Monologue2004-36 (2004.10.24〜2004.10.31)
 「2004.10.31(日)」曇少々晴・災い転じてちと流れる
 
 今日初めて埼玉新都心のコクーンを、ちょっくら覗いて来た。
 やはり人が大勢出とった。ついこないだまで殺風景だった場所に、次第に人が集まり始めた。
 これだけの街を、短期間で現出してまうなんぞ、良う考えたらモノスゴイこんじゃのう。良う考えつくのう。
 これからこの辺もドンドン変わっていくんじゃろうのう。

 紀伊国屋があったで、そこを一巡り。
 リットーミュージックの「ギタープレイオブザビートルズ」ゆうギター練習用のDVDが目に入り、即購入。

 コクーンを出てしばらく行くと、氷川神社の参道が出てくる。こりゃ昔は中山道じゃったらしい。
 そこをテクテク歩き、氷川神社を擦り抜け東武線の大宮公園駅に出る。この辺は昔住んだこんがあって、良う知った場所じゃ。
 そっからいつものように岩槻に出て、夕刻早めの夕食。
 隣はご婦人さん二人組の席じゃった。

 こがなコンビは、大体どっちかが一方的にお喋りしとるケースん多いのう。どっちかは聞き役になってウンウン頷きながら聞いておる。きっと”私って聞き上手”なんぞ思うておるんかいのう。
 じゃがたまに繰り出す、聞き役の御婦人の発言を聞いとると、いやいやどうして、聞き上手の合いの手たあチト違う発言じゃったぞ。なんようスキあらば”私が主導権”ゆう感じがアリアリ見てとれた。たまたま、こん二人の力関係が、今日のお喋りさんの方が幾分強いだけじゃったじゃなかろうか。
 だでよう、こん聞き役さんも、別のもっと弱い人と喋ったら、途端に一方的に喋くり出すかもしらんで。
 ワシゃそりょ、もっと見てみとうなってもうたが、タイムアウトで、その場を辞した。

 岩槻から越谷行きのバスに乗る。
 こんバス最近経路が少し変わった。前は旧日光街道を通ったのが、今は通らなくなった。
 じゃがワシは、今の方が、渋滞も少なくエエかもしらん思うとる。
 休日はいつも空いとる。小さな旅の締めくくりにはエエ路線バスじゃ。

 帰ってから早速ビートルズのDVD見てみた。
 少年の頃、コピーすんのに苦労したギタープレイが、ほぼ原曲に忠実な形・・・つまりレコードそっくり、にコピーされ演奏されとる。
 見とるうちに、そんギタープレイに合わせて自然に歌が口をついて出てくる。
 そしてなぜか涙も出てくる。

 今日こんリットーミュージックのDVD買ったんは、チイとした経緯があった。
 昨日実は別な用で、こんリットーミュージックのサイトを見ておった。ほうしたらたまたま、こんビートルズの教則DVDがあるゆうんがワカり、そん時は、ほう、こがなんあったんか・・・程度じゃったんが、翌日コクーンでいきなり偶然に見つかったもんじゃから、こりゃ何かの示唆じゃ無あか?ゆうて思うて買った。

 別な用ゆうは、昔リットーミュージックから出されたニールセダカのカナダ・トロントでのライブビデオがあって、それんまだ発売されとるか、またはDVDになっとるか確認したかった。じゃが、どうやら今は廃盤らしいのう。
 昨日は、そんビデオを久しぶりに見て、特にコニーフランシスの往年の映画「ボーイハント」の主題歌をニールが歌っておる姿に結構大泣き、号泣に近い大泣きしてしもうた、ゆうこんがあった。
 なんよう、音楽やるこんの素晴らしさゆうが、ひしひし伝わって来たでのう。

 こんビデオ見たのも、更に経緯があり、まあそりょ話しておると、長くなってしまうで割愛するが、簡単に言うと、最近さる人と擦れ違いがあったからゆうに端を発したこんじゃった。
 そん擦れ違いがあったおかげで、昨日のニールの歌から、今日のビートルズのギターまで流れてきたこんを思うと、心の擦れ違いも、ある意味必然じゃったかもしれん。

 そうそう、そういや今日は埼玉の県立博物館にも足を運んだ。そこでこないだ見た埼玉テレビの「中山道風の旅」に出とった、中山道・浦和の焼き米坂の江戸名所図絵が飾っておった。まさにエエタイミングじゃった。

 そうゆうこんで、ここんとこ停滞しておったワシの人生も、久しぶりに偶然の一致がいろいろ出て、流れが出たような1日じゃった。
 それもこれも、さる人と擦れ違ったからじゃのう。感謝せにゃあかん。人間万事塞翁が馬ゆうが、災いも何が幸いに転ずるかわからんもんじゃのう。

