Monologue17 (2000.4.2〜2000.4.9)

「2000.4.9(日)」・プチ旅の効用

 自分がエネルギーダウンした時(ブルーになった時)高揚感を得るためにしていること、があります。
 例えば音楽を聴いたり本を読んだりというのもその一つです。
 そしてまたその方法の一つに「見知らぬ街を歩く」というのがあります。
 これはもっと範囲を広げて「普段あまり行っていない場所を歩く」でもいいです。
 簡単なのは、仕事や学校の通勤経路を変えたりすることです。
 私の場合これにさらに「ウォークマンで音楽を聴きながら」というのが付加されます。

 これで私の場合かなりエネルギー回復(ストレス解消)になります。

 今日も都内を歩いたりしましたが、最近都内の街を歩く時にかならず一回聴く曲があります。
 それはCoccoの「強く儚い者たち」(クムイウタ収録)という曲です。以前JALの宣伝でBGMになっていました。
 そんなに古い曲では無いのですが、なんかこの曲を聴いていると、若い希望に満ちていた頃(じゃ今は希望に満ちてないの?と言われそう)の雰囲気が良くイメージングできて、元気になれてしまうのであります。
 詩の内容は全然私の過去とは関係ないのですが、曲全体の雰囲気が、私にとってはなぜか東京の山の手沿線の特に北の方の街の雰囲気に合っているような気がして、どこか「青春」を連想させるのであります。本当に詩は全然そんなんじゃ無いのですが・・・。どういうわけか。

 余談ですが、私は東京散策などでは良くバスを利用するので「共通バスカード」というのを愛用しています。都バスはもちろん、京王、京成などの民営バスでも使用できるので、大変重宝しております。ちなみに私は京王のやつですが、5000円・3000円・1000円の3種類で、駅の売店等でも手に入ります。

 ところで、私にとって「旅」のいいところは、やはり「見知らぬ街を歩く」ことで、多大なエネルギーを得られることです。
「旅」に出ている時の自分は、とても本当の自分に近く、自分らしくいられるような気がするので、とても好きです。
 東京から新幹線でどんどん東京を離れていく時には言い知れぬ快感があります。
 現地に行くと、その場所を歩くだけでその土地の多大なフレッシュなエネルギーを得られるような気がして大変気分が高揚いたします。
 それに見知らぬ土地でのいろんな見聞・出会いがあれば、もっと最高。
 そんなわけで、連休などに遠出をするのは、私の貴重なレベルアップリクリエーションになっております。
 遠出をした時は、東京に戻ってくると、みるみるうちにいつもの自分にレベルダウンしていってしまうので、それがちょっとせつないです。

 今はそうそう遠出の旅に出ていられる状況でも無いので、週末はなんとか「プチ旅」をしようと思い、時間が許せば首都圏近郊をめぐって回っているような次第であります。

「2000.4.8(土)」・タヌキ

 動物占い。
 私は「タヌキ」である。
 以前インターネットで、やったときは「タヌキ」であった。
 これは何かの間違いであろう、と本を見てやってみたのだが、やっぱり「タヌキ」であった。
 何度も何度も繰り返しやってみたが、やっぱり何度やっても「タヌキ」だった。

 私は他の占いをやっったりすると、いつも占断はそんなに悪くない分類なので、いつもよしよし、と思っていた。
 例えば12星座だと蠍座なので、まあなかなかじゃん、キムタクと同じじゃん、などと思っていたのであるが、この動物占いの「タヌキ」程、過去以来、私をしてガッカリさせた占断は無い。

 占いの中身より「タヌキ」、というのが力が抜けた。
 「タヌキー?」。
 別に「タヌキ」には何の恨みも無い。
 だが「タヌキ」には申し訳ないが、もっと他に無かったのかよ、とさえ思う。
 きっと全国タヌキ愛好会から抗議がきそうだが。
 同じタヌキでも、「たぬきそば」は超大好物なんだけどね。関係ないスカ。
 動物占いは算出の方法からすると、他の占星術の何かを持ってきたようであり、それをわかりやすいように動物に例えたみたいだが、それがなぜか結局「タヌキ」になっちゃうんだよね、私は・・・

 動物の分類では、他には「ペガサス」、などというのもある。架空の動物である。
 「架空」使うなら、「タヌキ」のとこも架空の何かにシテクレー、とさえ思う。
 何でもいい、「キングギドラ」「サンダーバード(動物か?)」など探せば、他にもいろいろあるでは無いか!
 なんでよりによって「タヌキ」なのさ?!

