Monologue2002-55 (2002.12.1〜2002.12.7)
 「2002.12.7(土)」雨・ネタ祭り

 雨だったけど、おとといに引き続いて新宿のルミネで吉本のライブを見て来た。天気は今ひとつながら休日ということもあってか、ツアーの団体客などもいて盛況だったようだ。

 今日はネタ祭り、と称して新喜劇は無く、芸人のネタのオンパレード。
 ラインナップは、Bコース、野生爆弾、はりけ〜んず、三瓶、2丁拳銃、ハリガネロック、インパルス、ハローバイバイ、COWCOW、木村祐一。

 Bコース、2丁拳銃、COWCOW、木村祐一が良かったよ。
 Bコースは若手のトリオで、勢いがあって小気味良いテンポで笑わせてくれた。
 2丁拳銃は小堀氏のボケも一層磨きがかかって、川谷氏のツッコミも切れが良かったし風格も出て来たみたい。たぶん今日は一番ウケテたんじゃないかな。
 COWCOWは、自分達を”うまい棒”という菓子に見立てて、尚且つそのカブリ物を被ってのコント。テンポの関係上ドカンドカンて感じじゃ無かったけど、会場の心は掴んでいたようだ。
 木村氏はベテランの余裕で、モノに突っ込むネタで笑わせてくれた。入りと出の態度がメチャクチャ腰が低いというか丁寧且つフレンドリー且つシャイで、テレビで見る毒舌キャラとはちょっとイメージが違って、とても新鮮だった。

 そうそう、前説に今日のラインアップではいなかったんだけど、品川庄司の品川氏が出て来た。
 会場は最初はテンションが低くて、前説の芸人さんも大変そうなんだけど、品川氏はさすが力で場の雰囲気を作って客を引きつけてたみたい。やっぱ才能あるんだろうね。
 大勢の他人を一定の時間何度もドッと笑わせるのって考えてみると難しいことだよ。ネタを作る技術も必要だけど、場の空気を掴んだり、間合いを取ったり、そういうテキストを超えた技術が不可欠なんだろうね。これはもう”お笑い”を超えて、人とのコミュニケーションの領域に入ってくる問題だよね。

 おととい・今日、と生のお笑いライブを体験したけど、なんかこう言い知れぬパワーを貰った気がするね。大げさだけど”生きてる”って感じがするよ。とてもいろんな意味で刺激されるね。
 僕の普段の生活は、どうもボルテージの低〜いレベルで生活していて、それじゃいけない、というか、自分はまだまだ全然力を出しきっていないんじゃないか、って気にすらなってくるね。
 今の生活を、生活意識を、創造的・活動的という点で、もっとハイレベルに、せめてもう1段階くらい上のレベルにもっていかないといけないんじゃないか?、そういう疑問がフツフツ沸いて来たよ。普段は、ガス欠・エンストで、まともに走ったことねえよ、って感じ。
 電車で不快なオッサンにムカツいたり、喰う為の不本意な仕事が諸悪の根源だ云々、だなどと不平不満をグダグダ言ったりしてる場合じゃないんだろうな、きっと。そのエネルギーをもっと価値あるモノに凝縮していれば、何か出来てたかもしれないんだな、これが・・・。まず意識を変えないと、人生も変わっていかないんだろうな、きっと。やれやれ。もしかして今までかなりのロス?

 ちなみに僕みたいなモテナイ独身青年、略してMDS「MotenaiDokusinSeinen」(日本語かいっ!)は勿論一人なんだけど、今日の僕の隣の席の女の子も一人だったようだ。他にも結構若い女の子一人で来てる子がいるみたい。こういう一人でもお笑いライブに来ちゃう女の子達は、まさに今のお笑い文化を影で支えている剛の者達だよね。

 全く吉本とは関係無いんだけど、この生のライブ見たおかげで、今まで眠っていた、てゆーか、敢えて封印していた”生のモーニング娘”をとっても見てみたい、って気持ちがムクムクと頭をモタゲテ来た。きっと感動且つ刺激的だろ〜な〜・・・妄想・妄想・妄想・・・。
 ”子曰く40にして惑わず”、だけど、”子曰く40にして生朝娘不可視”、とは言って無いからね。
 見るよ。いつかきっと。いや、見なくちゃいけない。絶対見るぞー!。見なきゃ呪ってやるっ!(恐くなっとるぞ、おいっ!)。

