Monologue18 (2000.4.12〜2000.4.19)

 「2000.4.19(水)」・意味無きことは楽しかりけり
 
 昔からいろいろと面白いCMがありましたが、最近気に入ってるのが、サントリーの栄養飲料「ダカラ」のCM。
 ヴァージョンがいくつかあるみたいなのですが、私が気に入ってるのが、「人は栄養のバランスを何らかの形でとらなければいけない」、というような話を、数人の同じ形をした小便小僧が、小便をしながらもいかにももっともらしそうに語っていて、最後に全員が「なーんらかのかたちでねっ」というセリフを「なーんらか」のイントネーションをあげて唱和するヴァージョン。
 この「何らかの形で・・・」というフレーズ、私もよく日常使用いたしております。でもこの「何らかの形で・・・」というフレーズ、いかにもわかったような偉そうな口調のフレーズだけど、結局わかってないということを言うためのセリフなので、よくよく考えるとなんか滑稽に聞こえてもきます。

 モテナイ独身生活が長いと、意味のない時に、なぜか、意味のないことをつぶやいている自分がいるのに気づきます。
日本テレビの「号外!!爆笑大問題」の1コーナーに「パックンのアメリカンホットドッグ」というのがあります。
アメリカ人の青年パトリックハーラン通称パックンが巷で流行りそうな輸入グッズを紹介するというコーナーなんですが、パックン自ら言うそのタイトルコールが結構最近耳について離れません。「ックンノウ!、リケンハッドッ!」。
 トイレに席を立つ時、ゴミを捨てに行く時、何かにつけ「パックンノウ!・・・」「パックンノウ!・・・」と小声でつぶやいている自分に気づく・・・まっーたく意味は無い・・・
 

 「2000.4.18(火)」・自分のテーマソング
 
 よくプロレスラーが、リングへの入場の時に自分のテーマソングと称して思い思いの曲をかけたりしてますが、私も自分にテーマソングをつけるとしたら、何が良いかピックアップしてみました。
 これは言い換えると自分が最も好きな歌達の一部ということになるかもしれません。

 選んでいるうちに、自然と1970年代の洋楽が多くなってしまいました。

・素顔のままで(ビリージョエル)
・二人だけ(ボズスキャッグス)
・雨にぬれても(BJトーマス)
・恋におちたら(ビートルズ)
・メロディ フェア(ビージーズ)
・あの子におせっかい(ポールマッカートニー&ウイングス)
・愛がすべて(スタイリスティックス)
・アローン アゲイン(ギルバートオサリバン)
・愛ある別れ(シカゴ)
・ある愚か者の場合(ドゥービーブラザーズ)
・オンリー イエスタデイ(カーペンターズ)
・ザ ハングリーイアーズ(ニールセダカ)
・やさしく歌って(ロバータフラック)
・ボクサー(サイモン&ガーファンクル)
・我が愛の至上(イーグルス)

「雨にぬれても」などは本当に、私の考える理想的な楽曲で、今でもテレビで流れてきたりすると、ときめきを覚えます。
 私は普段誉められたりしても滅多なことでは喜ばないのですが、以前ある人に、この曲が流れてきたとき、「これおまえのイメージにピッタリだな」と言われたことがあって、ものすごくうれしかった記憶があります。

 こうして並べてみると、並べただけで、なんかワクワクしてきます。
 やはり青春時代の音楽を後々までずっと引きずっていくようです。

 きっと人それぞれ、思い思いのテーマソングがあるかもしれませんが、そうした音楽をピックアップして、それを並べて眺めてみるだけでも、隠れていた自分が発見できるかもしれませんね。
 

 「2000.4.16(日)」・きれいに映った!
 