 ちなみに私の崇拝する人物を占断してみる。
 ジョン・レノン「ペガサス」
 ポール・マッカートニー「コアラ」
 マイケル・ジョーダン「ペガサス」
 ほらね・・・「タヌキ」なんていやしねえ!チェッ!
 このぼやき自体「タヌキ」だ、と思われそうなので、もがくのはやめにする。

 肝心な占断は・・・、確かに当たってなくも無い。
 誰にでも合わせられるお調子者・・・

 同じ「タヌキ」の方々、貴方は「タヌキ」と言われ、情けなくないであろうか?
 私は情けない!。
 アア情けない情けないポンポコリン。アレ?。
 

「2000.4.7(金)」・愛 PART2 (言い訳)

 今日も愛について河童星人愚考してみます。

 同年代の男性から見ると、未だに結婚していない私は、オクテといわれるかもしれません。
 のみならず今後もずっと結婚できないかもしれないし、その可能性もここ数年いっそうと高まってきました。
 なぜでしょう。
 いろいろ自分なりに理由があることはあったりするのであります。
 が、しかーし、ぶっちゃけて言ってしまえば、結局「モテナイから」ということになるんですな、これが。

 なぜモテナイのか?。

 えーここで、容姿やその他経済条件等はとりあえず、ちょっと置いといてー、自分自身の心理状態をちょっとばかし垣間見てみますと、

  「相手は自分のような性格を受け入れてくれる人でないといけない」とか
  「相手は自分とフィーリングの合う人でないといけない」とか
  「しかし自分を受け入れてくれる人などいない」

 などという気持ちが、どーも根底にあるんではないかということがわかります。

 ここで、私の中のもう一人の河童星人、アナザー河童星人が顔を出す。曰く「ちょっと、待て」と。

 『上記の貴君の根底の気持ちは、あくまでも貴君中心の考えである。
 貴君中心に、それに合うコマを探そうとしている。
 ま、それでもよかろう。

 がしかーし。ここには自分はさておいて、人を愛そう、という気持ちが無ーい。
 「恋愛」も愛の一部なのだから、人を愛するのが本来である。
 貴君の意見や好みはあるかと思うが、それ以前にまず他人を愛そうという気持ちが貴君には欠けている。これは重大な過ちである。
 他人を愛することのできないものが、他人から愛されようとするのは、虫がよすぎるってもんじゃーございませんか。やはり結局基本は「愛」することから始まるのじゃないかと。』と、アナザー河童星人は言う。

 私河童星人も、それは確かにと、首肯する。

 が、じゃあ人を愛しましょう、ってことになると、今の自分の状態だと何かといろいろ面倒くさくなってくる、というのも本音として無きにしもあらず。
 ラブモードに入らない限り、平常の状態で人を愛するのは今の私には大変むずかしいこってありんす。
 ラブモードに自分をセットするには、結構苦労がいる(こっちも参照)。

 結局、このモノグサが何とかならないと次のステップには行けないヨ、と気づく。

 そんなわけで、「愛についての愚考」、次回へと続く・・・(えー、本当にー?・・・)。

       *     *    *

 話は全然変わりますが、ふとNHKのBS2にチャンネルを回すと、なんと我が故郷焼津市がテレビに出ている。「BS日本のうた」なる番組。
 小雨降る我が故郷の海・港が写されている。バックには田川寿美嬢の歌う演歌が流れている。そして清楚な彼女の和服姿でシズシズと歩くショット。
 「そーか。やっぱ演歌かー。うちの街は・・・。そーきたかー・・・」
 演歌の似合う街なのか?我が街は・・・、ま、いいか。
 と、まあとりあえずは、ほのぼのとした心持ちにはなった次第でありました。
 

「2000.4.5(水)」・破壊星の日

  今日は、仕事で普通の流れじゃ絶対起こりようも無いトラブルが、立て続けに私を襲ってきやがりなすって、そりゃもう超ブチキレ寸前になりましたが、本当トラブルってなんでこうタイミングが良いというのか悪いというのか、私の神経を逆なでるように起こってくるもんなのかなとシミジミ思いますな。「え?なんで今日起こるわけ?今日でなくていいんでねえの?」「ちょっと待ってよ、今それどこじゃないのよ」・・・
 一つがようやく片づクゾと、ホッとできるゾと、思った矢先に次のやつが起こってくる。もう河童星人プンプンモードに入っちゃいますわな。
 まるで、誰かがどっかから私を見ていて、いじめようとしているとしか思えませんな全く。
 ま不幸中の幸いに、どのトラブルも、そんなに奥が深くなく、なんとか夕方頃までには全部片づけることができ一安心。
 やっぱり私をイラつかせるために起こったとしか思えませんな。

