Monologue2003-46 (2003.11.8〜2003.11.18)
 「2003.11.18(火)」晴後曇・ダークサイド考3

 なんよう、東京にテロテロいうて物騒な話が持ち上がっとるそうじゃないの。
 ワシゃ今溜池に行っとってよう、首相官邸やら国会議事堂やら、テロん的になりそうな建物がえっと近くにあってよ。これで、もしワシらん犠牲になりよったら、おどれら只じゃ済まんで。
 なんでワシら何もしとらもんが巻き添えくうたらにゃならんので?。
 いつも戦争いうたらよ、上のもんが勝手に起こしよってよ。泣き見るのは、いつも下のもんよ。

 戦争けしかける連中なんてよ、都合いい理由つけて、下のもんばっかにやらせてよ、上のもんは安全地帯でぬくぬくしとるんでっ!。
 戦争したいんなら、おどれらが先頭立ってやってみないやっ!。ほいで自分らでやれんかったらワイらに頭下げて頼みにこいやっ!。ほいから言うとくがよ、ワイらのいんとこでやりないやっ!。
 戦争やっても下のもんにゃ何の益もないんでっ!。昔から大失敗続けとるじゃないのっ!。
 ほいでワシらテロにやられたらよ、もうこの怒りゃ、只じゃ済まんでいっ!。
 死んだら化けて出てよ、世界中の幽霊やら死んだ兵隊みたいな衆ら集めて”あんたらが幸せになれんかったんは、みんなこがなヤツらのせいじゃっ!!”言うて大同団結させてよ、ワイらおとしめた連中に、総攻撃しかけちゃるわいっ!・・・。

 ・・・ま、全く笑えん冗談じゃが、実際んところ怒りは本当に思い浮かんだでよ。
 でもよ、結局こういうことなんよ。
 自分が何にもわからんで命落とした衆らの怒りちゅうもんは、それはそれは大きい思うよ。
 きっとそれん今の今まで、脈々と残っとるでよ。
 戦争の正体いうたらよ、ごく一部のもんが利益を得る為に、多くの無力なもんを騙してけしかけるんよ。
 いろんな尤もな理由がついちょるがよ、結局正当化の為に扇動されてるにすぎんので。よう突き詰めて考えよったら、武力で無くて何でいかんの?、いうことばかりよ。最終的にゃ、やらにゃやられる、言うことんなるんよ。この状態になってまうと、大抵今までは、そっから先の解決を皆放棄しよるんよ。不信な人間とは話し合いはできん、言うてよ。
 人間殺しゃあ問題解決するゆうのは、もう前時代の考えで。実際は霊的に見ても実際的にも何も解決になっとらん。問題が長引くか更に深刻になるだけじゃで。

 じゃが結局よ、戦争やる言うちょる連中も、もとは自分が虐げられた過去があってよ、それが又怒りを生み、延々と戦いが続いちょるんよ。
 どっかでこの悪循環を断たにゃあかんで。
 話は飛ぶがよ、日本にゃ人種差別なんて無い思うとる人も、えっとあろう思うが、日本なんて人種差別の固まりよ。もし仮によ、そうして虐げられてきた人の怒りが積もり積もって、今のいろんな問題の根底にある言うたら、一体今の衆らはどう考えるかの。

 今となっちゃ怒りは抑えつけることはできん。もうそこここに一杯溢れとるでの。
 じゃでワシゃそれを解消していかにゃならん思うよ。
 そこここにある怒りいうもんが、どんなもんか知ることは無駄なことじゃ無い思うよ。
 そうするこんが、愛に繋がってくいうて思うちょるよ。愛に満たされた時にゃ人と殺し合う言う発想は絶対せんよ。
 じゃが怒りがある限り、人は心閉ざすでよ。それを取り除くことが先決じゃいう風に思うよ。
 じゃが無理はいかんがよ。いつだって自分に余裕ができ、準備できた時でエエ。そん時がいつだって、すべき時じゃでの。

 キリンジの話・・・また今度じゃの。
 「2003.11.17(月)」晴&寒・ダークサイド考2

 ビートルズん「レットイットビー・・・ネイキッド」が発売されてよ、ワシゃ、いろいろ考えるとこがあってよ。
 ありゃよ、無駄にみえるもんを削ぎ落としちょってよ、ほいでその奥にある本当の音を上手に浮かび上がらせとるように聞こえるんよ。
 こりゃよ、バッハやモーツアルトみたいなもんにも言えることじゃなあか思うちょるんよ。
 単純に言やあシンプルゆう言葉になってしもうて、なんよう味気無くなるけどよ、じゃが単にシンプルゆうことじゃ無いんでの。上手く言えんが、こりゃ実際に聴かんと分からない思うがよ、シンプルであることで、逆になんよ、もっと他のもんも聞こえてくるんよ。

