Monologue6(1999.3.8〜1999.8.5)


「1999.8.5(木」・曲以上の何か
 今週から、FMのNack5というチャンネルで、全米でNo1になった曲を年代順に紹介する番組をやっています(夜の10時から)。今日で60年代終わりまできたわけですが、これを聞いていて感じたことは「やっぱりビートルズってすごい」ということです。全米で1位から5位までが全部ビートルズというのもあれば、ヘイジュードが9週連続1位だったりなどと記録的なこともすごいのですが、やっぱりなんといっても、そのサウンドそのものに、何かこういいしれないパワーがあるような気がします。8年間という活動期間の中で常にハイレベルのNo1ソングを出してきて、そのどれもが歴史的な曲というのも素晴らしい。別格。曲そのものの良さもさることながら、ビートルズの曲を聞いて、つきうごかされた人、インスピーレーションを受けた人の数は計り知れないのではないのでしょうか。音の向こうにパワーがあるような、そんな気がします。



「1999.7.28(水)」・魔力
 このページはDiaryと称していましたが、更新の間隔が長いので、Diaryなどと呼ぶのもおこがましく、Monologueにしました。それもおこがましいって?
 ところで話は全然飛びますが、文字って不思議なもんですな。私の話でいうと、例えば「電」という字を見た時どんなイメージが浮かぶかと言うと、まあせいぜい、高圧電線の鉄塔くらいしか思い浮かびません。はたまた「都」という字を見た時、まあ前都知事の青島幸夫氏の顔が浮かぶくらいで、これまた、どうってことないことなのですが、これがこの二つが合わさって「都電」という単語になると、なぜか途端にこの言葉がトキメキをもって輝いて私にせまってくるのであります。私は別に電車マニアでは無いのですが、以前東京は大塚に住んでいたこともあり、都電が近くを走っていて、もちろんたまに利用もしていたりしてたので、いろいろと思い入れがあります。新聞のテレビ欄を見ていて、「都電沿線特集」なんてのがあると、絶対見ちゃう!ってことにもなります。今日も都電の番組があったようなのですが、新聞を見たのが夜で、その番組は夕方のやつだったので、見のがしちゃいました・・・残念・・・
 文字の魔力と言うのはきっと誰しも感じたことがあると思います。特に恋した時なんかそうだったんじゃありませんか?今までうんともすんとも気にもかけなかった、とある文字・・・。好きになった子の名前に入っているその字がテレビの画面に出てきたりするだけで、なんかドキドキソワソワするようになっちゃったり・・・イイすね。恋。とんと御無沙汰ですが。



「1999.6.29(火)」・いろいろと
 ニューパワーマックG3/400MHDVD搭載で248000円・・・なんじゃそりゃー!。私のは266MH、30万円以上もしたのに・・・買って1年もたってないのに・・・。
 ところで話は変わりますが、最近宇多田ヒカル嬢がテレビに出演するようになりました。最初ビデオクリップや、雑誌の記事やラジオ出演したのを聞いた人の印象などを聞いていて、それらから判断すると、なんか小生意気な小娘のようなイメージが正直なところありました。でも実際テレビを見た私の個人的な印象は全然変わりました。言葉遣いなどはやはり若いので粗雑なところもありますが、それを抜きにしても、とてもシャイでやさしそうな子という感じを受けました。歌もいかにもうまい人という感じで、私としては、かなり好感を持ちました。かなりイイ感じオーラなんじゃないかなと感じました。本当のところは実際に会ったこともないのでもちろんわかりませんが、人はある一面だけで判断してはいけないなと思いました。
 さて、ついにNBAではサンアントニオ・スパーズがチャンピオンの栄誉を手にすることができました。ファイナルの相手ニックスも大変良く戦ったと思います。スパーズのメンバーが来年も変わらず安定した力を発揮できれば、来シーズンも期待できそうですが、あなどれないのは、ロサンゼルス・レイカーズ。元シカゴブルズの名将フィルジャクソンを迎えて、もしかしたらかなりの大バケが期待できるかも。そういえば今日は今秋日本で開幕戦を行うティンバーウルブズのエース、ケビン・ガーネットがPRのために来日しているとか・・・
 そういえば1999の7の月まであと2日か・・・ゴキブリが出ないよう部屋の掃除でもしとくか・・・