 今日は絶対おかしいわい。変だ。そう思いつつ家に帰ってから、私がひそーかに愛読している占いの書を取り出す。
 「宿曜占星術(ナユタ出版・小峰有美子著)」。
(余談ですが、この占星術、他の相性等はどうかわからんけど、こと恋愛の相性に関してはかなり当たっているような気がいたします。ま、興味がある人はちょっと垣間みてみるのもよかろうて)。
 その日一日と自分との相性というのも見れるのですが、私と今日の相性はなんじゃろなと見てみますと、アンタ、出てきましたわ。
 今日は私にとって「壊」の日。「破壊星」の日。
 よく見るとなんと一番最悪の日!ヤッタゼ!。イヤでも自然にトラブルが起こってくるそうな。
「そーか最悪か!今日はシナリオどおりじゃん、すげえ!・・・って、こちとらヘトヘトじゃい!」と一人つっこみしたくなってしまう今日此の頃。

 てえことは、これはシナリオどおりっつうことは、やっぱり起こるべくして起こったってゆーことですな。ってえことは、なんか意味があるっつうことですな。
 なんじゃろなと考えてみるに、いつもはこのようにトラブルが起こると、私河童星人は不貞腐れちゃうのでございますが、今日は比較的テキパキこなしたので、その為の訓練ということなのかな?じゃなきゃきっとモノローグのネタにしなされと、池から斧を持った女神様が私に呼びかけてくれたものと解釈し、こうしてネタにいたしております。

  何か発生する原因が人のミスであったりしたら、怒りのやりばもあろうものの、今日のやつは、超自然現象としか思えない不可解な現象ばかりで、怒りのやり場がニャーイ。クールダウンしようと思っても、ナンデジャーと天を仰ぎたくなる。
 こんな時は、また昔良く聞いた曲を聞いてみましょう。

 ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「BAD IS BAD」(「SPORTS」収録)。
ちょっとゆったりめのエイトビートで、ちょっとトボケタ感じのアレンジだなと思ったけど、それにのっかってるヒューイのボーカルが、これまたイカス(表現ふるー)んですな。これで全体がクールに引き締まる。
「Cool Is A Rule,But Sometimes Bad Is Bad、クールになるのが一番だけど、時には抑えられないこともある。」

 ふとテレビをつけると、なんと小田さん(小田和正)がバラエティに出ている。
昔私も小田さんに憧れて小田さんのようになりたいと思ってた時もあったけど、今画面に映っている小田さんと自分を比べてみると、やっぱりキャラクターが全然違う。自分は小田さんになることはできなかったんだな、と今更ながら気づいたりする・・・
 

「2000.4.2(日)」・恐いのがお好き?

 今日はようやく椎名林檎のニューアルバムを入手。なんとか初回限定仕様を確保。
 ついでにプレーステーション2も入手。でもこちらは私の手元には残らず、実家の妹へのプレゼントとしてスルーパス。
 妹は現在中学生で、彼女の周りではモーニング娘・プッチモニなんかが人気だと。椎名林檎はどうだ?と問うたら、一言「恐い・・・」だそうな・・・。ま、確かにこの年代の素直な感想かもね。
 私も林檎嬢には思わず引いちゃうくらいのロック魂を感じますな。それを女性がやってるのがいいのだけど、もしかしたら私はちょっとマゾヒスティックな嗜好かもしれんけどね、恐いのがいいなんて・・・。
 ニューアルバムのラストの「依存症」ではエンディングが途中で切れたようになっておりハッとしますが、かつてこの手法で、私をハッとさせてくれたのが、キングオブロックバンド・ビートルズの名盤アビーロードの「アイウォントユー」。ハッとしてグーならず、ハッとしてロック。「アイウォントユー」も最初はちょっと恐かったな、そういえば・・・
 ところで、林檎嬢でいつも連想するのがジャニスジョップリン。ジャニスも女だけど男に負けないくらいロックなやつでしたな。そしてちょっと恐い感じも・・・。
 クラシックでロック魂を感じてしまったのが、モーツァルトのオペラ「魔笛」の夜の女王のアリア。サウンドはもちろんいわゆるロックじゃ無いけど、なんか鬼気迫る雰囲気にロックスピリットを感じてしまいました。でも「魔笛」は他の人は恐くないからね・・・。よく考えたら夜の女王というくらいだから、これも女性なんだけど、ジャニスも林檎も夜の女王も皆恐い?するてえと、女のロックって恐い?・・・んなこたーないか。
 

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