 あとよ、ワシゃ、最近光と闇、聖と俗、いうような対立した概念いうもんを、よう考えるんよ。
 勿論、そりゃ聖なるもん、光に向かって行くのが人間、エエ思うちょる。

 じゃがよ。芸術に限って言うとよ、ほんまに素晴らしいもんは、光と闇、聖と俗なんやらが、うまくバランスとれて、統合されちょるように感じるんよ。
 ビートルズなんかまさにそうよ。
 ほいからワシゃモーツアルトの「魔笛」いうオペラが、えっと好きなんじゃが、あのオペラはよ、あのオペラこそよ、まさに光と闇、聖と俗の見事なアンサンブルなんよ。
 闇や俗が出しゃばるんじゃないんよ。やっぱ最後は聖なるもん光なんやらが待っとんじゃが、言うたらあの芸術の中で闇や俗は、あるがままに上手く融合されてよ、芸術的な昇華されちょるんよ。
 ダークサイドはほっておかれたり、無視されたりしてないんよ。ワシん思うに、ちゃんとそれなりの位置を与えられてよ、まあ上手くいやあ芸術んなって成仏しとるんよ。

 ワシゃ、こんビートルズやモーツアルトに、まさにこれからの行くべき道を見せられたように感じとるんよ。
 今二つに分かれたもんが、統合して一つの宇宙としてそのあるべき姿を完成させてく言うんかいの。

 なんよう、今日は難しうなってしもうたわい。
 キリンジのコンサートの話もあったんじゃが、又今度にするわい。
 ほいじゃ、これで。
 「2003.11.14(金)」晴・思わず絶賛

 「レット・イット・ビー・・・ネイキッド」を聴いたわいの。
 こりゃワシにとっちゃ予想外の収穫じゃった。
 確かに音は変わっとる。じゃあがなんよう、ワシにゃそれ以上のもんが聞こえて来よったで。

 正直今まで海賊盤やらで聴いとった音源を予想しょったけ、それ以上のもにゃならんじゃろうゆうて思うとったんじゃの。ま、せいぜいファンとしてマニアックなコレクションに一枚加わる程度じゃゆう風に思うとった。
 今までのオリジナルの「レット・イット・ビー」んアルバムは、ジョンレノンがその後に出しょった「ジョンの魂」に比べりゃ、テンションの点で劣るように感じとったんじゃがのう。
 それんこん「〜ネイキッド」聴くと全然気にならん。あの今までのビートルズのテンションの高さを維持しとるように聞こえてくるもんじゃでの。
 こん新しい曲順、音の良さ、空気、間、今の時代との兼ね合い、やっぱし何か大きう違っちょる。
 こん何かわからん感覚を言葉で表現しようとすりゃあ、どうしても月並みでキザになってもうてスマンが、やっぱし「神」っちゅう言葉が、1番当てはまるんじゃあ無いかゆうて思うちょるよ。
 ワシん思うに、同じビートルズの「ラバー・ソウル」ゆうアルバムん持っとる、シンプルさ・神秘さ・色気、音楽的充実度ゆうもんを、こん「〜ネイキッド」も実現しよるように感じるのよの。あの水準にいっちょる。
 今までの「レット・イット・ビー」んアルバムは、散漫じゃ言うて言われよる向きもあったが、今度んなあ、もっとエエ音出しよるよ。元は同じなのによ、編集で、こがな風によう変わるもんじゃの。
 なんよう、ポール(マッカートニー)がこん作品に、あれ程こだわった訳ん、ようわかったよう。これなら肌合いは違うけえが、質としちゃあ「アビー・ロード」に並べるかもしれんの。

 昔ビートルズはシンプルな所がええんじゃゆうて思うとった。
 じゃが今「〜ネイキッド」を聴きよると、シンプルさの合間から繊細で細い響きが聴いてとれるんじゃの。
 単にシンプルちゅうことじゃ無かったんじゃ。シンプルゆうよりゃ、なんようビートルズん、ずっうと保持し続けとる、音楽の黄金律みたあなもんが聞こえてくるんを、シンプルいうて感じとったようじゃの。
 昔はアルバムの中じゃ二軍いうように聞こえとった「フォー・ユー・ブルー」やらも、げに珠玉の曲として感じられるでの。
 こりゃあ、音が変わったんか、時代が変わったんか、それともわし自身が昔と変わったんじゃろか?。
 それにしてもよ。30年以上経っても、まだファンを驚かすビートルズいうバンドは、ほんに神に魅入られちょるよの。

