませんでした。
最初は英語版、最近は日本語版でもビデオチャットに対応。ただし、音声は送れず画像と文字チャットのみです。常時接続環境で、普通の電話と併用で無理矢理TV電話気分。
上記を用いれば、画像の取得は定期的にできそうですが、ftp機能が無いためアップロードができません。ただ、モーターをインターネット経由で制御できますので、ライブカメラの土台を制御するのに使用できます。上記のFreeWebWatchmanとの組合せで使用。ちなみにLEGOカメラはOS9環境ではどうやっても動きませんでした。
以下OSXにて
OS10.2.x
時代は移り変わり、WebページもOSX環境で作成するようになるとOSXで用いることのできるWebカメラが欲しくなりました。けれども当初はOSX環境で動くカメラが全然無い! 対してWinの方は安くて手軽なWebカメラが多数出てきて、あ〜も〜Macも終わりかなと思いました。あきらめかけた時に、iBot FireWireカメラが売り出され、さらにQuickCam Pro 3000+IOXpertsのドライバーの組合せの情報が出てきました。
Legoカメラ+Maccam
ドライバがフリーソフトなのが魅力ですが、残念ながら、この組合せではOculus3.1は使用できないようです。QuickTimeBroadcasterでは認識しました。
その後Legoカメラ+Maccam+Oculus3.1でも使用可能なのを確認。何が悪かったのだろう
QuickCam Pro 3000+IOXpertsのドライバー+Oculus3.1
現在この組合せでライブカメラを実施。ドライバとOculusで40$近い買い物ですが、実に安定していてGood。もちろんこのカメラとドライバの組合せでもQuickTimeBroadcaster使用可。
iBot FireWireカメラ+BTVProOEM+Oculus3.1
FireWireインターフェース、カメラが高い、カメラがでかくて、足が設置に向かないということを除くと文句の無い性能とソフトとの相性である。けれども、FireWie内蔵のPBはまだ高価で、Liveカメラ専用にするのにはちょっともったいない。
OS10.3 panther
よせばいいのに、pantherが出てアップグレードしたくなり、OSをアップグレード。例によっていろいろトラブル発生。各コンピュータに1〜2日メンテナンスがかかりました。
まず10.3になって動かなくなったのがLegoカメラ+Maccam
MaccamドライバーについてはAEL Camera DriverというところにPanther対応のドライバーがありました。インストールすると動く動く。ただ、同時にMaccamとIOXpertsは動かせない。
その後10.3.5にして確認しているのは
QuickCam Pro 3000+IOXpertsのドライバー+Oculus3.1
で動いていること。Maccamは未確認。
ネットワークカメラ導入。
pci社のCS-W01Bを導入。実に快適に動く。だが画像はよくない。画質的にはQuickCam Pro 3000の方が良い。学校HPのライブカメラをご自分で比較して下さい。
広島のお父さんが、MacOSXを使ってみたいということだったので、eMac (1GHz)+ iSightの組合せで購入する。広島の環境はADSL
こちらは、PB667+iBot FireWireカメラ+ADSLで早速iChat実施。動くことは動くけど、ハングアップが20分に一度は発生。体感的には、YahooMessengerと携帯の組合せの方が安定している。近日再度トライの予定。
というわけで、ACアダプタの変わりに、直流5V電源をつけて完全無線化を企画。ところが、意外と直流5V電源というものが世間には無いことがわかる。DC-DC変換として、三端子レギュレータを用いれば回路は自作できることは解ったが、製品としてどこかにないものか。
というわけで、無理を承知で下記のことを試してみる(これを読んで真似する人はあくまで自己責任でお願いします。こちらでは一切責任はとれません。あしからず)
というわけで、I-O DATAの5V電池パックBT-5Vを試して見る。まず問題なのは、BT-5Vの定格出力は5V 1.6Aなのに対して、CS-W01Bの定格は、コネクタ端子を刺すところに5V 2.5Aと書いていることとコネクタの形状が違うことである。早速パーツ屋に行って変換コネクタを自作。600円程度でできる。定格電流の違いは、あくまで電源の定格が、使用する機器の定格より小さいので、使用する機器側で壊れることはなかろう。という推測と、試運転のときに電源の加熱をよく監視する。電源は製品だから、過電流については対策がされているだろうという推測のもとに、まずは使ってみようということにした。
おそるおそる電源をつないでCS-W01Bが動くことを確かめると、動く動く。電源も熱くならない。取りあえず動くことは解った。次は電源が時間にしてどれだけもつかである。
実験によるとSANYOの充電池8本(新品)フル充電+無線+10秒毎にftpアップロードという設定で約3時間の連続運用が可能でした。(04.09.15)
文化祭のライブカメラ用にPBG3ブロンズキーボード/333+OS10.3.5+EvoCam3.5(試用版)+iBot FiweWire+ FiweWireカードREX-CFW3H+カード用電源アダプタ+LegoCam+Maccamにて1台のMacにて2台のライブカメラ運用を試みる。
上記を除けばソフトとカメラの相性に問題はなし。1.についてはFirewireのあるMacで使用すれば問題はないであろう。2.についてはLegoCamは屋外では使えないと割り切れば良い。(04.09.22)
ライブカメラ用に、coregaの無線ネットワークカメラを購入。早速設置してみたが、不具合続出。