Monologue2004-37 (2004.11.1〜2004.11.7)
 「2004.11.7(日)」晴後曇・橋様様
 
 普段電車や車で行ってるとこを、たまに歩いてみると、いろんなこんを発見する。
 例えば橋の重要性とかの。
 都会はエエ。都会じゃ小さい川なら、何10mかごとに橋が掛かっとるとこが多い。少なくも隣の橋があるかどうか確認でけたりする。
 じゃが郊外を歩くとそうはいかんぞ。これが結構大変じゃぞ。

 まあ、ほんにちょっとしたどこにでもあるような川があって、あれを渡ったら隣町じゃ、なんぞゆうて気楽に考えておると、そん川を渡る橋が全然見当たらん。
 下手すると橋を探して1キロ程北上する、なんてことになる。
 時間がある時にゃ散歩がてら北上もエエ。
 じゃが夕刻辺りが暗くなってきよると、知らぬ街のひとけの無い街灯も無いような川べりを、あるか無いかもワカラン橋を探して北上するゆうは、結構精神力がいるぞ。
 ま、知らぬ場所を行く時にゃ、あらかじめ地図は確認してから行った方がエエかもしれんのう。
 ま、散策にハプニングを期待するんじゃったら、当てずッポで行くのも、時間がありゃ、たまにゃ面白いかもしれんが。
 「2004.11.6(土)」晴・WEL
 
 今日はナベプロのお笑いライブじゃった。
 最初アンガールズが出るゆうから見に行ったんに〜、出とらんかったああ〜っ!。
 残念〜っ!。ど〜も〜、アンガールズでえ〜す。ライブの当日秋田に営業が入ってるアンガールズでえす。アイアイ・・・斬りッ!。
 他の客も心ん中じゃ、ブーイングじゃど、ありゃきっと。

 ま、そん変わりと言っちゃなんじゃが、代わりに出とった若手の「我が家」やら「だいす(?名前が良う聞こえんかった)」ゆうんが結構面白かった。
 あと華が全然無いんが難点じゃが、ゲッターズゆうハゲを売りにしとるコンビも面白かったのう。

 あとワシとしちゃあマイケルが見られてエかった。
 アンガールズがいないのが残念じゃったが、今日は総じて内容はエかった。
 「2004.11.5(金)」晴・やまりん
 
 鈴木宗男被告の懲役のニュースがテレビ・新聞を賑わせた。
 あっせん収賄事件で出て来た製材会社「やまりん」。
 この「やまりん」という字を見て、全く、微塵も、これっぽちも「やりまん」という言葉を連想しなかった貴方、貴方こそ聖者、いやたぶん神主か巫女さんになれるでしょう。
 ん?、くだらねえ?。
 「2004.11.4(木)」晴・VIVA田臥
 
 あ〜。
 かつて、あのジョーダンが、ロッドマンが、マジック・ジョンソンが、華麗なプレーを見せた、同じコートで田臥君が、走り回っている。
 もうこれだけで満足。
 得点差が大量で試合が決まったような場面での登場でもイイ。
 最後の4Qの登場でもイイ。
 あのBSの画面で、田臥君がプレーしている。
 それだけでイイ。
 それだけで癒された。
 「2004.11.3(水祝)」曇後晴・旅路の果てに何かを捨てに
 
 休日には郊外に散策に出ることが多い。
 歩くこと遠出することが嫌いでは無い。
 つまりは、旅したい。限られた条件の中で小さな旅行がしたい。

 なぜ人は旅に出るのだろう。
 理由はいろいろあるだろう。
 サザンオールスターズの「慕情」という歌の歌詞に、こんな一節があった。
 ”何故に人は旅路の果てに、想い出を捨てに行く・・”

 想い出を捨てにかあ・・・。
 なる程、僕も旅路の果てまで行っちゃって、さすらいの旅人よろしく想い出をドサッと捨てに行っている、などというほどでも無いにしろ、確かに何か込み入ってしまって、どうにもならなくなった感情を浄化しに行こうと、遠くに出て行く、というのはある。