「1999.6.12(土)」・そういうことね・・・
 NBAにおいてサンアントニオスパーズがファイナル進出が決定しておりまして、優勝の可能性も一段と高まってきました。私は初めてNBAチャンピオンチームが公式戦の開幕試合を日本でやることになると思いうかれまくっていましたが(6/2参照)、現実はそう問屋がおろさなかった(古い表現?)ようです。日本にまだそんな良い思いはさせてもらえないというところでしょうか。NBAチャンピオンになったチームは秋に行われるマクドナルド選手権(バスケクラブチーム?の世界一を決める、サッカーのトヨタカップみたいなもの?)に出場が自動的に決定するので、もしスパーズなったら来日は不可能になるとのこと。変わりに別のチームが来ることになるというので、ひとまずガッカリ・・・でも別なチームというのがどうやらサクラメントキングスになりそうで、今はNBAを代表する程の強いチームでは無いけれど(でも今年のプレーオフで昨年のファイナルチームのジャズを苦しめたので期待は大)、ジェイソンウイリアムス、クリスウエバーといった、一度は見てみたい選手がいるので、まあそれでもいいかな、と思った次第でした。



「1999.6.2(水)」・劇的幕切れ
 NBAは現在プレーオフです。昨日はサンアントニオ・スパーズVSポートランドブレイザーズの第2戦があり、スパーズのショーンエリオットのミラクル3ポイントショットでスパーズが1点差で逆転勝ちし、大盛り上がりでした。プレーオフになると観客も異常に盛り上がるので、私も久々に興奮する幕切れでした。今4チームが残っておりますが、どこも力が拮抗していて、どこが勝ち残れるか予測がつきにくい状態です。どのチームも優勝してもらいたいとは思いますが、やはり1チームしか優勝はできません。強いて言えば若きエース、ティムダンカンを擁するスパーズが勝ってくれるといいのですが。そうするとどうなるかというと、今年秋にスパーズが日本で公式戦を行うことが決定しているので(チケットは6/23よりNBA公式ページwww.nba.com/japanで発売開始とのこと)、スパーズが優勝すれば、なんとNBAのチャンピオンチームが日本にやってくるということになります。過去ヒューストンロケッツが日本で公式戦をしていますが、まだチャンピオンになる前だったので、もしスパーズが優勝するようなことがあると、これはファンにとっては大変なことになります。



「1999.5.17(月)」・女をアピール
 最近良く新聞などで言われてますが、街で煙草を吸う女性と電車の中で化粧をする女性、良く見かけるようになりました。
 私は個人的には両方とも別に不快感も無いしどうということもないです。若い、とても煙草吸わなそうな純朴そうな子が、煙草の自販機でたどたどしい感じで煙草を買っているのを見かけると、ああ、この子はこうやって人生を知っていくんだなあと妙な感慨を覚えます。まあ吸い過ぎは健康に良く無いから気をつけてね・・・。
 とても美しい女性が吸った煙を自分の顔に吹き掛けられたい!などとちょっと変態的な願望も・・・。

 まあそれは良いとして、化粧の方は若い女性も中年のおばさんも良く見かけますが、これは「化粧」の意義を女性が問いただし始めたからのような気もします。
 以前東北線のボックスの席で同じボックスで私の斜め前に座っていた30〜40代の熟女が、もしかしたら水商売系の方だったかもしれませんが、いきなり私がすぐ目の前にいるにもかかわらず化粧を始めたことがありました。
 ノースリーブの結構色っぽい方だったので、私は車窓の風景を眺めつつもつい定期的にその仕種を見いってしまいました。
 もちろん女性は私のほうにはおかまいなしで、化粧を続けてました。

 女性の意識として、それまでは化粧の為に朝早く起きていたのを、「化粧の為に早起きするなら寝てたほうがいいよ」などと考えているのかもしれません。化粧なら通勤や電車の待ち時間で十分できるでしょ、みたいに考えているのかもしれません。
 あとこれはちょっと私の勘ぐりかもしれませんが、化粧と言うちょっと男性からは神秘というか秘めたようにみられる仕種を人前でやることで、なんか自分を(というか「女」を)アピールしているのかな、とも思ってしまいます。
 変わっていくあたしを見ていて!みたいなのがあんのかな、などとも思ってしまいます。

 そんなわけで私なぞ化粧をしている女性がいると、ついつられるように大注目してしまいます。
 単なるスケベオヤジですが、今度は化粧と言わず着替えもお願いします!と声を大にして言いたい!。
 無理か・・・。



