♪ Be sure it’s true when you say “I love you”

     It’s a sin to tell a lie

       Millions of hearts have been broken

         Just because these words were spoken

  

              I love you, yes, I do, I love you ♪

 

夢を見た。歌を唄っている夢。

それも、かなり昔のラブソングだった。

夢なのに何故、歌詞を(英語だぜ)を覚えているのかが不思議だった。

夢は、本当にワカラナイ。人生が、ワカラナイように。


ここのところは、新作「シバ 縄文犬のゆめ」のプロモーションに取り組みながら、

撮影・編集の日々だ。

「シバ」のプレス関係者試写があったその日は、

「特定秘密保護法案」が国会で強制採決された日で、友人・知人から、そのことに触れるメールが来たり、日比谷野音での集会に参加しないのか、という誘いがあったりした。

「こんな時に、シバ犬のドキュメンタリー映画かい?」

と思われているような気もしたけど・・・。


試写会後のスピーチで、

「ファッショそのもののような今の日本の動きに声を上げることと、

 観て頂いたシバの映画が語りかけていることは、

 自分の中ではシンクロしてるように思う」

ということを話した。キョトンとしている人もいたし、うなずいてくれる人もいた。


恥ずかしい言い方だけど、私のドキュメンタリーはラブソングのようなもの。

被写体に惚れ込んで、好きになったその人や、その物や、その自然や、「その犬」を、

観て欲しくて、撮ってるだけの映画。

幼稚で語るに足らぬシロモノなのかもしれない。

でも大事なのは「愛だよ愛」どんな時にも、どこまで行ってもね。


そお言えば、逝ってしまった忌野清志郎が

♪ ラブミーテンダー ♪のメロディーに乗せて、反原発ソングを唄ってたなぁ・・・。


気味の悪い風が吹いて来た。

その風を肌身に感じながら、ラブソングを唄うように、

これからもドキュメンタリーを創り続けよう。

こうなったら、声が涸れるまで、ラブソングを唄い続けてやるんだ。

見てろ・・・。


 ♪ I love you, yes, I do, I love you 〜

          〜 It’s a sin to tell a lie ♪


確か、「嘘は罪」という邦題。いい歌だ。


 

嘘は罪

伊勢 真一