「2000.10.25(水)」・まず最初は
ルドルフシュタイナーという人のとある本の中に、明らかな不安や恐怖は、それを抑えることができるが、明らかにならない不安や恐怖が、無意識の中に留まっていると、病気の原因になるというようなことが書いてあった。
問題がどういうものか自分でわかれば、次の段階でそれをどうしていくかということになるが、まず人間臭い物には蓋をしたがるので、なかなかそれが難しいかもしれない。
例えば僕などは、まずわざと自分が気にしている、何となく気になる嫌なことを思い浮かべてみる。そしてその嫌なことから連想される他の嫌なことをドンドン思い浮かべていく。そしてそれを挙げだしてみて、その連想の流れの中で、自分が一体何を恐れているのか、どういう結果を敬遠しているのか、どうなってしまうことが嫌なのかをまとめてみる。
しかしながら本当の問題が何なのかということを認識することは、やはり容易では無い。
全然話は変わるが、日テレの深夜「松本紳助」という番組があって、松本人志と島田紳助の二人のトーク番組というちょっと異色の企画だけど、今日はフジのごきげんようのパロディをやろうとしていて、結構面白かった。 |
「2000.10.23(月)」・近年関係悪化
人生、時に悲しい場面がある。
昔、僕は彼らに会いたいがため、野に出、川を渡り、山に登った。
ところがそう、昔あれ程興味を持って接していた彼ら「昆虫」達と、僕との関係は、どうしたことか近年ますます悪化し緊張の度合を増しつつある。
先日良く晴れた日、布団を干し、それを取り込んだ時のことである。
すぐさまティッシュで彼(彼女?)を捕まえ、外に放りだす。
しかし、どうやって侵入したのか?
これだけの危険を犯し、これだけの高等テクニックを駆使し、僕の部屋に侵入してきて、一体何をしようと企んでいるのか?
僕には、ヤツ(こうなったらヤツ呼ばわりさせてもらう)らは「僕を驚かせようとしている」、ただそれだけの為にやって来ているようにしか見えない。
そういえば、昆虫の為に結構ストレスがたまることが多い。 ヤツらは今回のカマキリのように、ホッと一息ついたような時に限って突然姿を現してビックリさせる。
こう考えると、ヤツらは為にこそならないが結構僕の生活上のストレスの根源になってはいないか?
僕側から言わせてもらえば、今まで散々僕の邪魔をしてきたから、今後は人生観の変わるくらい素晴らしいものを見せてくれる等よっぽどのことでも無い限り、ヤツらに対しての僕の態度は好転しないと思われる。
それとも・・・、彼らは昔と全然変わってはいず、僕の方が昔と変わってしまっただけなのだろうか・・・?
ともあれ、今のところ僕の昆虫不信はますます募るばかりである。
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「2000.10.22(日)」・マウスパッドが語ること
僕の使用しているマウスパッドは、少し厚手のマット状になったものであるが、買ってからは特に振り返るでもなく使っていた。
だが、そうでは無い。
このマウスパッドは、僕がどうこうしなくても、ほおっておけば、長い時間を経ていずれ風化してしまうのだ。 そう考えると今僕の身の回りにあるモノだって、何百年何千年何万年と経てば、きっと全て風化し、地球に帰っていくのだろう。 このマウスパッドは、元は地球の植物か何かが石油になり、その内のある部分が、誰かの手により形をかえられマウスパッドに変化した。
片や「僕」という、これも同じ地球上の、何か知らぬが何かいろんな物質から組成された存在があり、地球の歴史上の、ほんの一瞬に、同じく地球上の物質から組成されたマウスパッドに出会った。 結局、地球という母体があって、その中から人間やモノなどが、地球の歴史から見たら、ほとんど奇跡的なくらい見事なタイミングで造り上げられ、出会い、そして離れていく、そんなことをもう長い間ずっと繰り返して来ているのだな、と感ずる。 だから、人間もモノも、宇宙から見たら、同じ地球上の存在で、元は一緒なのだ、それが、その時々の何かの力の具合で、モノになったり人間になったりしているだけで、根っこはつながっているのかもしれないと、ふと思ったりする。 |
「2000.10.21(土)」・答えはどこに?
今の自分を見つめ直す・問いただす時間というのは、とても大切で必要な時間だと思のであるが、時間にゆとりがあるのに、いくら見つめ続けても、問題の回答・解決策が出てこない場合もある。
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