 知らない場所で、青空の下、好きな音楽を聴きながら一人歩いていると、自然にエネルギーが高まって気分が清浄になり、癒され、本来の自分に戻れるような気がする。

 今日は、さいたま新都心に向かおうと思い、少し変わったコースで、埼京線の与野本町から京浜東北線の与野を抜けて中山道を北上するというルートを辿ろうと思った。

 与野の西口まで来た時、駅前の通りが「YOU ROAD(ユーロード)」という名称であることに気がついた。
 通りの街灯の看板に、そう銘打ってあるのである。
 西から東へと、なだらかな坂をのぼっていく。小ぎれいに整備された駅前の通りである。
 地元の人には「ユーロード」だったかもしれない。

 でも僕には、その看板が、こう見えた。こう語りかけて来たような気がした。
 「YOU! ROAD!」=「君が、君自身が、道なんだ!」
 つまりは、僕の人生を生きるのは僕しかいない。僕の人生の道は、僕が決めるのだ。僕が僕自身の道なんだ!。

 そういう風に思えた途端、歩きながら、込み上げてきてしまった。
 バックの空が、やけに青い。
 聴いていたウォークマンの曲が、桑田佳祐の美しい歌「誰かの風〜、の跡〜♪」とやり出した。

 しばらく目頭が熱くなっているのにまかせながら、新都心へ向かうのを止め、そのまま真っ直ぐ、人気の少ない東の見沼の方面に行くようルートを変えてしまった。
 みっともない、というのと、この感情をこのまま留めて、できれば人の多い場所で壊したく無い、というのと両方だった。

 今日も郊外を少し歩いてみた。
 又今回も、きっと何かの感情を浄化したんだろう。
 「2004.11.2(火)」晴・ちょっと嬉しい
 
 相変わらず世の中は悲しいニュースが多い。
 僕の人生も低迷気味な中、今日はちょっと嬉しいこともあった。
 今日無事又誕生日を迎えることができ、厄年の作用も少しは薄まってきたかもしれない。
 昨年なども一人ヒッソリと迎えたのに、今年は思いがけず、いろんな人から声をかけられたり祝っていただき、少し面食らったくらいの一日だった。
 自分からは何も言いだしているわけでは無く、それなのに皆が僕の誕生日を覚えていてくれるということが、すごく不思議で有り難いことだった。

 それからもう一つ。
 田臥勇太君が、とうとうNBA入りを果たした。
 正直今年も難しい印象があったものの、終盤追い風が吹いたようで、ようやく念願の快挙に至った。
 勿論本当の勝負はこれからである。
 只、選ばれたものしか与えられない、その限りなく可能性の狭いステージを与えられたということが、まずやはり大したことである。
 それから全くの他人だけど、僕の誕生日に決まったことで、今までずっと祈って来ただけに、何か自分のことのように嬉しいもんだ。
 これから更に上のレベルで、今度は世界中を魅了できるプレーを見せてほしいと願っている。
 「2004.11.1(月)」曇・やはり考えつづける
 
 生きる意味って何だろう?とずっと考えつづけている。
 ある人は、そんなこと何も考えずに今を精一杯生きる方が良い、と言う。
 でもそれは、たぶん日々充実しているから、そういう気持ちになれるのだろう。そういう運命の流れに乗っているからそう思えるのだろう。
 僕の場合、このまま何も考えずに精一杯生きていたら、人生とは無味乾燥なもので生きるに値しないつまらないものだ、と烙印し、その後は怒りと絶望で死への道に至ることだろう。

 だからやっぱり僕は、生きる意味って何だろう?、とヒタスラ考える運命に追い込まれてしまったと考えた方が良いような気がして来た。
 こうなったらトコトン追求して、前世からの因縁なのか?、宇宙のシナリオなのか?、それを解明するまで、ズルズルと生き延びていくのが運命なのだ、そう思うことにした。
 人生充実している人は、おそらく今の生活に疑問を持たないし、前世がどうだとか惑星の作用がどうだとかは考えないだろう。
 勿論それが悪いことでは無い。そういう運命なのだ。
 だから人生うまくいかない人は、なぜそうなるのか?と人間や宇宙の仕組みについて、ひたすら考えるように天から運命づけられているだ。
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