「2000.6.4(日)」・蜂と神様
今日のNHKBS2の「おーいニッポン」という番組で山口県を特集していました。
蜂はお花のなかに
そうして、そうして、神さまは
感銘といいいますか、ショックといいますか、簡単に言うと背筋がゾクっといたしました。
そうか、こんな簡単な言葉で、宗教的なもの哲学的なもの、深遠な真理に近づいていくもの、そういったものを表現できるんだ・・・ この間のゴールデンウイークの旅行から、最近ちょっと詩というものについて考えることが多いのでありますが、また改めて詩の力を思い知った今日此の頃であります。 |
「2000.6.3(土)」・飽きてみたい
人間同じものを何回か見ると飽きてしまう、ということがありますな。
でも何回見ても飽きないものがあって、とってもとっても困る。
ゴキブリ。 今日呑気にテレビなんぞを見てると、背後でカサカサと音がしたので、振り返ると、それはもう大きな茶褐色の物体が、うごめいておりました。 戦慄ですわ・・・ もう彼が出てくると、それまでの全ての作業を一時中断せざるを得ない。
昔は殺虫剤を撒いて、それを浴び逆上した彼らが反逆の乱舞を起こしたりして、それはそれは恐怖の惨劇が繰り広げられたものでした。
それでもやはり恐怖感というのは、全然減りませんな。
なぜか急にタバコの量が増え、用も無いのにコンビニに出かけたりと、かなり彼らのおかげで、自らの健康を損ない、時間を無駄にしたりと、人生の歩みを妨害されている感を非常に強くいたします。 クソー、ゴキブリめ〜〜。オレノ人生邪魔すんじゃねえ! 「大体昆虫自体、邪魔こそすれ、何か役に足ったこと在るのか!」と、他の昆虫にまで八つ当たりしたくなってしまう・・・ あ〜、飽きてしまいたい・・・ゴキブリに・・・。 |
「2000.6.2(金)」・戦いの場
トイレは私にとって憩いの場であって欲しい。
トイレとは、それまで溜まった邪悪な気を一気に放出し、スッキリし、リフレッシュする場でありたい。 ところが、たまに、そうもいかなくなる時がある。
ウォッシュレットの便器で便座の上に水を飛び散らせたまま出て行く不遜の輩がいる。
しかし対応ができず、止む無くこちらが撤退せざるを得ないという状況がある。 私は大抵便器や個室が幾つかあれば、一番端のものから選んでいく。
まだ誰もいないトイレで私が個室に入ると、たまに後からすぐ隣の部屋に誰かが入ってくる時がある。
静かなトイレで、そっと寄り添うように隣に入られては、気になってゆっくりできない。こちらの音も聞かれるし、相手の音も、時には苦渋に満ちた息遣いさえ、よーく聞こえてくる。全然手に取りたくないのに、手に取るように聞こえてくる。
ま、ウメキだけで終わってくれるとすれば、とりあえずそんなに苦しむことは無い。 しかしこれよりも何よりも嫌で恐ろしい忌むべきことがある。
隣に誰かが、駆け込んできてブリブリバリバリ〜と、一しきり爆音が出つくした、次の瞬間、信じられないほどの静寂がやってくる。
もちろん私は逃げることなどできない。私の体を酸気のある鋭い臭気がヌメヌメと被いつくしていく。
隣人には、汚物を一旦放出した後すぐ水を流せば臭気の大半を消せるという案はもちろん無さそうである。これは水がもったいないと言われそうだしね・・・。 とにかく私は、こりゃ、たまったもんじゃないと、もうこの時点で、のんきにウンコなどしていられず、ゆっくりリフレッシュする作業を、強制中断し、急いでトイレを脱出する作業にかかる。リフレッシュ気分もここで敢え無く「撃沈」する。
ときどきウンチの臭気と一緒に、男性化粧品の匂いが漂って来て、「あ!、これA部長!」などとすぐわかってしまう時がある。
ところが、である。
これだと、部屋を出た瞬間、バッタリ鉢合わせするという最悪のケースが考えられる。いわゆる「カブッて」しまう恐れがある。
結局私は、相手のペーパーがカランカラン、シュッシュシュッシュ言う音を慎重に聞き分けつつ、「あ、今ふいたのね」「あ、これからズボン履く作業ね」と的確に判断しつつ、相手の出て行くタイミングと何とかはずそうと、鼻をつまみ息も止めて神経を集中する。 たまに、相手が諸作業を終えたようなので、てっきり、さあやっと出て行くゾ、と思いきや、急に静寂がおとずれてしまって、相手の動作が止まってしまい、すぐに出ていかない時がある。
こちらとしては、相手が出て行くと思って、待機しているので、相手が出て行ってくれないと、そのまま時間だけが経過していってしまうことになり、お互い牽制でもしあってるかのようなあまり好ましくない状態に陥ってしまう。
ところが、これだけ慎重にタイミングを図ったのに、あれだけ最後間をおいておきながら、私が出て行くと、途端にゴソゴソ自分も出て行こうとしだす奴がいるので、もう信じられない!。まるでどうしても私と一緒に出ていきたいかのように!・・・ムカツク〜ウ!
私はこういう場合だけは、もう石鹸もつけずに手をシャっと洗うだけで、パッと急いで出てくるしかなくなる。
なんでトイレごときでこんなに、苦労しなくちゃいかんのだと、悔し涙にくれる。
・・・と、こんなふうに、一見静かな便所では、こんなスパイ大作戦さながらの(?)過酷な戦いが、密かに繰り広げられていたのである。 こんなことをしていると、当然ながらリフレッシュなんぞできやしない。 トイレが混んでるときはやむを得ない、しかし頼むから、すいてたら隣に入らないでクデ〜・・・! これが女性が隣に入ってくるっつうなら、全然話は違うんだけどな〜・・・。 ああいう人は自分は隣に入られて、嫌じゃないのか?そんなに人にウンチしている音を聞かせて、匂いをかがせたいのか?
まったく?だらけである。本当理解できぬことだらけである。 中国などでは、便所に仕切りが無いと聞く。中国に生まれなかったことを、本当に感謝する。 こうしてウンチごときにあれこれ気を病み、モテナイ独身者は意外なところでストレスをためていく。 今日も後から隣に寄り添うように臭いやつが入ってきやしないか、ビクビクしながら、端っこのトイレに入る今日此の頃である。 |