 今までテレビの民放の映りが激悪かったのですが、昨日からそれが、急に戻って良くなりました。おそらくアパートの方でアンテナ等の環境を直してくれたのだと思いますが、本当に映りが良くなっただけでなぜかすごく嬉しい。単純なことだけど人生すらも明るくなったかのように思えてきてしまいます。今まで見ていたテレビも随分印象が違って、あーこういう風になってたのかと、いろいろ感激することも沢山。

 それにしても人間は普段当たり前のように感じているものが急に無くなったりすると、ひどく落胆して、その後それが戻ってくると、またひどく感激し、その有り難さをしみじみと感じたりして、なにか一回り自分が大きくなったように感じます。

 ところが、それもまた時間が立つと、その時の感激がうすれてきて、一体自分はあの時何を学んだのかということが、わからなくなって、またいつものように小さな自分に成り下がっているのを感じたりします、何かとてもダメージを受けることで、いろんな教訓を学ぶけれど、時とともにその体験も風化していく。そんなことの繰り返し。

 結局それで自分が変わり向上したところがあるのか、自分はそれほどの人間になっているのか、とても不安になる。
結局確かなのはその体験が自分に積まれたということ、それで何かの判断材料が、言わば引き出しが増えただけ、という気もしないでもない。

 でもそれで何が悪いのだろうとも思う。
 もしかしたら、人間の根本的な部分は平等で、それぞれ今まで、どんな引き出しを増やしてきたかだけの違いしか無いのかもしれないではないか。その増やし方に速い遅いがあるかもしれないけれど。

 などと偉そうに語る自分の引き出しは、というと今ゴミが一杯でちょっと整理したいな、などとも思っていたりもする。
 

「2000.4.15(土)」・プチCDレヴュー「ペーパードライヴァーズミュージック」キリンジ

 私は特に気に入ったアルバムは、旅先や実家に帰った時に聞く事にしております。
 これらのアルバムに選定されるには河童星人の超厳しいチェックに通過しなければなりません。

 このキリンジのアルバム「ペーパードライヴァーズミュージック」は合格。今度の旅にもってこと、思っております。

 キリンジは日本の男性兄弟のデュオグループ。
 以前友人からキリンジを薦められ、このアルバムにも収録されている「双子座グラフティ」「雨をみくびるな」などを聴かせてもらって、大変良いなと思い、いつかアルバムを購入しようと思っておりましたが、今回ようやくとりあえずデビューアルバムからということで、このアルバムを入手いたしました。
 デビューといっても、これはメジャーデビューで、活動はインディーズ時代からしているとのこと。このアルバムは1998年10月の発表。現在まで2枚のアルバムが出ているそうです。このアルバムにはインディーズ時代の代表作も収録されているとのこと。

 私たちの世代が聞くと、新しいグループなのに、音がすごく懐かしく感じます。
 胸キュンの歌が沢山ちりばめられています。簡単に言えばやはり70年代の作風という感じですが、凝ったメロディー、アレンジに実力を感じます。詩も面白い言い回しを使ったりしていて要チェック。往年のはっぴいえんどや、山下達郎のシュガーベイブなどの雰囲気を継承しているようなところも。アコースティック楽器が効果的に使用されているので、聞くと安心します。ヴォーカルがメジャー受けするにはちょっと弱い気もするのでので、ドカンと大ブレークというわけにはいかないかもしれませんが、こういうグループはきっとジワジワ人気が出て、根強い固定ファンがついてくれるんでしょうな。
 とにかく今ちょっとせつないメロディアスな曲が聴きたいと思っている貴方にはお薦め。

 4/19にニューシングルの「グッデイ・グッバイ」が発売されるとのことですが、この曲今NHKのBSなどでかかっていて、私的にはすごく良いと思います。

 最近女性の台頭が著しいJ-POP界ですが、キリンジのような才能のある男性ミュージシャンを紹介できて、ホッとする今日此の頃。

「2000.4.12(水)」・刺激お分けします

 自分を棚にあげますが、「男」って、なぜこうもムサクルシイもんなんでしょうな。
駅のホームで男性が群れて電車を待ってたりすると、ウエーと思わずうなってしまいますわ。