 「2002.12.6(金)」晴後曇・リニモ

 僕の小さい頃、リニアモーターカーが世界最速の未来の列車として雑誌などに紹介されていた。
 あれから30年以上経った。
 その後時々リニアモーターカーの実験は行なっているらしい、ということはたまにやるニュースなどで知り得てはいた。

 しかし未だリニアモーターカーが実用化する、という話は入って無かった。
 これだけ技術革新の目覚ましいわが国で、リニアモーターカーだけは、どうなっちゃったのかな?、もう諦めちゃったのかな?、などと思っていたら、ようやくのことで名古屋の東部丘陵線(愛称はリニモだそうだ)の車両に採用されることになったらしい。
 これは2005年開催の「愛・地球博」会場へのアクセスとなる予定だそうだ。
 東京の”ゆりかもめ”みたいなイメージで、どうやら僕の小さい頃紹介されていた世界最速の弾丸列車デビューでは無いようだ。
 ともあれ、ようやくリニアモーターカーが陽の目を見たようで、僕もなんだかホッとしてしまっている今日此の頃だ。
 「愛・地球博」、これに乗る為だけでも行ってみよかな。

 「2002.12.5(木)」晴・Fandango!

 この間吉本興業がやってるFandango!というファンクラブの会員になった。ファンダンゴの特典として新宿のルミネでやってるライブのチケットが優先的に取れる。
 今日は、そのライブを見て来たよ。

 ”7じー9じ”、というやつで文字通り午後の7時から9時まで。今日は前半はネタ、後半は新喜劇だ。
 会場はほとんど女性。僕などつい涎が出てしまいそうな男女比であるが、中には純然たるオッサン、しかもなぜか着席してもコートもマフラーも取らないオッサンなどもいた。昔からの新喜劇ファンだろうか。
 今日は立ち見が出ていたようだ。

 前説の新人コンビが最初の会場の沈んだ空気に巧く対応できず四苦八苦していた。
 確かに最初は大阪で吉本を見た時と違って、東京独特というのか変に冷たい空気があった。

 ところがトップバッターのガレッジセールの表示が場内のモニターに映し出されるや否や、会場が一気にHeat up!。続いてゴリ、河田の二人が出てくると場内は大歓声である。まるでイーグルス日本公演しょっぱなから、ホテルカリフォルニアッ!、みたいな・・・。ちと比喩が古すぎましたかな。

 ともあれガレッジセールをトップに持って来たのは大成功。一瞬で観客の心を掴んだね。すごいパワーである。
 以降会場も程良く暖まり、結構ドカンドカンきていた。
 一度あたたまると、結構しょうもないギャグでもドカンドカン受けるもんだ。これが生のパワーなんだよね。テレビで見てると冷静に見てるけど、生だと、その空気でも笑えちゃうんだよね。

 ちなみに今日のネタコンビのラインナップは、ガレッジ、森三中、チャイルドマシーン、海原やすよともこ、極楽とんぼ。
 ガレッジ以外は登場時の歓声が普通で、芸人さんも最初チョットやりづらそうだったけど、一度大きなドカンがくると、以降は安心して乗ってやっていたようだ。やっぱり”ツカミ”は大事みたいだね。
 僕の後ろの席の客なぞは、どの芸人のネタでも大受けしていて、さぞ芸人にとっては有り難い客だっただろう。よくテレビで見てると、つまんないギャグでも大受けしている客がいるのが不思議だったが、今日の僕の後ろの客はまさにそれだ。しかし、実際生で見ていると、確かにその会場の空気で自分も笑ってしまうから不思議だ。後ろの客のことはトヤカク言え無い。

