Monologue2006-6 (2006.3.1〜2006.3.14)
 「2006.3.14(火)￿晴・良かったんだ・・・

 自分の職業に誇りをもって携われる人は幸いだ。
 それに自分のありったけのエネルギーを費やし、驚くほどの成果を上げることができる。

 残念ながら僕は自分がやっている職業に正直なところ誇りが持てていない。
 正直言えば、お金の為にやっている。
 ぶっちゃけて言えば、情けないが、あまり魂を込めてやっていない。
 大した成果も上がって無い。変わりは幾らでもいるし、僕でなければ、ということも無い。

 じゃあ、貴重な自分のエネルギーはどこへ費やされていたのか?。

 それは、こうした情けない人生の背後にある動きを、どうにか知りたい、そう思い、その背後の動き、すなわちスピリチュアルな世界への探求へと向けられた。
 自分の社会的生活の貧弱さと引き換えに、変人とも見られ兼ねない位のスピリチュアルな世界への造詣が、長い時間をかけて、苦難と忍耐の時と共に徐々に徐々に身について来たような気がする。

 最近、もしかしたらオレの人生、このやり方で良かったのかもな・・・、と思い始めて来た。
 もし僕が好きなことをやって人生順風満帆に行っていたら、スピリチュアルな世界へ、これほど意識を向けていなかったことだろう。
 のしかかる目の上の瘤のような闇が、逆に強烈な光への求心力を呼び覚ましてくれた。
 自分に関して言えば、今までの人生で良かったんだ。
 なんだか、本当に、そう思い始めて来た。
 「2006.3.12(日)」曇・ドロップアウトには早い

 自殺はいけないというが、確かに最近成る程な、と思うこともある。
 特に若い時の自殺は、勿体ないかもしれない。

 僕も30代前半の頃、良く自殺を考えた。毎日がパニックで、完全に自分を見失い、こんな生活がいつまでも続くなら死んだ方が楽だ、といつも思ってた。
 あれから紆余曲折あったが、何とかここまで至った。
 人生10年、20年、30年、と言ったような長いレンジで、ようやくわかってくるものもある。
 40過ぎた頃から、そんなことを思い始めた。
 若い内に早急に結論を出すことのできないものも多々ある。
 何十年もしてから「このことだったのか!」と気づくこともある。
 だから今が答えの見えない混迷の時でも、命まで断ってしまうのは、いささか勿体ないことに思える。
 問題解決が一番の重要事項では無い。その問題解決を通じて魂が成長することが重要なのだ。

 芸術も同じようなところがある。
 確かに飢えた者の前ではパンに勝るものは無く、そこでは芸術はほとんど無力なのだろう。
 しかし芸術は役割が別であって、パンのように即効的に肉体に滋養を与えるのでは無く、10年、20年、30年、と言ったような長いレンジで深く人の魂に大きな刻印を与え、滋養を与えていくものなのだ。その影響力はパンの比では無い。
 あの時聴いた音楽、あの時読んだ書物、あの時見た絵画・・・、それが、どれだけその人を大きく左右していくか、図り知れないものを感じたことは誰しもあるはずだ。

 であるから創造者は、作品に無力を感ずること無く、心の命ずるままに作り上げなければいけないのだろう。
 例えそれがすぐに認められずとも、長い年月をかけて人々に浸透していくように。
 「2006.3.11(土)」晴・ルミネに行く

 久し振りに吉本見に新宿のルミネに行って来た。半年ぶりくらいだ。
 ファンダンゴというのの会員なので席は、ほとんど前のほうで、後ろになっても6列目くらいから後ろになったことはほとんど無く、これで3500円は安いと思う。

 前半ネタで、後半はルミネtheよしもとプロデュース公演というの。
 ネタは ブラザース オリエンタルラジオ カリカ だいたひかる ライセンス タカアンドトシ。
 プロデュース公演は、木村祐一 大山英雄 千原靖史 千原ジュニア 宮川大輔 ほか。
 前説は「笑っていいとも」月曜コーナーにも出てた、大西ライオンというライオンキングの真似をする、ちょっとキモイ系の芸人がやっていた。
 ちょっと昔なら、こうしたラインナップ見ても、あー若手のお笑いさんだ、くらいの感覚だったのが、なんか今や豪華ラインナップに見えるから、しばらく経つ内に状況はかなり変わったもんだ。
 一番肌で感じてるのは、芸人さん達だろう。
 オリエンタルラジオは本当に1年めとは思えない貫禄だし、もっと乗ってるのはタカトシことタカアンドトシ、こちらも今やベテランの風格だ。