 ま、そりゃいいとして、今日はたまには、ちょっとエッチで刺激的な話題を書いて、人生に潤いを与えましょう。
こういう話題が嫌な人は、この行を読んだ時点で、「戻る」ボタンを押して前のページに戻ってねー。
河童星人、時には脱線シリーズ。これぐらいはいいでしょシリーズ。

            *     *     *

 僕はいつもは自転車かバス通勤であるが、今日は久しぶりに買い物をして調布を周り、帰りに電車に乗る。
なんと今日、人身事故があったらしく、ダイヤが乱れているということで、ホームにはただならぬ人の波。

 電車が着くと、皆待ってましたと、どっと乗り込むが、どんどん押され僕は吊り革につかまる人達のさらに後ろの列、要するに車両の中央に立つ格好になる。
僕が乗っていくのは各駅停車で、波の半分くらいが乗車だったので、ちょっとホッとする。
とはいえ帰宅ラッシュ時ということもあって、そこそこの混み。
事故のせいで、もっと混むかなと思ったがそうでもなかったゾイ・・・と思いきや、この電車が特急待ちをしていたので、その特急が着くや否や、どっと人が乗ってきて結局激混み状態になり、僕はたちまち車両の一番奥へ追いやられる。

 車両の一番奥でようやく立ち位置が安定する。僕の前には、50代くらいの、いわゆる熟女が立っていた。

 その女性はコンサートの帰りか、はたまた冠婚葬祭の帰りか、とにかく黒い、割と身体にフィットしたワンピースを着ていた。
吊り革にはつかまらず、車両の一番端なのでドアの脇にもたれ掛るようにしていた。身体は正面は向かず、ちょっと斜め向きになっているので、僕から見るとやや右寄りで、僕からも顔が見える状態。夜なので正面の窓ガラスには顔が映っていて、若い頃は結構美人だったろうなと思わせる上品な感じ。もちろん今でもその世代では美人なのだろうけれど。背丈は平均的で、僕よりちょっと低いぐらい。痩せても太ってもいない程よい体形。
僕はその黒い女性と、その隣のやはり熟女、といってもこちらは本当にオバチャンという感じの女性だったが、その二人の間くらいに位置する形になる。僕の左横はもう長身のサラリーマンの男性がせまっている(ちょっと不愉快)。右はすぐドアだ。

 僕もドアにもたれかかろうと思ったが、熟女と若い女性がいて僕の入るスペースが無い。無理に入っても僕としては大変結構だったが、下手すると、熟女の真後ろに密着する形になるので、痴漢に思われかねない。ということでもたれかかるのは遠慮する。黒い女性の前の吊り革が余っていたので、最初はつかまらずにいたが、発車と同時に結構揺れたので、つかまらせてもらう。
安定をとるために右手は車両奥のドアにつき、左手で吊り革をもった。ちょうど熟女を後ろから覆うような格好になる。
もちろん前のその熟女の身体には触れぬよう、常に10cm位の間隔をあけながら、注意深く立っていた。
僕の後ろはその若い女性だったが、僕とは反対向きに立っていたので、僕が熟女との間隔をとる事で後ろに下がって接触しても、さほど問題はなかろうと判断し、前面にはとにかく気をつけるようにしていた。
熟女は相変わらずちょっと斜めで、少し僕の方に向くような形で立っている。

 電車も順調に駅を通過し、僕の下車する2つ手前の駅まできた。

 その時僕の前の熟女が僕を横目で見るような感じで、左右に身体を動かしたな、と思った次の瞬間、突然、熟女が自分の立ち位置をぐっと後ろの僕の方にずらしてきた。
 僕は不意を突かれる。
 これでどういう状態になったかってえと、アンタ、僕の大事な部分が熟女の左側の臀部に密着してしまう形になってしまった。
あちゃー。僕もすぐサッと嫌がるようによけるのも何か失礼な感じがして、第一満員電車で熟女がスペースを封じてしまい身動きもできなくなったため、そのままポーカーフェイスをしながらジッとしていた。熟女は時々僕のほうをチラチラと見ているようだ。自分の臀部に違和感を感じたのであろうか。僕は視線を合わさずうつむく。
僕のほうは敏感な部分が当たってしまっているので、熟女の割と張りのある臀部の感触が、手ではない部所から否が応でも伝わってくる・・・