 後半は新喜劇。
 石田靖氏を座長とした、東京用なのか、いつもの新喜劇とは違う新しいメンツでやっているみたいだ。
 有名どこでは島田珠代嬢がいた。あと福山雅治の物真似をする大山英雄氏、それから僕の好きだった元ジャリズムの山下しげのり氏もいた。
 前半のネタで既に、観客には結構満腹感みたいのが漂っていて、新喜劇は流すぞ、みたいな空気も無きにしも非ずだったが、とんでもなかった。
 今日の新喜劇は結構いけてた。女性客は割に若手のお笑いコンビが目当てで新喜劇は今一つ、みたいなとこがあるけど、今日は僕の回りの女性客も腹を抱えるぐらいに受けていた。勿論僕の後ろの客も、である。
 あの新喜劇のウリのベタベタギャグも、そんなある訳では無く、最初はちと心配でもあったが、次第に会場の空気を巧く掴んで、アドリブみたいのありーの、まさに新喜劇という感じのボケてボケてボケ倒すありーの、でテンポ良く笑わせてくれた。客も笑い疲れるくらいだったようだ。2丁拳銃の小堀氏のボケがかなりウケてたね。

 僕も大満足だったね。
 今月来月と何日か又チケットを取った。できれば最低これから月1回くらいは行きたいな。
 今見てみたいのはダイノジ、COWCOWという若手グループ。日にちが会えばDonDokoDonや雨上がり決死隊なども見たいね。今後三瓶や中川家、品川庄司は見る予定だよ。年末はナインティナインも出るらしいけど、都合がわからないのでパスした。ちょっと後悔。
 ともあれ、これで一回3500円は安いよ。あっ、ちなみに席もかなりいい席。今日は前から6列め。一番前って日もあるんだよ。

 「2002.12.4(水)」雨後晴・ひとこと その3

 事件は会議室で起ってるんじゃなーいっ!・・・げん、こつ山のタヌキさーんっ!。

 「2002.12.3(火)」晴・ひとこと その2

 今日は女性の名前を間違えてしまったーっ!、情けなーいっ!。

 「2002.12.2(月)」曇一時雨・ひとこと

 清水ミチコ女史の、えなりかずきの物真似、超ウケルーっ。

 「2002.12.1(日)」曇時々雨・目やにじゃない

 携帯を持って1年経った。9月に機種変更したので、1年も経った感じがしなかったが、確かに数字の上では1年経過した。

 今日僕の携帯とハンドヘルドPCのカシオペアを繋ぐカードとケーブル買おうと見に行ったけど、もう形式が古くて販売終了しちゃったらしいね。哀しいーっ。時代はUSB接続、超小型ノートパソコン、PDA、と僕のは何から何かまで時代遅れになっちゃった。
 確かに今は出先で何か文章などを思い付いても、携帯メールで自分のパソコンに送っちゃえば事足りるし、メモ自体も携帯でできちゃうし、画面もモノクロのハンドヘルドPCの出る幕なんか無くなっちゃたよ。

 こと技術的なことに関して言うと時代の潮流は本当早くなってるね。
 そう言えば昔は女の子と知り合いになりたい時には、自宅の電話番号をオドオドしながら教えてもらってたけど、今はメヤニを聞けばいいんでしょ。気楽になったもんだよね。
 ん?。目やにじゃない?。・・・あっ、メ・ア・ド、メアドね。そうそう、メアド、メアド、メールアドレスを略してメアドね(図ったな・・・)。

 今僕の携帯の着信音は、ホイットニーヒューストンの最初のアルバムに入ってる”All at once”という歌。
 聴いたことある人はわかるかもしれないけど、これイントロのピアノがいいんだよね。
 当時流行ってたYAMAHADX7っていうキーボード系の音色と、やっぱり当時全盛のブラックコンテンポラリーと呼ばれていた黒人系のバラード系の定番的なキーボードフレーズ。僕の携帯だと、この音が原曲のあの音とソックリなんだよ。これがとっても嬉しいんだよね。
 僕は大学留年して埼玉の大宮にいた時に”All at once”を良く聴いていて、その頃の青臭い甘酸っぱい感じが思い出されてとってもいいよ。もう17年前の歌になっちゃった。当時は最先端だったのにな。

 でも携帯の着信音、普段はほとんどマナーモードで聴けないんだけどね。
 だから家で、時折携帯取り出して、このイントロを聴いて一人ほくそ笑んでるよ。
 ん?。だったら原曲聴きなさいって?。ご、ご、ご尤もっ!。

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