「1999.5.15(土)」・街と郷愁
東京12チャンネルの「出没!アド街ック天国」で池袋を特集していました。1位はなんと「ギャル系」、これにはビックリ。私が東京に住み始めた頃(西巣鴨という所でした)の池袋の印象は「女の子少ねえな」というものでした。ちょっと御無沙汰している内に変わってるんですね、街も。そういえば駅の近くに高い煙突ができたのは、あれは清掃工場のものだとか。少しショックだったのは、この清掃工場、そこにあった昔良く行った「マンモスプール」の跡に建てたということで、「あれ?マンモスプールもう無いの!?」と、なんとなく寂しい思いがしました。私が今抱いている池袋と実際の今の池袋では段々イメージにずれが生じてきているようです。これは人も街も同じことなんでしょうけどね・・・来週の「出没!アド街ック天国」は、なんとこれまた私には馴染みの深い(まあ、10数年前に1年程住んでたんですけどね)「大宮」。ノスタルジーだ・・・



「1999.5.9(日)」・とりあえず3年以内で
連休は、久々に山陰をひとり旅してきました。デジカメで写真を撮ったりしたので、あれこれまとめてホームページにのせようかなどと考えています、たぶんずっと忘れた頃になりそうですが・・・。今回兵庫県の城崎にも行ってきたのですが、そういえば志賀直哉の「城崎にて」の最後に、「あれから3年以上になる・・・」とあり、志賀直哉も城崎に行った3年後に、あの小説をまとめたらしいことがわかります。そんな訳で私もとりあえず3年以内に今回のことをまとめさせていただこうかな・・・?気の長い話・・・


「1999.4.20(火)」・Fantasy World and Disney Girls
 日テレの「踊るさんま御殿」で、どうでもいいこと、というテーマの中で、発音の違いについての話があって、「ディズニー」と「デズニー」のことが話題に出てきました。これは基本的な発音はディズニーです。年とった日本人は昔の教育の関係でデズニーと発音してしまう人が多いようです・・・こう書くとアメリカ人はディズニーと発音していると皆さんはお思いになるでしょう。ところが・・・です。
 私の大好きな曲でビーチボーイズの往年の名曲に「ディズニーガールズ(1957)」という曲があります。ブルースジョンストンという人が作曲しヴォーカルもとっているのですが、彼の発音は、どう聞いても「デズニー」なのです。しかも「デズニー」の方がかっこよく聞こえるし、そうでないとしまらない、ここは是非デズニーであってほしいのです。
 あながちデズニーでも悪くないのです。おじさんがデズニーと発音しても、若い人、笑わないように・・・



「1999.3.24(木)」・魅せるバスケット
 マイケルジョーダンが去ってしまい次代のスターを期待されるNBAですが、結構若い選手が今年は活躍しているようです。私がちょっと注目したいのは、サクラメントキングスのジェイソンウイリアムズという選手。背も低く、黒人主流のNBAにあって白人という、ちょっと異色の選手ですが、そのプレーがなかなか華麗で、トリッキーなパスを出したり、久々に見せるルーキーが出たという感じです。ジョーダンやマジックジョンソンも見せるプレーヤーでしたが、ジェイソンウイリアムズのプレースタイルは往年の名選手ピートメラビッチを彷佛させるとの、もっぱらの評判です。ピートメラビッチは私もビデオでしかプレーを見ていないですが、彼が生前残した「アメリカンバスケット」というバスケット教則ビデオ(ポニーキャニオンより発売中)は私の大好きなビデオの一つです。ジェイソンウイリアムズはジョーダンやマジックジョンソンのように、まだチームを優勝させるような力はないようですが、バスケットの面白さを味合わせてくれる貴重なプレーヤーです。いずれチームを優勝させられる選手に育ってくれるといいんですけどね。昨年はティムダンカンという大型新人が入団し、この選手は若くしてチームを優勝に導ける実力の持ち主という気がしますが、このダンカンや、今や人気のロサンゼルスレイカーズのコービーブライアント(なんとこのコービーという名前は神戸からとったそうですよ。日本の皆さんも応援してね。)も頑張っているし、ジョーダンがいなくなっても、なんとかやっていけそうかな、という感じです。でも今年の優勝はやっぱりベテラン主体のユタ・ジャズかな?・・・