 なんじゃ、今日はとりとめもなく長くなってもうたわい、やれやれ。
 「2004.10.30(土)」雨・A long time ago
 
 フジテレビで「スターウォーズ」の1作目、いわゆるエピソード4がやっておったのう。
 吹替じゃったがのう、あん吹替えゆうは確かにワカリ易いんじゃがのう・・・。どうものう・・・。
 ルークなんぞは、絶叫する時にゃピン芸人のヒロシみとうな叫びになっとったのう。”オレの注文した定食がっ、まだっ来てなかとですっ!”みたいな。

 あんスターウォーズは1作目のみの印象じゃと、確かにSF娯楽大作ゆう感じじゃのう。ありゃやっぱエピソード5・6と見ていかんといけんのう。4〜6で一つの作品、ゆう感じじゃでのう。
 「2004.10.29(金)」晴・I'm a Jedi・・・
 
 こないだ「スターウォーズ」のDVD買うてきてエかったわ。
 これでワシゃ、いろんなこんで落ち込んだ時、こんDVDを見る。
 特にブルーになっておる時は、3作目の「RETURN OF JEDI」の最後の方のシーンを良う見る。

 主人公ルークが、父のダースベーダーと戦い、危うく怒りで父を仕留めそうになる。そこで皇帝が、ルークに更に怒りを大きくさせダークサイドに入るよう挑発すると、ルークが思い止まって、武器のライトセーバーを投げ棄てて言うセリフがカッコエエ。
 「Never. I'll never turn to the dark side.」
 武器を、しかもジェダイの命とも言えるライトセーバーを投げ棄てるゆうこんは、戦い自体を放棄するこんになる。じゃがルークは敢えて、そりょする。当然皇帝はここぞとばかりルークに襲いかかるが・・・。この後何かがダークサイドパワーに打ち勝つんじゃのう。それは見てのお楽しみじゃが。

 ワシゃ、こんシーンを何度も見返して、一人で「Never. I'll never turn to the dark side.(決して、僕は暗黒面には入らない)」「I'm  a JEDI・・・ like my father before me・・・(僕はジェダイだ・・・、かつて父もそうだったように・・・)」などとつぶやきながら悦に入っておる。
 そうこうしとるうちに、落ち込んだ自分が次第に立て直ってくるんがワカる。暗黒面には決して墜ちんぞ、ゆう決意がみなぎってくる。

 ちなみに吹き替えじゃと、こんカッコヨサの味が伝わってこんでのう。おう。
 「2004.10.28(木)」晴・まだまだ修行途上
 
 人にゃ、どがあにしても向き不向きゆうもんがあるのう。
 食い物とか、人とか、場所とかのう。
 ん?、ワシ?。おどりゃ恋愛が不向きじゃと?。
 なあに言うかコンクソッ!、恋愛が不向きじゃからモテんわけじゃ無いんで!。
 ワシらジェダイはのう、みいんな恋愛禁止じゃ、ゆうていわれとるから、ほんで・・・。
 あ〜あ、本当のジェダイじゃったら、確かにモテルモテナイは既に超越しとるか・・・。
 あ〜、ワシの修行も、まだ完成しとらんようじゃのう。こうなったらダースベーダーとサシで戦うか。あっち向いてホイで。
 「2004.10.26(火)」雨・いいとも
 
 近年の「笑っていいとも」じゃあ、結構月曜のコーナーが面白い確率ん高くて好きじゃ。
 あとは、今だと、さまあ〜ずの出とる木曜もエエのう。
 今日の青木さやかは、エかった。
 「2004.10.24(日)」曇・真っ白なノート
 
 昨日専修大学の公開講座に行った話をした。
 その講座の為に、ノートを一冊買っておいた。
 だが結局、授業で配布されたレジュメ(摘要。要約。特に研究発表・講演などの内容をまとめたもの)にメモしてしまったので、そのノートは使わなかった。
 勿体ないから、夢日記用のノートにでもしよう。

 手にとって改めてノートを、しげしげと見てみた。

 身の回りにある日用品は、僕の若い頃から随分進化したものが多い。
 電話、オーディオ機器、それから文具にしてもシャープペンやボールペンなんぞは、僕の頃には無かった機能がついていたり、デザインもカッコ良くなってる。

 でも今の僕の手元にあるノートは、あの頃と全然変わっていない。
 頑に進化を拒んできたのか?、それともその必要が無かったのか?。
 それとも僕に何かメッセージを送る為に、あの頃と同じ姿で出て来たのか?。

 全く変わらない、真っ白なページと線や目盛り。
 こいつを見ていると、この白に吸い込まれて昔にタイムスリップしてしまいそうだ。

 この真っ白な空間に、昔見ていた夢を描けたらイイだろうな。
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