「2000.7.23(日)」・無意識への依頼事項
モテナイ独身青年(僕のこと)の部屋には、当然ながら女性が来訪するということは無い。
夜のゴキブリなどは、その代表であるが、昼間も頻繁にやって来てくれる奇特な者たちもいる。 日中窓の外を見ていると、いろんな者たちが来訪してくる。
ウグイス・ハト・スズメといった、鳥類もいる。
その他、トカゲ、ムカデといった、いかにも女性に人気の無さそうな者たちも、こちらが女性にモテナイと知ってか知らぬか、同類と思うのか、寄って来たりする。 ところで呼んだ覚えが無いのに来る来訪者があるかと思うえば、置いた覚えが無いのに存在する物体というのもある。
寝室に毛が落ちているのは多少ながらもその理由は想像できる。
これ誰のだ?と思う。形状等からどうやら人間のものらしいことはわかる。
しかし僕には、これらの毛を室内に散布させて回った記憶は全く無い。
実際のところ、これらの毛が確かに僕自身の持ち物だったらしいことは、どうやら認めざるを得ない。
推測するに、移動に際して身体に付着したそれらの毛が、目的地に着いたと同時に、何らかの衝撃で(僕の意識としては無意識の内に)散布されたものと推測される。 このように毛の頒布は、こちらが意図せぬまま無意識の内にやっていたことのようである。
しかしもうどうあがいたって、これを何とかするのは無理である。
こちらが望んでもいないことが無意識に行われていることだとするなら、我が家へ幾度となく来訪するあの昆虫をはじめとした様々な来訪者達も、実は僕が無意識に呼んでいるのかもしれないでは無いか。 ということは、考えるに僕は元々無意識には「女性」は呼んでいないってことか?
無意識さん!、今度一つかわいい女性が我が家に来訪してくれるようお願いしますよ!。
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「2000.7.19(水)」・懲りない輩
インターネット上で注文した本が、最寄りのセブンイレブンで受け取れるというe-shoppingなるものを今回利用した。
その理由は下記による。
上記の「入手しにくい本」を、まあ例えばの話だが、「ヌード写真集」という単語に置き換えてもらうと、モテナイ独身青年の胸中が良くご理解いただけると思う。例えばね、例えば。 1.については「ヌード・・・」は、身近な書店だと売れ筋は置いてあるが、ちょっとマニアックな当方の要望するようなものだと、ほとんど置いてない。ヌード関係の本は、ダメ!という雰囲気の書店すらある。こういう書店でのモテナイ独身青年の肩身はせまい。
2.については、もしベストセラーになった場合、大書店に赴いていっても品切れの場合もある。
3.これはかなり大きな理由だが、セブンイレブンに取りにいくと、商品がちゃんと梱包されていて、僕が何を購入したかは、その場の人間にはバレナイ。大書店で購入する時は、周りが皆同好の氏なので、購入時もそれほど恥ずかしくも無いが、レジがカワイコちゃんだったりで若干後ろめたさはまだある。その点e-shoppingは心置きなく購入できる。 その他上記1〜3以外の理由として、僕も時々利用してる「本の宅配」だと、留守中に来てもらって、また出直して一日、下手すると一週間入手が遅れるということがあるが、e-shoppingは何しろコンビニに取りに行くだけなので、その心配も無いという利点がある。 さて、じゃあおまえはその便利なe-shoppingで一体何を購入したんだ?と思われる方もあろう。
・・・すみません、ウソをついておりました。 本当は「in NATURAL」中島史恵写真集でやんす。
でもまあ、美しいというか、かわいいというか、いいですな。目の保養になります。
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「2000.7.18(火)」・行く
言葉というのは不思議と言うか怪しいもんである。
「人間の運命はあらかじめ決まっている」などと言われると、人生もう自由も無く何か虚無的なもののように聞えてくる。
そういえば少し話は変わるが、国によって同じことを表現するのに、全く逆の表現をしたりする時がある。 日本では、とある行為をして最高潮に上りつめた時の感覚を称して「イク」という表現を一般的に使用しているようである。
さて、こんな絶頂時に発する叫びの違いだが、これがもうちょっと突っ込んで見ると、次のような事柄に気づいた。 英語圏では、「COME」は「I'm cominng」と現在進行形で使用されることが多い。和訳すると「私は現在、キテイル」もしくは「私は現在、キチャッテイル」となる。
ここで僕は頭にパッとグラフが浮かんだ。
結局どちらも高揚した気分を表現していることにはかわりないが、時間的な問題の違いで表現にも相違が出てきていたといえる。 僕は一体何をこんなに力を入れて説明したかったのか、自分でもわからぬが、まあそんな程度のことである。 |
「2000.7.17(月)」・大相撲名古屋場所の一風景
BSでは昼過ぎの午後1時から大相撲の中継をやっている。
放送開始直後など、会場はまだ早い時間とあってハッキリ言ってしまえば、かなり閑散としている。
良い試合というか、割とメリハリのある試合には、それなりの拍手と歓声が飛ぶ。
客席にはポツリポツリと人がいるのであるが、これが画面で見ると結構目立つ。
画面の正面に見えていた、とある中年の紳士は取り組みが始まる、それこそ直前の直前まで手持ちの新聞らしきものに目を落としていた。行事の「ハッケイヨイノコッタ!」の声でも顔をあげない。力士と力士がぶつかり合った時に出される「バチン!」という音でようやく観戦体勢に入るのである。
その紳士の数席隣に、見るからに上品では無い容貌の老人の姿があった。
さすがに時間が立つにつれ若い女性の姿も増えてくるが、十両以前の取り組み時には、若い女性がほとんどいない。
ところで、女性の相撲ファンというのは相撲のどこに興味を惹かれているのか、ということに僕は興味を惹かれる。
BSでは副音声で英語の解説放送もある。これも興味深い。
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