「1999.3.20(土)」・ヴォーカルは男?女?
 毎週金曜の深夜1:40からTBSで放送しているNBA の番組「NBA MANIA」(民放ではNBA関連はこの番組だけ。サビシー!)のエンディングテーマにシェールというアーティストの「ビリーヴ」という曲が使われております。分かりやすいメロディーでアレンジは80年代っぽい感覚で洋楽では久々にいい感じだなと、思っていました。今日インターネットを見ていた時、ふとアメリカのビルボードチャートを見たら、この「ビリーヴ」はなんと一位にランキングされているではありませんか。つまり簡単に言うと、今アメリカでは流行っている曲ということです。そんなたいそうな曲をこの深夜の番組で使用させていただいているというのがNBAファンにとってはちょっぴり感慨深いものがありました。ところでこの「ビリーブ」のビデオクリップを見たら、映像の中でヴォーカルをとっている人物がどうも女性のようなのです。この人が果たしてシェールなのかどうかは確認していないのでわかりません。「ビリーヴ」を聞く限りでは男性ヴォーカルだと思っていたのに・・・真相は?ま、そのうちわかるでしょう。
 
「1999.3.14(日)」・レンタルビデオ会員になる
 何年かぶりに新規にレンタルビデオ屋の会員になりました。WOWWOWや有線に加入していること等もありレンタルの店には久しく行っていなかったのですが、久々にいったら、そのおびただしい在庫量に少し驚きました。大体売れ線は必ずあるし、タイタニック等は有り余っているのかセルビデオになって安売りしておりました。男性お楽しみのアダルト系も実に豊富!これだけの女性がビデオに出ているなんて、道歩いている若い女性の十人に一人位はビデオに出ているのではないかと思ってしまいました。ともあれこれだけの数のCDやビデオがレンタルできるのは、こちらにとっては有り難いことであります。個人的に難を言うと、店が遠い!私の住居から自転車で20分位かかります。大袈裟に言うと隣の県にあります。私の住居の近くにレンタルビデオ店が出来れば絶対繁盛すると思います。あとファーストフードの店もそうです。
 

「1999.3.8(日)」・水飴せんべい
3月、沈丁花の薫りがする季節になりました。もうだいぶ昔のことのなりますが、私が小学生位の頃までは、まだ公園に紙芝居屋のおじいさんが来ていたものでした。紙芝居の内容は忘れてしまいましたが、私達のもう一つの楽しみは、そこでおじいさんの販売する駄菓子の類いにありました。そこでは普通のお菓子屋さんでは売っていないオリジナルのお菓子があって、それが子供達の人気を集めていたものでした。私が特に気に入っていたのは「水あめせんべい」というお菓子で、えびのみりん焼きのせんべいに、おじいさんが水あめを上手に割り箸でくっつけた、ただそれだけのお菓子でしたが、えびせんの塩からさと水飴の甘さが程よくマッチした、実にセンチメンタリズム溢れるお菓子でありました。
 時は流れ今日コンビニで惣菜を買っていたところ、ふと海老のみりん焼きのせんべいがあるのが目にとまりました。私は瞬時に「水飴せんべい!」と思いました。ここで重要なのが、この海老の煎餅は「みりん焼き」でないとダメなのです。えびせんべいにもいろいろ種類があるのですが、白っぽいやつや、ピンクの色のうすい煎餅では「水飴せんべい」の味は出せないのです。実は東京に来てから「水飴せんべい」を作ろうとしたのですが、その時は海老せんにみりん焼きを使用することがわからず、腑に落ちない気持ちのまま断念したのでした。今回「みりん焼き」のせんべいを目にした時、その色つやに、「これだ!」と直感するものがありました。大きさは紙芝居屋のものとは違っているようでしたが、素材はまさしくこれでした。コンビニでは水飴が置いてなかったので、スーパーに行き水飴を購入し、早速家に帰って「水飴せんべい」を作ってみました。水飴をせんべいにのせるのに一苦労、やっぱり紙芝居屋のおじいさんはプロだった・・・味は、まさしく、あの時の味でした。もちろんグルメ通をうならせる絶品という種類のものではありませんが、懐かしい味、夢のある味でした。
 あれからもう何十年もたっていて、まさかもう紙芝居はあそこには来てないだろうな、とか、おじいさんももう居なくなってるだろうな、とか、ちょっぴりセンチメンタルな気分になりました。
 


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