 久し振りに行くと、いつも思うのは「やっぱ生はイイ」つーことだ。
 生ならではの、直接触れ合う暖かさ、熱いもの。それから・・・

 ん?、話が違う方向に行きかけている?。
 えー?、気のせいじゃないすかねえ?。

 それからリアクションも生だし、歓喜の声も生、オーイエー!、イエース!、イエース!・・・
 欧米かっ!(タカトシのギャグです)。

 ま、ともあれ何でも生はイイということだ。
 唯一、生だと、面白かったシーンを録画して後で見れないとこだけが難点だ。そこが残念だ。ああ、ここもう一度見てえのにい、といつも思う。

 その点録画だと、最初の導入部分や会話とか、まだからんでないシーンとかをスッとばして、いきなり核心から見ることができるから、そこはイイ。
 ん?、やっぱり話が違う方向に行きかけているだと?。
 イエース、国際弁護士湯浅です。恋人はブロンド美女多数です。
 欧米かっ!。
 「2006.3.3(金)」曇・アヤヤやるな

 「午後の紅茶」のCM、アヤヤ(松浦亜弥)が出てるやつ。
 BGMにジャニス・ジョップリンの「MOVE OVER」がかかってた。
 ”あっ、ジャニスだ”などと思いつつ何気に聴いていると、声がちょっと違う。なんかオチャメなジャニスって感じだ。こんなヴァージョンあったんだあ、なんて思った・・・。

 ん?、まてよ?
 まさか・・・?
 もしかして、これアヤヤが歌ってんのおっ!?。

 その予感的中!。
 ビックリ!、ちょっと感動!。

 なんだろう、ちょっと感動が伝わりにくいかもしれないけど、アヤヤがジャニスを歌いこなすなんてのは、僕にとってはスゴイことだ。
 まあ、ペナルティのワッキーがセリエAでプレイするくらいの衝撃(わかりにくいって?)がある。
 ロックも歌えるんだ。アヤヤって、スゲエな。
 「2006.3.2(木)」曇・老化加速

 とある商店街を歩いていると、ある商店の店先に張り紙がしてあり、そこに人物名が書かれているのが見えた。
 ”〜子”と見えたので、どうやら女性の名前らしい。
 そこの地元商店街の福引セールか懸賞か何かの当選者なのだろうか。

 苗字も見えた。
 ”海老(えび)”という字に見える。
 ちょっと変わった苗字だ。
 ただ最近よく見る”エビチャン”などと称されてる蛯原友里嬢みたいに、有名人にもそうした海産甲殻類系の苗字の人が結構いるくらいだから、それほど珍しい苗字ということでも無かろう。

 ・・・と、まあ、そんなこんなを思いつつも僕は、もうそれはそれで興味も薄れ、特に何事も無くその店の前を通り過ぎようとしていた。

 そしてその後、その店が何屋なのかを把握した時点で、自分の衝撃的大ボケかましが発生していたことに気づき、愕然とすることとなる。

 その店はよくよく見れば、ラーメン屋であった。
 張り紙は、福引当選者の一覧などでは無く、単なるその店の”お勧めメニュー”だったのである。

 「福引当選者さん」の名前を、よくよく注視してみると・・・。

 ”海老餃子(えびぎょうざ)”かよっ!(勿論三村ツッコミで読んで下さい)
 「2006.3.1(水)」雨・携帯環境激変

 携帯用にminiSDカードの1GBを購入した。これで当分音楽や写真を容量を気にせずダウンロードできる。
 それから、miniSDカードリーダーも入手し、パソコンにデータを取り込めるようにもした。
 これで、ちょうど壊れてたデジカメも当分買い替えなくていいかもしれん。

 形式の問題はあるもののメールやアドレス帳も辛うじてバックアップできるようになった。
 ツーカーの時は古いメールは消え行くのみだったのに。

 それから各種のサイトで、ほとんど機種規制が無くなって自由に閲覧できるようになった。
 以前見られなかった、あのサイトこのサイト、あのサービスこのサービス、全て見られる、受けられる。
 どれもこれもツーカー時代では考えられなかったことだ。
 待ち受けもムービーだ。平田裕香ちゃんや磯山さやかが、電話だよ〜、などと言ってくれるのだ。

 もう全てが、あまりにも違い過ぎる。
 こんなに違うとは思わなかった。
 なんか今までの時代が無性にムカツク。いかに井戸の中に取り残されていたか・・・。
 まるで今まで騙されて、ずっと牢獄の鎖に繋がれてたかのようだ。

 ツーカーから切替えて良かった。ま、今ちょうどこのタイミングでauに切替えられたのは幸いだったかもしれんけどな。
 切替えた方がイイ・・・とかいう生易しいもんじゃ無く、切替えねばイカン、まで言わせてもらう。
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