 駅を電車が出発。客はほとんど降りていない。
僕の左の男性が、僕と熟女の状態に気づいて、下部に奇異の視線を向けている。

 これって、オレが痴漢?・・・いやいやオレに罪は無いゾ。オレは何もしてないゾ。
 じゃあ熟女が痴女?いやいや、別に触ってきているわけでは無いし・・・でもこの場合、熟女が腰を引けばまた元の状態に戻れるのに、今はそうしてないし、こりゃどうみたって、熟女が僕にお尻を押しつけている、といわせてもらったほうが正解なのではないか。じゃあ逆にこれってもしかしてオレモテテるっていうこと?・・・んなこたーないか。
 熟女の密着状態は、密着して以降はずっと変わらない。熟女は腰を元に戻さない。僕の下腹部との密着状態に熟女は気づいているのか?女性の臀部ってどうなのか、結構敏感じゃないのかなー?もう年だから鈍感になっているのか?・・・僕としてはどういうリアクションをするのがこの場合一番良いのか?・・・あれこれ思いが乱れてきた。

 隣の男性は興味を失ったのか、僕が悪く無さそうというのがわかったのか、はたまた見て見ぬフリをしてくれることになったのか、はたまたオバチャンと変な野郎の戯れ事につきあってる暇は無いと思ったのか、とにかく正面に向き直る。

 僕と熟女の密着度は変わらないどころか、今度は熟女が前後の位置はそのままで、今まで斜めだった身体をゆっくりと、ちょっと正面に向くようにずらしてきた。
 今度はどうなるかというと、僕の大事な部分は、熟女の臀部をなぞるように、今度は臀部の中心に向かっていく。
僕もあまり「感じ」ないようにしていたが、さすがにこの横ずれにはちょっとヤバイ気持ちになりだした。あともうちょっとばかしずれると、熟女の臀部の割れた部分に入ってしまう。そうすると、どうなるか?ここれは、犬の○○○状態のようになっちまう!ヤベっ!、下半身が理性に反して、すこーしづつ熱くなりだしてきた。

 これで熟女が気づかないということがあり得るのだろーか? 
熟女のほうは心なしか、僕の動揺する反応を見ながら楽しんでいるかのようにも見えてきた。
僕も、ま、いいか損しているわけじゃ無し、と開き直り、しばし変な気分を楽しむ・・・

 もうちょっとで着くぞー。
 下車駅に着く直前、熟女がしゃがまずそのままの立ち位置で、強烈に尻を突き出してきた。わっ!、何をする!、と思ったら、下に置いていた自分の手荷物を取っただけだった・・・びっくりした。でもこれで密着どころか、ぼくは熟女のお尻と後ろの女性のお尻に前後を挟まれてしまう形になる。こ、これは・・・

 などといってるまに、ようやく下車駅に到着。
なんと熟女も同じ駅で下車する。もちろん何事も無かったような顔で出て行く。
僕も急いで自分を冷静にして下半身の高まりを冷まし、熟女の後を追うような形で電車を降りる。
改札を出ると、熟女と僕は反対方向なので、ここでお別れ。

 ふうー。久々に満員電車に乗ると、こうなるか・・・
 でもこういうこと満員電車だと結構日常茶飯であちこちで起こっていそうだしな・・・
 男と女って・・・

            *     *     *

・・・と、こんなん書いて見ましたが、少しは暇つぶしにでもなったでしょうか。
フィクションか?ノンフクションか?、それはご想像におまかせいたします。
ではまた(え?!、また?!)。

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