 これを「レット・イット・ビー」のオリジナルアルバムとして、初めて接することのできる人は幸いじゃゆうて思うよう。
 今までのファンにゃ絶対買いじゃの。おまけのボーナスCDもつきよるでの。

 一つだけ言うちゃるが「ドント・レット・ミー・ダウン」だきゃあ、シングルの方がエエがの。
 「2003.11.12(水)」晴・あっと言う間にきっと年末

 水曜日の夜は、近ごろマシューTVの裏で、さまあ〜ずが出てるTBSの「新すぃ日本語」が結構面白くて、どっちも見なければと忙しいんです。テレ東の「ゴロッキーズ」も面白いし、正直しんどいです。僕もシンドイシンドイいう振りしながら芸能人の美女と一度でもデートしてみたいもんです。
 14日にはビートルズのニューアルバム「レットイットビーネイキッド」が出るそうで、勿論僕は購入します。
 今週は友人の結婚式、キリンジのコンサートがあり、その次の週からも、いろいろイベントがあり、公私共に忙しくなりそうで大変良かったです。

 なんよう、ワシ、なあ〜んか忘れちょらんかの?。
 「2003.11.10(月)」雨・前略こっちは相変わらずです

 なんよう、東京は寒いで。
 ワシゃ自慢じゃ無いけえが、冷蔵庫が無いでの。これからはこう寒きゃ、えっと助かるわ。ははは、はあ〜。
 負けんで、わしゃ。何にじゃ。人生にか。ゴキブリ?。
 ま、それはエエとして、今日のテレ朝の「アメトーク」の慎吾ちゃん(柳沢)おもろかったで。あれこそエンターテイメントじゃな。

 女子が何気に胸元確認しようて、うつむいた時の横顔とかよ、髪がハラっと下がるとこなんかよ、ワシゃ好きじゃの。
 ほいで言うてよ何んも別にありゃせんがの。
 あ〜あ。今日も又意味の無い戯れ言じゃったの。
 ま、こうして平和に日記書いとれるなあ、きっとありがたいことなんじゃろうの。

 アジエンスいうシャンプーやら何やらのCMに「初恋のきた道」のチャン・ツィイーが出とるが奇麗じゃの。映画ん時ゃ垢抜けん女子で、ま、それも良かったんじゃが、やっぱ女優なんじゃの。

 そーいやよ、PLAYBOYで出しとるDVDがあるんじゃが、それも外人の女子の奇麗な裸が見れてよ。これ前にWOWWOWでやっちょったがよ、ボカシが多かったんよ。DVDじゃボカシが結構少ないけの。これはいいんじゃよ。黒人もいるがよ、それも官能的でエエ。
 ん?、結局女子の裸なら何でもエエて?。
 ま、言うてみりゃ結局そがあなこんになるんかのう。ははは。完敗じゃ。・・・じゃのうて、11月11日、イイッ!イイッ!・・・の日に乾杯じゃ。。
 「2003.11.9(日)」曇時々小雨・ニューヨークの恋人

 WOWWOWでやっとった「ニューヨークの恋人」を観た。これが意外にえかったよう。メグ・ライアンのやつ。
 話としちゃあ確かに荒唐無稽なところもあるでの。「バックトゥザフューチャー」を意識したような所もあるんじゃが。
 じゃが観とって楽しゅうなったし、夢を感じた。
 若い頃の気難しいような頃に、もしこの映画があって観ておったら一笑に付しょったかもしれんけえが、今はこういう楽しゅうて心温まるなあエエわ。
 それにしてもよ。こん映画原題が「ケイト&レオポルド」ゆうことじゃが、ワシゃそっちん方が映画の雰囲気が伝わってきよってエエ思ったよう。洋画観よると、大抵原題の方がエエ思うのは、あれかのう、考えすぎかの?。勿論邦題がエエのもあるけの。日本人に受ける為にゃあ原題じゃインパクトが弱いんかの?。
 「2003.11.8(土)」晴時々曇・やっとミュージカル

 人生40年生きちょると、いろんなこん体験して来たように思いがちじゃが、まだやったことのないこたあ、えっとあるよの。
 よう考えたらワシゃまだミュージカルを生で見たことがなかったんじゃの。見たことあるかも知れなが、記憶に無いんじゃけえ、たぶん観ちょらんのじゃろう。
 フジテレビの「笑っていいとも」見ちょったらキャイーンの天野君やらが宣伝しちょった「天使は瞳を閉じて」ゆうミュージカルを、チケット取れたで今度見てみるこんにした。
 ちょうどワシも好きな純名りさ嬢も出ちょるけえ。曲作りよったのも杏里やあらデーモン小暮やらで、それもなんよう楽しみじゃけえの。
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